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2009年8月26日 (水)

CD聴盤日記(8/26):Del-Lords(Eric Ambel在籍バンド)ご紹介

Del-Lords は、70年代のニューヨークパンクバンド、Dictators の
Scott Kempner と、Joan Jett バンドに在籍していた Eric Ambel を中心に
結成され、84年にデビューアルバムをリリース。
Dictators とも Joan Jett とも違った、ロカビリー~ロックンロールを
ベースにしたアメリカン・ルーツ・ロックのバンド。
90年にリリースした5枚目のアルバムを持って解散。
原因は、中心人物の Scott Kempner と Eric Ambel の不仲説が有力。
解散後は、Scott もEric も各々音楽活動は継続しており、ソロアルバムも
オリジナル物は2枚ずつリリースしている。
Scott は、Dictators の再結成や、ベテランロッカー、Dion のサポート
などでも活躍している。
一方 Eric Ambel の方は"Roscoe"をミドル・ネームに入れて、オルタナ・
カントリー界のプロデューサーとして、Steve Earle のようなベテランから
若手の無名バンドまで多数のバンドを手がけているボス的存在となっている。
面白いのは、Scott も Eric も仲違いしているとは言いながら、それぞれの
ソロアルバムのプロデューサーには、Del-Lords のファーストアルバムの
プロデュースを手掛けた Lou Whitney(彼も又、インディー畑のルーツ・
ロック界では大物の名プロデューサー。彼自信も Skeletons,Morrelesとい
ルーツ・ロックバンドのミュージシャンとして活動中。いずれこのブログ
でも紹介したい)を起用している。音楽性が全く違うということでもないし、
Del-Lords のアルバムも次々とCDで再リリースされていることだし、仲
直りをして欲しいものである。
尚、バンドの中心メンバー二人が不仲でバンド解散したが、その後何年も
たったあとで、仲直りをして、タッグを組み直した例は色々ある。
dB's の Peter Holsapple と Chris Stamey は、Holsapple & Stamey
というヂュオ名でアルバムを2枚も出したし、Rockpile の Dave Edmunds
とNick Lowe は一方のアルバムのプロデュースをしたりしている。
Scott と Eric も同じCDで名前を見たいなあ。

今日は Del-lords 編

Photo_2  

上段左:Frontier Days
 デビューアルバム。イギリスの好き物レーベルの Demon から84年に
 リリースされ、アメリカでは Enigma からリリースされた。
 ロカビリーをベースにしたルーツ・ロックで、軽快な演奏を披露。
 パンクやガレージ色はゼロ。ストレートなアメリカン・ロックとなって
 いる。このアルバムは今年初めてCD化された。
 勿論ボーナストラック付きである。
 
上段中:Johnny Comes Marching Home
 86年のセカンド。このアルバムはメジャーのEMI配給となった。
 そのせいか、プロデューサーには Pat Benator の旦那 Neil Geraldo
 が起用された。演奏形態もロカビリー路線は影を潜め、王道のアメリカ
 ン・ロックスタイルとなる。
 ゲストも多数参加。Pat Benator もボーカルで参加している。
 EMIというメジャー物であっただけに、このセカンドはもっと早く
 CD化されることを期待していたが、ファースト同様、今年までCD化
 はされなかった。これ又ボーナストラック付きのでCD化である。

上段右:Based on a True Story
 88年のサード。ここでレーベルはEnigma に戻った。しかし、プロデュ
 ーサーには前作と同じく Neil Geraldo を起用。ゲストも又前作以上に
 参加している。ここでサウンド面に少し変化が現れた。
 ガレージ色が加わり、よりパワフルな方向になった。
 それと同時に、時代を反映してか、シンセ音の人工音が加わるようになった。
 まあ、許容範囲ではあるが、少し危険な雰囲気が漂い出したのは事実。
 このアルバムは発売時点からCDでもリリースされている。
 私CDバカは、今年再発されたこのアルバムをボーナス・トラック目当てに
 購入しています。

下段左:Howlin at the Halloween
 88年のライブ盤。7曲入りのEP盤である。レーベルは Enigma 傘下の
 Restless から。スタジオ盤に遜色のない録音で、演奏もオリジナルバンド
 メンバー4人だけのシンプルな構成で、息もピッタリのバンドアンサンブル
 を披露している。とてもこの次のアルバムを最後に解散するとは思えない。
 残念である。

下段中:Lovers Who Wander
 最後のオリジナルアルバムで90年作。Enigma から。
 メインプロデューサーはメジャー系の Thom Panumzio で、一部、Lou
  Whitney が手掛けている。
 落ち着いたジャケットデザインの雰囲気の通り、全体を静かな雰囲気が覆っ
 ている。ミドル~スローテンポの楽曲が中心となり、演奏もクールな印象
 となり、まあ、もともと泥臭さは薄い方であるが、都会的な雰囲気が漂う
 ルーツ・ロックとなっている。
 今聴き直してみると、Del-Lords はどこかやんちゃな雰囲気があり、これ
 はEric Ambel のソロに通じている。一方 Scott Kempner のソロはどこか
 洗練された雰囲気があり、このDel-Lords の最後のアルバムは Scott
  Kempner 色が濃厚に漂っている。
 この当たりが二人の微妙な音楽性の違いとなって表面化し、解散に至った
 ような気がする。

下段右:Get Tough
 これは99年に発売されたベスト盤。18曲中、2曲はこのベスト盤のみ
 の収録曲。この時点でまだCD化されなかった1st、2ndから9曲収
 録されていたのが嬉しかった。
 Scott Kempner がライナーも寄せているし、Del-Lords 入門盤としては
 最適な一枚と思う。

以上、Del-Lords 編でした。
明日は Scott Kempner と Eric Ambel のソロ編の予定。

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