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2012年1月

2012年1月29日 (日)

待望のプリ・アンプ TAD‐C600到着です!!

昨年末の購入契約から約一ヶ月、ようやくTAD‐C600が無事に到着しました。

1.プリ・アンプの買い替え理由は?
これまで使用していたプリ・アンプ アキュフェーズ C‐2400は購入してからほぼ丸8年が経ちました。
同時に購入していたパワー・アンプ アキュフェーズ P‐5000は、購入から丸5年後の2009年4月に、アキュフェーズ
‐65に交替していて、この時から、次はプリ・アンプだなと考えていました。
買い替え理由は一つ。「購入から5年が経ったから」なのです。
これは、実はアキュフェーズ社の役員の方が、A‐65の試聴会の時に、「うちの製品サイクルは大体5年サイクルでして...」
とお話され、これに触発されて「自分のプリもパワーも買ってから5年経つなあ~」と思ったことがきっかけでした。
そこで先ずパワー・アンプを買い替え、次がプリ・アンプと考えていたのです。

アキュフェーズ C‐2400のボリューム機構AAVAには本当に関心していて、AAVAの無いプリ・アンプは考えられないとすら思っていたので、買い替え候補のナンバー1は勿論アキュフェーズ製品でした。
しかし、2年前の2010年5月に、TAD社のCDプレーヤーD600を導入したことで、プリ・アンプにもTAD製品が候補に
入って来たのです。
でも、その時点ではまだTAD製プリは影も形も見えず、又、アキュフェーズも創業40周年記念モデルのプリ・アンプの登場の噂され
ていたので、気長に待とうと思っていました。
途中、TAD‐C2000というプリが発売され、遂に出たか!!と思って内容を確認すると、どうも、600番台のシリーズとは
違う感じで、実際お披露目された時の説明でも別系統のコンセプトということで、少し肩透かしな感を持ちました。
又、アキュフェーズからはC‐3800が発売され、気持ちがググっと傾きかけましたが、D600導入直後ということもあって踏
みとどまりました。
そして、昨年10月、遂に本命C600の登場が発表され、11月に製品がお披露目されました。
値段は、予想よりも低めで、これ位であってくれと願っていた値でした。
一番気になっていたボリューム機構は、固定抵抗体のラダー型電子ボリュームということで、AAVAに劣るのではないかと心配し
ましたが、試聴会で開発者の方にしつこく質問をさせて頂いて、使用部品間の特性誤差は測定不能レベルであること等、製品設計、部品の選択に懸ける思いの深さを知り、又、左右の音量バランスの調整方法も、一つボリュームで調整するのではなく、左右独立ボリュームで別々に調整出来ることを知り、AAVAでなくとも心配ないことを確信し、導入を決めました。

2.搬入前夜
予定通り、一昨日の1月27日(金)に納品されました。
前夜の26日の夜は、C‐2400との別れを惜しむべく、聴きなれたCDを聴き返していました。
そして夜中0時過ぎに、翌日の引き取りに向けて、結線を全て外し、メインリスニングルームの2階から1階に降ろし、元箱に梱包
しました。20キロ程度の重さですが、やはり結構重かった。
翌日には、電源部が別で、29キロもあるC600を迎え入れるのですから、思いやられます(とか言いながら、内心はニヤニヤで
した)。
そして、C600を迎え入れる当日の朝、大事なことを忘れていることに気付きました。
スピーカー・ケーブルの繋ぎ変えです。
これまでのアキュフェーズC‐2400と、今度のTAD‐C600は、バランス接続の2番と3番の極性が逆なので、スピーカー
の接続をプラス、マイナスを逆転させないと逆相になってしまうのです。
念のため、パイオニア社と、アキュフェーズ社の両方に今回の接続事情を伝え、単純にスピーカー接続のプラス、マイナスのひっく
り返しだけで問題がないかを確認し、問題無しの回答を受けていました。
特にアキュフェーズパワー・アンプ A‐65では、バランス入力時に2番と3番が逆転して接続されていても、内部回路の動作上
全く問題が無いことの回答を頂けたので、安心して逆転接続で使用することにしました。
それを思い出し、繋ぎ変えを行なって、いよいよ迎い入れ準備は完了です。

3.搬入、そして元箱は...
2012_0129_162833uni_0464_2 到着したのがこの箱です。一辺約60センチのほぼ立方体です。大きさをイメージしやすくするため、箱の上に雑誌オーディオ・アクセサリを置いてみました。
面積的には並みですが、高さが普通の倍位だと思います。

販売店の方1名と、パイオニア社2名の3名でお運び頂きました。本当にありがたいです。
先ずはこの巨大な箱からの取り出しです。
この大きさと、重さ(中身の正味重量が44キロで、箱を含めると54キロ)ですから、家の中に持ち込む前に、外(屋内駐車場)
で開梱し、中身を一つずつ運び入れて頂きました。
電源部、本体、付属品箱、そして元箱自体と何度も外と内を往復頂きました。
元箱は、3階にある収納庫(D600の元箱が入っている)に入れる予定でした。
C600D600よりも体積は小さいので、元箱も同じ大きさか少しコンパクトになっていると思っていたのですが、残念なこ
とに、一番短い辺でも約60センチで、3階に上げることが出来ません(3階に登る階段には、壁一面のCD棚を設置したので、横幅が60センチ無いのです)。
なので、元箱は一階の部屋にそのまま鎮座ましますこととなってしまいました。

