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2010年3月 2日 (火)

読書日記:山田正紀「神狩り」

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 最初にこの小説を読んだのは25年以上前の大学生の時。小説のストーリーは
 覚えていないけど、なぜか感想だけは覚えている。
 「大げさなだけの小説」という感想である。ストーリー的な面白さはなかった
 と記憶している。
 今回、四半世紀振りに再読して、ストリーを確認し、感想が同じであることを
 再確認した。

 現在の人間には理解出来ない言語体系を持つ存在というだけで、これを神と勝
 手に決め込み、なぜかは分からないが、この神と戦うという話である。
 この言語体系を解き明かすことが神との戦いであるかのような話の展開である
 が、なぜ神との戦いに繋がるのか理解出来ない。
 又、主人公の周辺人物は皆死んでしまうが、これを又神のせいとしているが、
 人間同士の戦いの果てに死んだようにか表現されていない。
 唯一、吉村老人だけが神と戦って死んだとされているが、そういっているのは
 ジャクソンの手紙の中だけであり、実際に、その戦いの様子は小説の中には具
 体的には描かれていない。
  神と戦うと盛んにアピールだけしておいて、結局人間同士の戦いしか描かれず、
 神自身は一向に登場しないし、描かれない。最後に、又、神と戦うという決意
 をし直してお終いという、結局何も解決しないまま終了してしまった。
 どう考えても、神との戦いを直接的に描く本編無しには終われないはずととい
 う意味で、この小説は実に長大なプロローグと言える。

 さて、ではなぜ、わざわざ25年以上前に読んだ、面白いと思わなかった小説
 を再読したのか。
 それは、この小説の本編と期待する「神狩り2」を購入したからで、これを読
 む前にオリジナルを読み直さねばと思ったため。
 まあ、オリジナルが未読でも楽しめるという書評を目にはしたものの、やはり
 続編であるからには、その面白さをちゃんと味わうために、もう一度オリジナ
 ル「神狩り」を読んでから、「2」を読もうと思った次第。
 長大なプロローグの後の本編だけに、その期待は大きい。

 さてさて、パート2で、「神」の正体をどのように描いてくれるのか。
 火星の運河を神の文字であるとまでした後だけに、これをどう料理するのか。
 高橋克彦のように、デニケンの宇宙人説を別な角度から徹底証明するような展
 開を見せるのか、それとも、瀬名秀明が提示したよな脳科学で説明を試みるのか。
 果て又、山本弘のように、超常現象から神の存在を間接的に導き出すような
 手法をとるのか。
 楽しみである。

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