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2009年10月13日 (火)

CD聴盤日記(10/13):Mitch Easter の紹介

今月の受取CDは昨日で聴盤完了。なので久々に本日は特定アーティストの
聴盤(紹介)としました。
カテゴリーに挙げている中から、Mitch Easter です。

Mitch Easter は Don Dixon と並んで80年代USインディーズシーンの最
重要プロデューサーの一人として大活躍。今やメジャー中のメジャーバンド
となった R.E.M. は Don Dixon と Mitch Easter の共同プロデュースでデ
ビュー。2ndまではこのコンビでの作品。
Mitch Easter のプロデュースの特徴はギター・サウンド。
アコースティクさとノイジーさの絶妙なバランス。
現在はパワー・ポップ物を多く手掛けていて、07年には自身も初のソロアル
バムを出すなど、現役大活躍中。
元々は Let's Active というニューウェーブ系のバンドを組んでいて、80年
代には、I.R.S. から4枚のアルバムを出している。
90年代に入るとバンド活動は無くなるものの、プロデュースとゲスト参加で
ミュージシャンとしての活動が途切れることはない。
そんな Mitch Easter のアーティストとしての作品紹介と、プロデュースワー
クの中から、個人的なベスト3を紹介。

1.Sneakers 時代(最初期活動)
 Sneakers は後のdB'sの中心人物となる Chris Stamey と Mitch Easter がコン
 ビで活動したバンドで、75年から78年まで続いた。
 シングル盤中心でレコードをリリースしたが、主要な音源は、2種類のCDで
 聴くことが出来る。尚、この2枚のCDはほぼ同じ内容。
 Don Dixon がプロデュースで参加していたり、後の dB's メンバーである Gene
  Holer,Will Rigby 等が参加している。
 Peter Holsapple がいないだけで、実質これが dB's 前身バンドと言える。

 Sneakers -Racket-
 C02085d82k5  

 これは92年にESDというインディーズからリリースされたもの。19曲
 収録されている。
 アコースティックな味わいのギター・ポップで、メロディーや演奏全体の雰囲
 気は完全に80年代のもの。いわゆる70年代っぽい感じは全くない。
 そういう意味では10年近く先取りしたサウンドと言えるかも知れない。
 すこしひねったメロディーはニューウェーブの雰囲気で、軽いシンセサウンド
 も独特な味わいになっている。
  
 Sneakers -Non Sequitur Of Silence-
 I15128fsif2  

 06年に Collectors Choice Music という再発レーベルからリリースされた。
 恐らく、前掲の92年盤の再発というニュアンスが強いと思う。
 局数は2曲だけ多い。マスタリングもし直したようには聞こえないので、92
 年物を持っていれば特に購入の必要は無いと思うが、私がこれを購入した時に
 は、ジャケットもタイトルも全く違うので、多少の曲のダブリはあっても、別
 物と思い込んで購入してしまった。

2.Let's Active 時代(メインのバンド活動期)
 Mitch Easter と他2人の3人組みのバンドで、結成は81年。
 83年に6曲入りのミニアルバムでI.R.S.からレコードデビューしている。
 フルアルバムは84年で、以降2枚のアルバムをリリースして活動は休止した。
 最初の2枚は89年に1枚のCDにまとめられて再発された。

 Let's Active -Cypress/Afoot-
 G00979iv73v  

 83年のデビューミニアルバムと、84年のフルアルバムを1枚のCDに収めた
 もの。89年にI.R.S. からリリースされたが、今世紀に入って Collectors
  Choice から再発されている。
 演奏はニューウェーブ掛かった明るいギター・ポップ。キラキラしたギター・サ
 ウンドと、鼻に掛かった線の細いボーカルが特徴。
 プロデュースはバンド自身と Don Dixon である。
 初期の Marshall Crenshaw のアルバムに非常に雰囲気が似ている。
 Marshall Crenshaw も、デビューから数枚までは、Mitch Easter と Don Dixon
 が関わっていたので、当たり前かもしれない。
 今の耳で聴いても、いわゆる古臭い楽曲、演奏という感じは全くしない。
  

 Let's Active -Big Plans for Everybody-
 E69834f1y2q  

 86年リリースの2ndアルバム。 
 これは出だしからして非常にニューウェーブ掛かった音作りで、シンセ音が前面
 に出ている。しかし、素直なギター・ポップもあり、キーボードサウンドとギター
 サウンドの間で揺れ動いているような、そんな中途半端な感じを受ける。
 
 
 Let's Active -Every Dog Has His Day-
 E699326sl4e  

 88年のラストアルバム。
 前作での中途半端さを反省してか、プロデューサーに John Leckie を起用した。
 独特なエコー感を持ったギター・サウンドで、ポップなメロディとの相性も良く、
 この時代のインディー・ギター・ポップを代表するアルバムに仕上がっている。

3.ソロ作
 Mitch Easter のソロアルバムは07年リリースの1枚だけである。
 本業はプロデューサーと言っても良いので仕方ないが、もったいないと思うのも
 事実。
 ソロ作は。Let's Active とは違い、シンセ音の無い、ストレートなギター・ロッ
 ク。もっとリリースして欲しい!!

 Mitch Easter -Dynamico-
 I38581aded3  

 「うわ~、ニューウェーブ、オルタナっぽいジャケットデザイン!!」と思い
 少し警戒したが、出だしでこの懸念は払拭された。
 ストレートで骨太なギター・ロックアルバムである。ズンズンという力強いメタ
 リックとも思えるベースのリズムに、キラキラしたギターサウンドが絡む、メタ
 リック・パワー・ポップとでも命名したいような独特な演奏である。
 ドライブ感もあり、ノリと心地良いメロディーの両方が味わえるアルバムである。

4.プロデュース作
 何十枚もあるプロデュースワークなので、ベスト5とか本当に難しいが、ここは
 考えずに、パッと頭に浮かんだものをベスト5としたい。
 各アルバムの紹介は又次回。
 

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