4.いよいよ設置です
これが設置後の姿です。
Photo_8 下段のCDプレーヤーD600との組み合わせで、完全にロボット顔です。
当初は、前任者と同じに最下段に設置しようと考えていたのですが、そうすると、間にマランツSA‐7S1が入り、せっかくの
600との見た目の連続性が無くなってしまいます。
又、フォノイコライザーの追加と、C600の接続端子がC‐2400よりも少なくなることから、ライン
セレクタも追加しているので、この一台のラックに収まらないことから、結局、MDデッキを外出しし、マランツSA‐7S1を右の棚に移動し、この並びに収まりました。
2012_0129_173634uni_0466 設置で苦労したのは、パワー・アンプとの接続です。
このプリ・アンプC600は、完全なツイン・モノ構成になっていて、左右非対称なのです。
そのため、左右の端子間隔が広く、これまでより、30センチ程長さが余計に必要になり、結果、パワー・アンプの位置を手前に引
き出すことになりました。
でもそれ以外は、電源ボックスも、本体も最上段にポン置き出来るように準備していたので、とてもスムーズに行きました。
2012_0129_174703uni_0472_2 ちなみに、電源ボックスの2段ラックは自作です。
近所のDIYショップで、棚板、足、中間柱を色々見繕い、組み合わせました。
我ながらピッタリのサイズに仕上げることが出来、なかなかな出来栄えと自画自賛です。
見た目にも電源ボックスと本体の落ち着きが良いし、C600D600の上下の並びもシックリ収まっていて満足です。

5.いよいよ音出し
この日の音出しは、音質チェックというよりは、結線確認が目的。
D600SA‐7S1、テレビ、と一通り音が出ることを確認。
設置直後の通電直後でウォーミングアップも無い状態での音出しなのに、音が出た瞬間に、これまで聴き慣れていた音との明らかな
違いを感じてしまいました。
ピアノの打撃音の芯の太さ、ハンドベルの響きの余韻の深さ、鳥の鳴き声の重なりが解きほぐされ、鳥が一羽ずつ分離されたかのよ
うな明瞭さ、等々、これからの本領発揮がとても楽しみな音がいきなり出て来てしまいました。
CDプレーヤーD600では、一ヶ月、三ヶ月、六ヶ月という単位で大きな変化を見せてくれましたので、このプリ・アンプC60
でも同様な時間の経過とともに大きな変化を見せてくれることを期待、いや確信しています。

6.腰を据えてじっくり「音」を鑑賞
今日、C600の導入から丸2日が経過しました。
本領発揮のエージングはまだまだと思いますが、通電後のウォーミングアップは十分と判断し、ファーストインプレを書いてみるこ
とにしました。

(1)使い勝手
Photo_9 先ず機器本体ですが、左のノブが入力セレクタで、適度な重みを持って、カチカチと良い機械的な感触が手に伝わってきます。
高級感タップリです。
右側のノブがボリュームで、無限回転方式です。音量表示は0~90までで、通常、ロック、ポップス系CDでは、45で、クラシック系では55~60の間、テレビは35位でちょうど良い音量になります

ボリュームは大きく一回しで、20メモリの移動なので、安心してボリューム調整が出来ます。
ボリュームノブにガタは皆無で、回転時の滑かさと、適度な重みの抵抗感は、アキュフェーズのC‐3800のボリュームを何度か
いじったことがことがありますが、それと同等の感覚で、これまた高級感タップリです。
又、音量調整の最小単位は、0.5単位に切り替えることも出来るので、微調整も十分です。
本体にあるスイッチ類(電源オン・オフ、メニュー等)も非常に押しやすく、CDプレーヤーD600の操作感から大幅に改善され
ています。

2012_0129_175910uni_0474_2 次にリモコンですが、これが細長くて頼りなげですが、持つとズシっと重みがきます。
リモコンで操作出来るのは、電源のオン・オフ、入力選択、ボリューム、ミューティング機能の4つだけ。
必要にして十分な機能です。 

 
 

(2)音質
何を語れば良いのか。
このクラスで音質が良いのは当たり前。そこを主張しても何も伝わらない。
私が伝えられるのは、驚きと感動だけです。

まだまだ本領発揮の何段も手前の状態と思いながら、出てきた音に驚愕しています。
これまで、CDプレーヤーを3度買い換えました。
SA‐7S1DP700TAD‐D600と変えた都度、大きな変化を見せてくれながら、更に、それぞれの機器が3ヶ月、6
ヶ月という間隔で大きな変化を味わわせてくれました。
パワー・アンプもしかりで、A‐65に変えてからやはり3度の大きな変化を見せてくれました。
そして今回のプリ・アンプC600は、これまでの機器が3ヶ月サイクルで見せてくれた激変と同じレベルの変化を機器交換だけで
見せてくれました。
これまでの何度もの激変で、音像のピンポイント定位は十分なレベルに高められたと思っていました。
しかし、今回まだまだ上があったことに驚いています。

Photo_11Photo_12 ボーカルやバイオリンといったソロパートの位置にまっすぐ心棒が突き刺さったかのような揺るぎのない定位なのです。
これまで、ボーカルの定位感をあまり重視していなかった録音のものも、一聴して、優秀録音盤のような定位感が味わえるようにな
りました。

Photo_5ハンドベルの音楽では、ベルの音の移動が綺麗に点で移動することに感動すら覚えました。
更に、ハンドベルの響きの美しさと余韻に、思わず涙が出てしまいそうになりました。
これまで何度も聴いて、聴き慣れたCDで涙を催すほどの感動を覚えるとは思いもよりませんでした。 

 

 

BlastersEieioロック物では、ベースの音に芯が入って、圧迫感を感じます。勿論、心地よい圧迫感です。低域強化というのは、量感強化かと思っていましたが、芯が加わってより硬質でマスを持った低域になるようです。

