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2012年3月11日 (日)

CD聴盤日記:ルーツ系6枚。 Honeydogs、Fred Eaglesmith、Bap Kennedy、Steve Gibbons Band、Jim Ford。

Honeydogs "What Comes After"
Honeydogs 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:90年代のネオ・ルーツ・ロック(オルタナ・カントリーとは違い、カントリー臭さを表に出さず、アーシーさを感じさせる演奏を聴かせる)の代表バンドの最新作。
ジャケット的には、ネオ・ルーツとはかけ離れ、オルタナ・ロックを思わせる。
しかし、この最新作では見事なルーツ・ロックを聴かせてくれた。
90年代のようなネオ・ルーツ路線とは異なり、南部臭すら漂わせ、時にカントリー臭も思いっきり効かせるという演奏である。
アーシーさは泥臭さとなり、ネオ・ルーツのネオという形容詞はもはや不要。
サウンド的にも角がきっちりと立って、重量感もある、正統派のルーツ・ロックである。

Fred Eaglesmith "6 Volts"
Fred_eaglesmith 好度:
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:この人、とにかく地味になる一方。
このアルバムではトラドッショナル路線とも思える土着臭プンプンな百姓フォークを効かせる。
もはやカントリーというジャンルさえ飛び越えてもっとディープにルーツ(土の中)探求の道に入ってしまったようである。
録音もモノラル録音で、音質もまるでカセットで宅録でもしたかのようなロー・ファイさ、
私の好み(スッキリ、シャッキリで、泥臭い)の方向とは違った方向へ進んでしまったようである。残念。

Bap Kennedy "The Sailor's Revenge [Deluxe Edition]"
Bap_kennedy 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック~フォーク・ロック
感想:イギリス産ルーツ・ロッカーの今年リリースの最新作。
ソロ以前のバンド"Enegy orchard"時代には、アメリカン・ロック色の強い演奏を行なっていた。
ソロになってからはよりその傾向は強め、Steve Earle 関連レーベルの E-Squard からアルバムをリリースしていたことで、アメリカのアーティストと思っていたほど。
以降のアルバムも基本路線は変わらずであったが、この最新作で、少し趣を変えてきた。
ケルティクなムードを漂わせ、ホイッスルなどをフィーチャー。ギターのサウンドも含めて、まるで Mark Knopfler が手がけるサントラを聴いているかのような優しさと寂寥感を併せ持ったフォーク・ロックに仕上がっている。
そして改めて演奏者のクレジットを見て納得。
何と、Mark Knopfler のプロデュースで、彼がギターで参加していた。そして彼の朋友である Guy Fletdher も。
Knopfler サウンドが、このアルバムの味わい深さを見事に創出していたのである。
尚、このアルバムには11曲入のボーナスディスクがついていて、9曲は過去作からのセレクトで、2曲が未発表曲という構成。
このボーナスディスクも、アルバム本体の雰囲気を損なわない曲を集めていて、通して聴いて違和感の無いものとなっている。

Steve Gibbons Band "STREET PARADE, SAINTS & SINNERS"
Steve_gibbons_band 好度:
ジャンル:パブ・ロック~ルーツ・ロック
感想:
パブ・ロックの中のアメリカン・ロッカーと言えばこの人。と言ってもアメリカ人ということではなく、その音楽スタイルがアメリカン・ロックなのである。
このCDは、80年の6thアルバムと81年の7thアルバムを収めた2枚組。ボーナストラックは無いものの、リマスタ盤。
2枚のアルバムとも過去にCD化されていたようであるが、これまで未入手だったので、この2枚が一気にCDで入手出来て嬉しいい。
80年の""STREET PARADE"の方は、これまでの彼の演奏のイメージからすると、かなり「作り込まれた」感のあるアルバムに仕上がっている。
リコーダーをフィーチャーしたトラッド調で幕開けし、2曲目はレゲエのリズムで少し脱力感。3曲目はファンキーリズム。そして4曲目は、スチール・ドラムに似せたようなカリブ海を思わせる中米リズム。そして5曲目では縦ノリのロックンロール。
6曲目hは、カントリー調ながら、どこか無国籍感漂う掴みどころのない音楽。
こんな調子でとにかくアルバムに収録されている楽曲、演奏に統一感がない。
音楽世界巡りのようなコンセプトアルバムだったのだろうかと思ってしまうほど。
やっぱり、彼の音楽はシンプル&ストレートにロックンロールを決めて欲しいものである。
このアルバムの単独CDは中古でバカ高い値付けになっていた。本当に、単独CDの中古に手を出さなくて良かった。、

一方81年の"SAINTS & SINNERS"の方は、一点してアメリカン・ルーツ。それも、豪快なドライブ感出しまくりのアメリカンなロックンロールである。正に彼の本領発揮なアルバム。
更に、テキサス系なアコーディオンがフィーチャーされた泥臭くも陽気なカントリー・ダンスチューンも登場する。
但し、このアルバムにもカリプソっぽいが曲が登場するので、単純にSteve Gibbons がこの時期、中米音楽に何か魅せられていたのかも知れない。
アルバム前半のアメリカン・ロック真っしぐら路線から、アルバム後半では前作を思わせる楽曲展開になる。
この2枚のアルバム製作時期に、彼の音楽趣向が変化した時期なのかもしれない。
このアルバム以降、つぎのスタジオ盤が出るまでに7年のブランクがあるので、興味深い。


Jim Ford "Sounds of Our Time"
Jim Ford "Point of No Return"

Jim_ford_1Jim_ford_2  好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:60年代の音源集。Nick Lowe が多大な影響を受けたという宣伝文句と、Brinsley Shwarts 似の演奏という販売店のコメン
トに惹かれて購入したもの。
なるほど、全体に漂うカントリーテイストと、ポップな味付けのサウンドで、この宣伝文句と、販売店のコメントに納得。
ど・カントリーではなく、ポップ・ロックにカントリーからのアプローチを行なっている感じは、Gram Parsons や Brinsley を思
わせる。
特に、レア音源集の "Point of No Return"の方によりその感じを強く受ける。サウンドが全体に素朴で、カントリーテイストが強
めに出ている分尚更。
彼の唯一のオリジナルアルバムを収録している"Sounds of Our Time"では、南部臭~スワンプ臭を感じる分、よりアメリカンである
。 

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