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2009年8月27日 (木)

CD聴盤日記(8/27):Eric Ambel と Scott Kempner ご紹介

昨日の Del-Lords に引き続き、今日は中心人物二人のソロワークスを紹介。
先ずはEric'Roscoe'Ambel から。

2
上段左:Rosco's Gang
 Del-Lords が未だ解散する雰囲気を出していない88年にリリースされた
 1stソロ。レーベルはバンドと同じ Enigma から。
 ロデオのジャケットデザインからも想像出来るよう、アメリカーナな雰囲
 気濃厚なルーツ・ロックに仕上がっている。
 楽曲もアップテンポな曲が多く、明るくパワフルな演奏で、Eric が本当に
 楽しんで演奏している雰囲気が伝わってくる。
 場末の酒場で飲んだくれ相手に賑やかに演奏しているような場面が浮かん
 でくる。アメリカ版パブ・ロックといったパーティーミュージックである。
 プロデュースは Lou Whitney と自身で担当。
 バンドは Eric Ambel 以外は、Lou Whitney が率いる Skeletons がつとめ
 ている。ゲストには、80年代のUSインディー・ポップシーンを代表する
 Syd Straw,Peter Holsapple,Skid Roper 等が参加。
 Del-Lords では見られなかったカントリーフレイバーがどっさりのポップな
 演奏となっている。
 
上段中:Loud & Lonsome
 2ndソロ作で94年リリース。バンド解散4年後のアルバム。
 レーベルはヨーロッパのインディーでSurvival から。アメリカ本国では、
 一年後に East Side Digital からリリースされた。以降、Eric はこのレー
 ベルを活動の拠点として、このレーベルから Blood Oranges,Go To Blazes,
  Bottle Rockets など、数多くのバンドをプロデュースして世に送り出し、
 オルタナ・カントリーシーンを築いた。自らも、Yayhoos! というバンドを
 Dan Baird(Georgia Satellites),Terry Anderson(Woods)と結成し、レーベ
 ルサンプラーの中に貴重な音源を残している。
 この2ndソロは、Eric のオルタナ・カントリーのプロデューサーとしての
 気質を伺わせるような、歪んで尖がったギターが炸裂。
 敬愛するという Neil Young の尖がったプレイをなぞっているかのようで
 ある。ゲスト陣も、この後の付き合いが深くなる Terry Anderson,
  Dan Baird,Gregg Trooper などが参加している。
 しかし、ほんわかしたカントリー曲もあり、タイトル通り Loud な面と、
 Lonsome な面が同居した、オルタナ・カントリーのスタイルを定義して
 いるのかも知れない。
 オルタナ・カントリー~オルタナ・ルーツ・ロックの先駆的作品である。

上段右:Knucklehead
 ずっとプロデューサー業で多忙を極めていたらしく、ソロ作は大分ご無沙汰
 となっていたが、2004年にようやく3rdがリリース。しかしこれは純粋
 なオリジナルアルバムではなく、ソロ転向後のお蔵入り音源集で一種のベス
 ト盤的な趣となっている。
 レーベルは Lakeside Lounge Records というインディーから。

Eric "Roscoe" Amebl のプロデュース作品や、バンド参加作品は非常に多数で
一気紹介は不可能。いずれここでアップしたい。

次はScott Kempner。
下段左:Tenement Angels
 92年発売の1stソロ作。バンド解散後の2年後にようやくリリースされた。
 ジャケット雰囲気は Del-Lords 最後のアルバムとよく似ている。
 プロデュースは Lou Whitney で、バックは Eric Ambel の1stソロと全く
 同じ、Skeletons で固めている。
 しかし、演奏は、カントリー色のないルーツ・ロック~アメリカン・ロック
 で、Del-Lords のラストアルバムに雰囲気が非常によく似ている。
 決してアダルトではないが、落ち着き感のある大人のルーツ・ロックとなっ
 ており、パーティー~バー・バンドのような陽気さを持ったEric Ambel の
 ソロとは対照的となっている。
 この後、Scott Kempnerは他アーティスト作品へのゲスト参加程度にしか登場
 しない。しかし ベテランロッカー Dion のサポートや、Dictators の再結成
 などを経て、昨年2008年にようやく2ndアルバムをリリースした。

下段中:Saving Grace
 昨年16年振りにリリースされた2ndソロ。
 演奏スタイルは1stソロと基本的に同じ。バックは曲毎に変る。
 しかし、ドラムとベースは、ほぼ一緒。ドラムは Del-Lords 時代からの
 Franc Funaro,ベースは元 Smitherenns の Mike Mesarosで、Dion のサポート
 バンドメンバーとしてもクレジットされていたので、その縁での参加だろう。
 渋みの増したボーカルと落ち着き感のあるルーツ・ロックサウンドで、オルタ
 ナサウンドとは一線を画している。

下段右:Dion'N'Little Kings -Live In A New York-
 Dion のバックに徹したライブアルバムで2001年作。
 ボーカルにDionを起用した Del-Lords という見方も出来そうなほど、
 Del-Lords している。
 Dion のボーカルも非常に味わいがあり、一見ミスマッチな組合せは非常に
 成功していると言える。
 是非スタジオ盤でもリリースしてほしい組合せである。

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