Photo_6そして、波の音です。
これが驚異です。
波の音に響きを感じました。
まるで室内での反響のように感じたのです。
これはおかしいと思い、聴き直すと原因が何となく分かりました。
波の音の反響ではなく、手前に寄せる大きな波とは別に、後方の波の音が重なっていることで、複数の波音が混ざり合って反響のよ
うに聴こえているようなのです。
何度も聴いた波の音のCDですが、このような聴こえ方をしたのは初めてでした。

最後に、ボリューム機構の性能を最終確認すべく、極限まで絞り込んだ時の左右音量のギャングエラーの状態を確認しました。
これまた驚異的な結果で、音量レベル1という最低レベルで、ちょっとでも体を動かすと、動いた体の音で聴こえないような音量で
も、確かに、スピーカー間のど真ん中にちゃんと定位していることが確認出来たのです。
素晴らしい!!。
ギャングエラーが測定不能レベル以下という謳い文句は伊達ではありませんでした。

それにしても、プリ・アンプって、只の入力セレクタ兼、音量調整機構の道具としか思っていませんでしたが、CDプレーヤーやパワー・アンプの変更に匹敵する、或いはそれを上回る音の変化を与えてくれたことに驚いています。
本来であれば、CDプレーヤーから直接パワー・アンプに音楽信号が流れた方が、より純度の高い音楽信号が流れて、プリ・アンプ
は無くて良いのではないかと思うこともありました。
しかし、このC600を通して感じたことは、プリ・アンプの磨きあげ機能です。
こんな機能があるのかどうかは分かりませんが、今回のような変化を感じるということは、プレーヤーから出力されたアナログ電気
信号を、より音楽信号としての純度を高めるべく磨きあげてパワー・アンプに送り込んでいるようにしか思えません。
電気工学知識皆無の私ですので、バカの戯言と思いますが、素直な感想です。

只、音を聴きながらずっと気になっていることが一つだけあります。
それは、音を出し切れていないようなもどかしさを感じることです。
これだけ色々と驚異的な音を聴かせてくれているのにも関わらずです。
スカっと抜けきっていないように感じるのです。
まだ出るべき音が後ろに控えていて出て来れない、ちょうど、満員電車で扉が開いても、すぐに大量の人が出て来れない時のような
そんなもどかしさを感じるのです。
このもどかしさが消えた時が、本領発揮の時なのでしょう。
あと数ヶ月、そのもどかしさが解消される日を楽しみに聴き続けたいと思います。

(3)その他の驚き
更に驚くべきは、最も単純で分かりやすい変化なのですが、これまでずっと気になっていた、部屋の蛍光灯の点灯時の派手なパチパ
チノイズが綺麗さっぱり駆逐されてしまったことです。
実は、今回のC600導入に備え、一週間前に、ラック内の機器類を全て配置変えし、プリに接続していた機器を全て取り外して再
結線したのですが、この時、結線し直しの効果でパチパチノイズが消えるのではないかと期待していたのです。
しかし、結果は全く変わらず、ずっとパチパチノイズは発生していました。
一番ノイズを拾い易いと言われているフォノ端子には、ショートピンを挿入したりもしましたが、効果無しでした。
もしかしたらプリ・アンプではなく、パワー・アンプが拾っているのかも、と思い、プリの電源を切ってパワー・アンプだけにして
蛍光灯を点灯すると、パチパチノイズは全く発生せず、プリに電源を入れて蛍光灯を点灯するとパチパチノイズは発生しました。
それが、今回のC600では、接続機器はC‐2400と全く同じでも、完全にパチパチノイズは駆逐されてしまったのです。
プリ・アンプ自体が一つのノイズフィルターの役割を果たしているかのような印象を持ってしまいました。

7.最後に
TAD‐C600
の搬入とセッティングを行なって頂いた、販売店の方と、パイオニアの2名の方と又楽しいお話をさせて頂きまし
た。
今回のC600は、音質の評判の良さは勿論、市場反応も良いようで、D600と同じ位良く売れているそうです。
D600を持っている方の購入は勿論、D600を持っていない方で購入される方も多いということでした。
音出しした時、「S‐1EX本当に良いですねえ~」と改めて仰って頂き、嬉しかったです。
梱包箱については、実はD600の箱が大きすぎて評判が悪かったとのことで、今回は、表面積を小さくするように変えたそうです

逆に私には不都合になってしまいました。
今回は、私自慢の階段壁CD棚をご欄頂きました。
お三方の反応は予想以上に大きく、見て頂いた甲斐があったなあと、私も大満足でした。
最後は、CDソフトの話(特に80年代物)で盛り上がってしまいました。
あっと言う間の2時間でしたが、とても楽しい時間でした。

以上です。

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2012年1月 1日 (日)

2011年の購入CD総括:ベスト盤 その3(フィンランド物編)

「その1」の中でも書きましたが、昨年の収穫の一つがフィンランド物の発見でした。

【フィンランド・ロックンロール編】
Hurriganes_rock_roll_all_night_lo_2Hurriganes_roadrunnerHurriganes_crazy_daysHurriganes_hot_wheelsHurriganes_tsugu_way 


 








HURRIGANES -ROCK & ROLL ALL NIGHT LONG

HURRIGANES -ROADRUNNER
HURRIGANES -CRAZY DAYS

HURRIGANES -HOT WHEELS
HURRIGANES -Tsugu Way(PLAY IT LOUDER, LOUDER..)
昨年最大の収穫は、フィンランドの70年代ロックの代表バンド、The Hurriganes の発見でした。
完全に未知のバンド。
たまたま馴染みのCDショップの70年代パンクコーナーを見ている時に、このバンドのCDを見て、ジャケット雰囲気から、パンクというよりはパブ・ロックを思わされ、気になってしょうがなかったもの。
でも、本当にど・パンクの可能性もあり、その時にはバンド名だけを記憶に留めて、購入せずに帰宅。
ネットで情報を集め、やはりパブ・ロックバンドであることを確認し、改めて購入したのがこれらの5枚のCD。
演奏は、正にパブ・ロック。タイプ的には、Dr. Feelgood、InMates、Pirates。
黒っぽさとパンキッシュさが程よくブレンドされたシンプルなロックンロール。
分厚い1ポンドステーキのような怒涛の肉食系ロックンロールでガンガン突き進んだ後に、箸休めのようなオールディーズ・ポップ、ビートル・ポップ、カントリーチューンが現れるのである。
正にパブ・ロック!!
以降、一通りのCDを17枚全て購入し、バンドメンバーのソロ作や、関連作も購入中。
全曲彼らの曲をカバーしたフォロワーバンドのアルバムもあるほど、フィンランドでの彼らの知名度は高いようである。
関連作は現在購入順に聴いている最中なので、又紹介したい。

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2011年の購入CD総括:ベスト盤 その2(定番物編)

定番物は、私にとってのメジャーアーティストのもの。
原則、新譜が出れば、それはベスト盤。いわば別格扱いのアーティスト達です。

【定番物編:18枚】
Kevin McDermott "Wise to the Fade"
Kevin_mcdermott_2ジャンル:ギター・ポップ
感想:このメジャー臭い、胡散臭さ一杯のジャケットに騙されてはいけない。
この人はイギリス産ながら、アメリカンな雰囲気の演奏も聴かせるギター・ポッパーなのである。
これは08年作で最新作で、ギター・ポップ度が更にアップ。
又、アメリカンな雰囲気も随所に出て、ちょうど、80年代の頃のPaul Kelly のような雰囲気になっている。
ビートル・ポップ、Byrds 風フォーク・ロック、そして Mitch Easter 関連ギター・ポップといったギター・ロックの色々なスタイルを楽しめるアルバムになっている。
イギリス産のアーティストであるが、最初からアメリカンな雰囲気を持っていただけに、このアルバムでその完成形に到達した感がある。
楽曲も素直で切ないメロディーラインが胸に染み入る。捨て曲無しの傑作アルバムである。

Saw Doctors "The Further Adventures of the Saw Doctors"
Saw_doctorsジャンル:ルーツ・ロック
感想:アイリッシュ・ロックバンドの昨年リリースされていた最新作。
これまでは、トラッドとロックを融合させた演奏が特徴であったが、この最新作ではトラッド色はなくなり、完全にルーツ・ロックバンドとなった。
しかし、メロディーには、切なくなるような郷愁感がタップリで、まるで日本の70年代の歌謡曲でも聴いているかのような懐かしさを覚える。
そんなメロディーに合うように、演奏もパワフルなルーツ・ロックながら優しさいっぱい。
メロディーもサウンドも気持ちよさ万点の傑作アルバムである。

FOSTER & LLOYD -IT'S ALREADY TOMORROW
Foster_lloydジャンル:ルーツ・ロック~オルタナ・カントリー
感想:80年代に活動したカントリーデュオが、多分20年振り以上での再結成。
Radney Foster はオルタナ・カントリー畑でソロ活動を展開し、Bill Lloyd はパワー・ポップ畑で積極的に活動していた。
そんな方向性の異なる二人が又一つになった。
結果は、カントリー風味を効かせた骨太なルーツ・ロック。
ドライブ感もたっぷり、演奏泥臭さも十分なのに爽やか。
傑作である。

NRBQ "Keep This Love Goin"
Nrbqジャンル:ルーツ・ポップ
感想:ついにオリジナルメンバーは Terry Adams のみとなってしまい、彼のソロプロジェクトのようになってしまったが、それでもNRBQというバンド名でのリリース。
果たしてサウンドや楽曲には何らかの変化はあるのか、ないのか。
結果は、全くと言って良いほどに変化無し。
ある意味拍子抜け。
でも嬉しい。
Q節全開!!
これで本当に Spanpinato 兄弟が居ないなんて!! Al Anderson が居ないなんて!! 信じられなあ~い!!
のどかで、温かくて、ホンワカして、ちょっと切なくて、懐かしくて。
それほどまでにQサウンドであり、Q節なのである。
たまらん!!
*後に、Spampinato Brothers 名義のアルバムも購入したが、勿論これも文句なしのポップアルバムでした。

The Blasters "Blasters Live 1986"
Blastersジャンル:ルーツ・ロック
感想:86年のライブ音源、しかも Dave Alvin 最後の Blasters としてライブなのである。
この時点では、Steve Berlin、Gene Taylor、Lee Alen は既にバンドを去っていて、結成時のオリジナルメンバー4人だけの演奏となっている。
非常に貴重な音源のCD化リリースで嬉しい!!
4thアルバムHared Line からの選曲が多いのが又良い。
全17曲、Blasters の魅力を十分に堪能出来るライブであった。
しかし、録音は今一。ブートレベルに近い感じなのが残念。

Dave Alvin "Eleven Eleven"
Dave_alvinジャンル:アメリカン・ルーツ・ロック
感想:そして、その The Blasters のギタリストであり、ソングライターであり、現代ルーツ・ロック界の最高峰、Dave Alvin の最新作。久々のエレクトリックスタイルのルーツ・ロックである。
文句なし。






The Rubinoos -Automatic T0aster-
Rubinoosジャンル:パワー・ポップ
感想:70年代から活動する大ベテランパワー・ポップバンドの昨年の最新作。
これは日本盤で、輸入盤はまだ出回っていないようである。
解説は、懐かしや、渡辺睦夫さん。私のCDの海外通販の師匠です。色々お世話になった方なので、健筆を振るわれていることが確認出来、これまた嬉しい。
さて、演奏であるが、これは素晴らしい。好度5点の今年第一号である。
メロディーの起伏とスムーズさ、そしてノスタルジックさが堪らない。
まるで日本の70年代歌謡曲でも聴いているかのような感覚にすら囚われる。
演奏は優しいギター・ポップベースのパワー・ポップ。
これが日本人好みでなくて何だろうとすら思ってしまう。
メディアで紹介されれば一気に人気爆発、なんてことにならないだろうか。

Ralph Covert & The Bad Examples "Smash Record "
Ralph_covert_2ジャンル:パワー・ポップ
感想:90年代に、NRBQや、Spongetones に比されながら、愛すべきB級感を漂わせた素朴な演奏を聴かせていたパワー・ポップバンドの、何と今年の新作。
リーダーの Ralph はソロに転向し、キッズソング畑でアルバムを多数リリースしていた。
今回のこの新作も、アマゾンンではソロ名義でしか表示されておらず、まさか Bad Examples 名義であるとは思ってもみなかった。
しかし、アルバムジャケットがキッズソングものとは違うパワーンであったので、今回は久々にロック畑に復帰か?と期待はしていた。
果たして、その期待は更に良い方向で報われた。
スタジオ盤としては、10年振り以上のアルバムである。
しかし、演奏はそんなブランクを全く感じさせない、ギター・サウンドをベースにした文句なしのパワー・ポップを聴かせてくれた。
Spongetonesのアメリカ版とでも評したくなるような、ポップでメロディアスな演奏を聴かせてくれる。
Spongetones は勿論アメリカのバンドではあるが、マージー・ビートがベースにあるのに対し、このバンドはアメリカンなのである。どこか、カントリーの風味を感じさせるところが良い。
これまた全曲捨て曲無しの傑作アルバムである。

Scott Kempner "Tenement Angels"
Scott_kempnerジャンル:ルーツ・ロック
感想:Del-Lords リーダーのソロ第二弾である。
渋みのあるボーカルと、都会派とも言える、泥臭さを感じさせないルーツ・ロックサウンドが魅力。
ドライブ感のある曲から、しっとりと聴かせるアコースティック路線の曲まで、メロディーの良さを堪能出来るアルバムである。
これが、出自は Dictators という70年代ニューヨーク・パンクの代表バンドのギタリストなのであるから、アメリカン・ロック、懐が深い。

Ron Sexsmith "Long Player Late Bloomer"
Ron_sexsmithジャンル:ルーツ・ロック
感想:カナダのルーツ系SSWの今年の最新作。これまでの彼に対する印象は、フォーキーで地味なSSW。
勿論、基本はバンド編成でロックではあるが、曲調が地味なのである。
しかし、この最新作では地味と言う印象を完全に払拭。「地味」ならぬ「滋味」である。
フォーク・ロックを基本に置いた演奏であるが、Byrds 風のアルペジオ・ギターサウンドの美しさと、メロディーの綺麗さ、そして全体に感じられる明るさがこの最新作の特徴。ジャケット雰囲気も明るく、この印象通りである。
明るく、そして温かい演奏に溢れている。
ギター・バンド然としたバックのシンプルな演奏が、メロディーの良さを引き立たせている。
80年代USインディーズのギター・バンド物を聴いているような心地よさを味わわせてくれるアルバムである。

Buffalo Tom "Skins: Deluxe Edition"
Buffalo_tomジャンル:ギター・ポップ~フォーク・ロック
感想:このバンド、もはやハードコアという範疇からは180度反対方向へと果てしない進化を続け、遂に、初期R.E.M~Dashbord Saviors の境地に達した。
爽やかとすら思えるほどの綺麗な響きのギター・サウンドに、フォーキーな懐かしい味わいの楽曲が乗る。
素朴な味わいの、正に80年代USインディーズ系のギター・ポップサウンドである。
Smithereens、Reivers、Connells、Lemon Heads 等々の優良ギター・バンドの演奏そのものを彷彿とさせるのである。
尚、このアルバムはCD2枚組のデラックス版。ボーナスディスクにはアコギメインのアコースティクセットで、アルバム全曲が収録。更に一曲多いという贅沢な構成。
アコースティック版も良い味である。

Elliott Murphy "Elliott Murphy"
Elliott_murphyジャンル:ルーツ・ロック
感想:ここ数年のアルバムはアコースティックセットでのライブアルバムがメインで、スタジオ録音の新譜として、更にはバンド編成での演奏は久しぶり。
爽やかで和み系の彼独特のルーツ・ロックの世界が味わえるアルバムである。
フォーク・ロックをベースにした演奏は優しさ一杯。彼の渋みのあるボーカルとも相まって、まるで優しく語ってもらっているようよう。
Kenny Margolis が参加している。

Rockpile "Live at Montreux 1980"
Rockpileジャンル:パブ・ロック
感想:まさかの正規盤ライブ音源。80年のライブである。録音がこれでもかという位の極上さ。唯一のスタジオ盤よりも良い位。
演目はRockpile 名義のものから、Nick Lowe、Dave Edmunds のソロ名義のものまで選曲されたご機嫌な演奏である。
どこをどう切っても Rockpile のサウンドが出てくるという、正に金太郎飴ロックである。

Vigilantes Of Love - Cross The Big Pond
Vigilantes_of_loveジャンル:ギター・ポップ~ルーツ・ポップ
感想:地味なジャケットデザイン、そして作りもボール紙製という貧乏臭い作り。これは地味系か?と危ぶんだが、結果は大吉。
爽やかなミドルテンポのギター・ポップ=ルーツ・ポップに仕上げている。
楽曲のメロデイーも爽やかな展開。素朴な味わいと見事にマッチ。
ずっと聴き続けていたい曲ばかりである。
Fundamental Recordsにオーダーしたものの、結局トラブルで商品は届かず、返金もされないという最悪の因縁のついたCDが今度は無事入手出来て本当に嬉しい!!

The Taters "Recess"
Tatersジャンル:ギター・ポップ~ルーツ・ポップ
感想:ルーツ・ロックバンド Burnt Taters を前身とするバンドである。これが、Nick Lowe ファンサイトでフォロワーとして紹介されていて、「Burnt Taters なら購入せねば」、と思い購入したもの。
Burnt Taters は以前に購入しているが、ポップというよりはやはりオルタナ系のルーツ・ロックという認識。
この Taters はルーツはルーツでもポップという括りがより似合う。ギター・ポップと称しても全く違和感がないほど。
Nick Lowe フォロワーという表現は実にぴったりで納得である。
爽やかで軽快な演奏に、どこか懐かしさを感じさせるメロディーがなんとも言えない魅力。正にNick Lowe の世界である。
"Nick Lowe Plays Roy Orbison's Songs" とでも表現したくなる演奏と楽曲である。

Bel-Vistas "Somewhere Along the Line"
Belvistasジャンル:ルーツ・ロック
感想:90年代、CDをネットで直接海外ショップから購入を始めた頃に出会ったバンドの過去作である。
Blue Rose からのアルバムがこのバンドの唯一のアルバムと思っていたら、ひょんなことから、過去作の存在を知った。
慌てて探したら、さすがはアマゾン。しっかりと中古で出回らせてくれていた。激安価格で無事ゲット。
そして中身はこれまた文句なしの演奏である。
Blue Rodeo を思わせるメロディーラインで、爽やかなルーツ系の演奏が心地よいアルバムである。
よくぞ、20年を経て我が手元にたどり着いてくれたと感謝したい。

Gb Leighton "Hope 1 Mile"
Gb_leightonジャンル:アメリカン・ロック~ルーツ・ロック
感想:ライブ盤を含めて9作目となる最新作。レーベルは何と Oarfin のまま。デビュー以来のレーベルである。
過去作では Don Dixon のプロデュース作があるなど、優良ルーツ・ロッカーの一人。
この最新作では、演奏の雰囲気はズバリ、若かりし頃の Bruce Springsteen。Born To Run から Born In The USAにかけてのボスのスタイルである。
一曲目など、彼の未発表音源かと思えるほどの出来。それもドライブ感溢れる熱血アメリカン・ロックである。
そしてカントリーフレイバーを良い具合に漂わせ、土臭さも十分に感じさせる演奏である。

Kristie Stremel & The 159ers -Color Of Stars-
Kristie_stremelジャンル:ルーツ・ロック
感想:デビューからずっとプロデュースを手がけている Lou Whitney がこの最新作もプロデュース。
地味になることなく、骨太なバンドアンサンブルでルーツ・ロッキンな演奏を聴かせてくれている。
パワフルでストレートなアメリカン・ロックが素直に格好いい。

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2011年の購入CD総括:ベスト盤 その1(非定番物編)

昨年のCD購入総数は1,161枚。毎年初に掲げる目標「購入枚数を千枚切るそ!!」の未達成記録は更新中となっております。
さて、未達成の原因の第一は、空前の円高。ドルに限らずポンド、ユーロが安くなり、ここ数箇月はヨーロッパからの購入がアメリ
カいからの購入枚数を上回っているほど。
特に、フィンランドからの購入が増えました。
理由は、フィンランドの70年代パンク~パブ・ロックシーンに目覚めてしまったこと。そのシーンのアーティスト、バンドのCD
を購入するには、アマゾンUKやアマゾンDE、FRでも取り扱いがなくダメ。ネット搜索を重ね、ようやくフィンランド本国のショップでワールドワイドな配送をするネットショップを見つけることが出来ました。

ベスト盤は、2011年に聴いたCDで好度5点を付けた物からの選出です。
非定番物編、定番物編、そして昨年購入物の最大の収穫であったフィンランド編の3つに分けてアップします。
先ずはマイナー編です。

【非定番物編:16枚】
The Romeo Flynns "Pictures Of You"
Romeo_flynnsジャンル:パワー・ポップ
感想:昨年のアルバムMasque Of Anarchy"がRaspberries を思わせるようなハードなサウンドと甘いメロディーのパワー・ポップで
気に入り、この08年の過去作を購入した。
"Masque Of Anarchy"はどこかの民族の伝統的なお面のようなものがジャケットになっていて、怪しい雰囲気であったが、この08
年作でも、パンクやメタルの匂いがしそうなジャケットである。
しかし、このアルバムもまた、大きくこの予想を裏切ってくれる、極めて正統派なパワー・ポップなのである。
60年代のビートル・ポップをベースに、アメリカン・ロックの要素を取り入れたような音楽スタイルで、甘く、懐かしさ一杯のメ
ロディーを聴かせる。
ハードなロッキン・ギターでメタリックなリフを刻みながら、甘いメロディーの歌に分厚いコーラスをかぶせてくる。
メロデイーは60年代ポップスを聴いているかのように、すんなりと耳に溶け込んでくる。
アコースティックギターの綺麗な響きのサウンドを前面に出したアコースティックセットでは、切なくなるような郷愁感に満ちたメ
ロディーをじっくりと聴かせる。
ハードな曲も、メロウな曲も、全曲捨て曲無しの見事なアルバムである。

Stevie Klasson "Don't Shoot the Messenger"
Stevie_klassonジャンル:ルーツ・ロック~ロックンロール
感想:このジャケット写真に写る雰囲気通りに、シンプル&ストレートでルーズでダーティーなムード一杯のロックンロールをぶちか
ましてくれたのは、Diamond Dogs の タリストでもあり、Johnny Thunders のバンドメンバーでもあったStevie Klassonである
これは彼のソロ作で07年もの。リリースを全く知らなかったアルバムである。
Izzy Stradlin のソロ作を彷彿とさせる演奏で、とにかく格好良い。
ブルージーなルーツ感やカントリーテイストを感じさせる和み系も披露するなど、手堅い演奏である。
ボーカルは以外と若々しいのに驚き。若手バンドかと思ってしまうほど。
このアルバムには Diamond DOgs メンバーの関わりはないようであるが、Dogs の最新作がアコースティック路線で少し欲求不満を
覚えた人には是非勧めたいアルバムである。
このアルバムでその不満を見事に吹っ飛ばしてくれること間違いなしである。

Hans Rotenberry & Brad Jones "Mountain Jack"
Hans_rotenberryジャンル:ギター・ポップ~パワー・ポップ
感想:パワー・ポップレーベル Not Lame が擁したちょっとクセのあるパワー・ポップバンド The Shazam の Hans Rotenberry と
、アーティスト兼プロデューサーとして活躍する、こちらはかなりクセのあるパワー・ポップ職人 Brad Jones のユニットである。
クセ者同士がコラボしたらどうなるのか。
このジャケットを見る限り、かなり地味な雰囲気。
思いっきり地味で暗いフォーク・デュオでも聴かせるのか。
色々考えながらプレイ・ボタンを押して出てきた音は、まあ、何とも清清しいほどのビートル・ポップ。
それもアコースティックセットでの爽やかな演奏である。
アコースティックセrットとは言っても、ベース、ドラムも入ったロックバンド編成でのもの。
パワフル感も文句なし。
2曲目以降も、抜群の甘いメロディーと二人の爽やかなハーモニー、そしてバックのノリのしっかりとしたアコースティックなバン
ド演奏が作り出す見事なパワー・ポップの世界にどっぷりと浸りきってしまった。
時に、マンドリンかバンジョー、さらにはドブロのような乾いた鋼の音色も混じらせ、ほんのりカントリ-フレイバーを漂わせるな
ど心憎い。
クセ者二人の出会いは、直球ど真ん中ストレート一本やりの気持ちの良いサウンドの創造であった。
脱帽。
このアルバムを紹介してくれたpixyさんには本当に感謝です。ありがとうございました。

Sorrows -Bad Times Good Times-
Sorrowsジャンル:パワー・ポップ
感想:これは初物バンドであるが、まあ、なんてポップでバブルガムでパワフルな演奏を聴かせてくれるのか。
77年に結成したニュー・ヨークのバンドで、70年代のアメリカン・パワー・ポップシーンの中でも1,2を争うバンドではない
だろうか。アルバムは2枚出しているようであるが、CDはこれが最初のようである。
尚このCDは既発アルバムからのセレクト物ではなく、レア音源集。
ラフ音源かと思いきや、ちゃんと完成させた音源のようで、その面でも大満足。
楽曲は、ビートル・ポップから、サーフ・ポップ、ロックンロールと幅広いもの。
本人達は、"ABBA Meets Sex Pistols"などと表現しているようであるが、これは言い得て妙かもしれない。
甘いバブルガム系のメロディーに、パワフルなロックンロールサウンドというコンセプトで正に正統派のパワー・ポップ。
これには Paul Collins の最新作のコンセプトと全く同じ肌ざわりを感じる。
この完成度でレア音源集というのだから、正規アルバム2枚は一体どんな出来なのか。CD化が強く望まれる。

Ian Olvera & The Sleepwalkers -The Reckless Kind
Ian_olveraジャンル:オルタナ。ルーツ・ロック
感想:骨太でアーシーな演奏が格好良い。ボーカルはインディー・ギター・バンドスタイルのちょっと軽めなタイプであるが、演奏
は Buddy Blue や Gear Daddies に通じるルーツ感を持っていて、泥臭さが格好良い。
そして初期R.E.M. や Dashbord Saviors が持っていた味わいのあるダークさをこのバンドも持っている。
ペダルスチールがフィーチャーされ、カントリーフレイバーを全体に聴かせたルーツ・ロックである。

Johan Blohm "Reconsider Me"
Johan_blohmジャンル:パブ・ロック~ロックンロール
感想:スウェディッシュ・パブ・ロックバンド Refreshments の鍵盤奏者のソロアルバムで昨年のリリース作。
演奏はご機嫌なパブ・ロックスタイルのロックンロールのオンパレード。Dave Edmunds や Rockpile の軽妙でノリノリな演奏がそ
のまま体現されたような演奏である。
Refreshments のメンバーもほとんど全面参加なので、Refreshments のアルバムで鍵盤奏者の彼がリード・ボーカルを取っているだ
けという感じである。
スローなオールディーズ・ポップもしっとりと聴かせる。最高!!

Larabee -Expose A Little WIre
Larabeeジャンル:ギター・ポップ~パワー・ポップ
感想:Nick Lowe の検索でヒットしたアルバム。彼の関わりはないが、類似アーティストの一人のようである。
実際、Nick Lowe バリのポップさとルーツィーさ、そしてメロディーの懐かしさといった要素を全て兼ね備えた演奏を聴かせてくれ
ながらの、演奏は正統派ギター・ポップである。
たった4曲というのが非常に悲しいEP盤。
尚、このアルバムでは Buzz Zeemer などと関わりのある Ken Buono がゲスト参加しているのである。
Ken Buono のバンドである The Tell Alls も購入必須のようである。

THE SHANNONS -SCRIPTS AND STORIES-(ROCK INDIANA)
The_shannonsジャンル:ギター・ポップ~フォーク・ロック
感想:スペインが誇る「超」の付く優良ギター・ポップ~パワー・ポップレーベルである Rock Indiana からのリリース作。
がジャケットに写るちょっと古臭いオーディオ・セット(というよりも、ステレオ・セットと表現したい)がこのアルバムの雰囲気
を暗に物語っている。
珍しく英語で歌う曲もある。サウンドは Byrdsや初期R.E.M. スタイルのフォーク・ロックを基調にしたギター・ポップ。
メロディアスで爽やか。そして優しく響く綺麗な12弦リッケンバッカーサウンド!!
ほのぼしたカントリーチューンを、スペイン誤で歌うのが又味があって面白い。
ラテン~メキシカンでスペイン語であれば普通なのであるが、完全にアメリカン・カントリーのそれをスペイン語で歌うのである。
面白い!
スペイン版 Byrds である。

Cooper "Aeropuerto"(Los Flechazosフロントマンの新バンド)
Cooperジャンル:ギター・ポップ
感想:Byrds~ビートルズにインスパイアされたスペイン産の優良ギター・ポップバンド、Los Flechazos フロントマンのソロアル
バムである。
期待を裏切らない Byrds 流ギターサウンドに、ビートルズ風のポップなメロディーが気持ち良く合体。
爽やかでメロディアスで優しい薫風を感じさせる演奏である。
これが3rdなので、前の2枚も買わねば!! 
*後にこの2枚も購入。Holsapple & Stamey バリのメロディーの良さで、文句なしでした。

The Howard Way "Never Mind the Country"
Howard_wayジャンル:オルタナ・カントリー
感想:ヨーロッパのカントリー系レーベル rootsy.nu もの。このレーベルものは割りと大人し目のものが多いし、このジャケット
からも、渋系か地味系の演奏を想像していた。
しかし、この予想は完全に大ハズレ。勿論良い意味でのハズレなので嬉しい。
Bottle Rockets、Go To Blazes、Backsliders といったEric Ambel プロデュースものに近い肌触りのパワフルでざらつき感一杯の
ルーツ・ロックなのである。
勿論、ドライブ感もタップリ。
そして当たり前のように登場するミドルテンポのフォーク・ロック。至れり尽くせりのルーツ・ロックバンドである。

Myk Gordon "Lonely"
Myk_gordonジャンル:ルーツ・ロック~ルーツ・ポップ
感想:こんな優男風のジャケット写真を見たら、間違っても手にすら取らない。
ではなぜ買ったのか。
それは、Steve Berlin 関連でヒットしたアーティストだったから。
初物なので、先ず一枚だけ購入してみた。
このアルバムは98年の3作目で、Steve の関わりはない。しかし、実際に聴いたら、彼が関わることになることが納得のアルバム
であった。
雰囲気は、John Wesley Harding、Ken Boynton辺りと共通するルーツィーさをもったポップ・ロック。
カントリーやブルース等の直接的なルーツ・ミュージックではないところが良い。

John Paul keith -The Man That Time Forgot-
John_paul_keithジャンル:ルーツ・ロック
感想:90年代を代表するオルタナ・カントリーバンド V-Roys メンバーのソロ第二弾。
ジャケット写真イメージ通り、スモーキーなざらつき感の格好良いルーツ・ロックを聴かせる。
しかし、楽曲自体はポップでノスタルジックで、かつオールディーズなムードもあって楽しい。
オールドアメリカン・バーでのホンキートンクな雰囲気も味わえる。 

 
 

 
 
 

Roaring Jack -The Complete Works(3 Albums on 2 CDs)-
Roaring_jackジャンル:トラッド・ロック
感想:オーストラリアのトラッド・ロックバンドで80年代に活動し、1枚のミニアルバムと、2枚のフルアルバムを残している。
このCDは02年発売もので、タイトル通り、3枚のアルバムを2枚のCDに全曲収録、更にボーナストラックまで付いたファン(
いるのか?)には堪らないCDである。
このバンドは初めて聴くので、どんな演奏を聴かせてくれるのか楽しみだった。
又、購入店の手書きポップでは「ラスティック」の紹介があり、カウ・パンク系を期待しての購入であった。
結果は、カウパンクの期待は外れたものの、演奏内容は文句なしで、Pogues Meets MTCHである。
Pogues 的お祭り騒ぎのような賑やかなトラッド・ロックを基調に、MTCHの持つ労働賛歌的な土着のパワフルな演奏を聴かせるので
ある。
ノリ、陽気さ、そして哀愁味を兼ね備えたトラッド独特の楽曲が最高である。
これまで知らなかったことが悔やまれる。でも逆にこれが発見&ゲット出来て最高に嬉しい!!

South85 "El Camino"
South85ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:さすが、Eric Ambel プロデュース作。オルタナ・カントリースタイルのざらつき感のあるサウンドでアメリカーナなカント
リーベースのルーツ・ロックを聴かせる。
Bottle Rockets 等と同スタイルの演奏である。  







 
 

Richard Snow & The Inlaws -Am I Really That Boring? + bonus disc
Richard_snowジャンル:ギター・ポップ
感想:一曲目から12弦bリッケンバッカーの綺麗なアルペジオの響きが鳴り渡る Byrds 直系のギター・ポップ。
以上!!(たまらん!!) 

 



Muck & The Mires "Cellarful Ofmuck"
Muck_the_miresジャンル:ギター・ポップ~パワー・ポップ
感想:60年代インフルエンストな極上のメロディーと、ビートリッシュなギター・サウンドを聴かせるバンドである。
懐かしさを一杯感じさせてくれるメロディーと演奏が堪らない。
このいかにもガレージなジャケットに騙されてはいけない。
爽やかさすら感じさせるオールディーズなギター・ポップなのである。

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