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2012年3月

2012年3月25日 (日)

CD聴盤日記:パワー・ポップ系。John Wesley Coleman Ⅲ、Phil Seymour 、Retros、Protones、Phil Angotti、The Belltowers、Dan Markell 、Chris Richards 、Lane Steinberg、Marvelous Darlings、Candy Butchers、Rocket。

John Wesley Coleman Ⅲ -The Last Donky Show-
John_wesley_coleman 好度:
ジャンル:オルタナ・ギター・ポップ
感想:このジャケット通り、トボけた味わいのあるギター・ポップ~パワー・ポップである。
Jonathan Richman がパワー・ポップ寄りになったような、そんな印象を持った。
よれた感じや、脱力系の感じがなんともユーモラス。
しかしこの雰囲気とは裏腹に、楽曲自体は、至極まっとう。
爽やかとすら感じるフォーク・ロック、ギター・ポップな明るいリズムとメロディーなのである。
思わぬ拾いもののアルバムである。

Phil Seymour "Vol. 1-Phil Seymour Archive Series"
Phil_seymour 好度:
ジャンル:パワー・ポップ
感想:Dwight Twilley、The Textones と共演していた彼の80リリースの1stソロアルバムが、11曲ものボーナストラック付きで再発となった。なぜか、Vol.2が先に出ていて、1は無いのかと主tっていたところで、登場。
Dwight Twilley と同じ肌合いながら、よりシンプルに、且つポップスな色を滲ませた演奏で、オーソドックス度は圧倒的に上。
耳馴染みの良い懐かし系(当たり前?)のメロディーが気持良いアルバムである。

Retros -Inner City Rockers:The Retros 1979-
Retros 好度:
ジャンル:パワー・ポップ
感想:79~81年にかけて活動したUSパワー・ポップバンドの未発表音源集。
そもそも、活動期間中にはアルバムリリースが無かったというなんともはやなバンド。
でも演奏、楽曲は実にポップ。
Real Kids 辺りも思わせるパンキッシュでガレージィーなパワー・ポップである。
限定200枚のCDとのこと。買って大正解!!

Protones -Nuclear Days: The Best Of Protones
Protones -Nuclear Waste: The Rest Of Protones

Protones 好度:
ジャンル:パワー・ポップ
感想:スペインが誇る優良ギター・ポップレーベル "Rockindiana"が擁する代表バンド、Protones のベスト盤と、その裏盤。(写真は表盤の方のベスト盤)
この構成は実によく出来ている。
"Best"と銘打っている方のアルバムは、彼らの持ち味である爽やかさが全面に出た Byrds 風ギター・サウンドを軸にしたパワー・
ポップで構成。
しかし、"Rest"の方は、90年代パワー・ポップの特徴である歪み感を効かせたラウドなギター・サウンドのパワー・ポップで構成
されている。
勿論、どちうらも、楽曲的には彼らの持つメロディーの良さが十分に味わえる正にベスト盤なのである。

Phil Angotti & the Lazy Apple Orchestra -People And Places
Phil_angotti 好度:
ジャンル:ギター・ポップ~ルーツ・ポップ
感想:90年代を代表する、とまではいかないかも知れないが、それなりに活動していたパワー・ポップバンド The Idea のフロン
トマンの最新ソロ作である。
Byrds 風アルペジオサウンドを基調としたギター・ポップがメイン。しかし、ペダルスチールをフィーチャーしたカントリー・ポッ
プも聴かせるなど、Idea 時代から確実に幅を広げている。

The Belltowers -The Lily-Pad Sessions + bonus disc
Belltowers 好度:
ジャンル:ギター・ポップ
感想:12弦リッケンサウンド炸裂!!
もう、Byrds にしか聴こえない!!
おまけのKoolkats 独自のボーナスディスクも又、5曲だけのミニアルバムであるが、これも素晴らしい。
Koolcats レーベルからのカラー・コピーとCD-Rによる完璧なまでの手作りリリース作。
しかし、これまた演奏は完璧なまでの Byrds 風フォーク・ロック。
これまで、Byrds フォロワーバンドはいくつも聴いてきたが、このバンドはその中でも1,2を争うこと間違い無し。

Dan Markell -Eleven Shades Of Dan Markell
Dan Markell -Big Ideas
Dan_markell_elevenDan_markell_big_idead  好度:
ジャンル:ギター・ポップ
感想:Smithereens メンバーが参加しているという情報で購入したもの。
これがなるほど、見事なまでの拾い物であった。
"Big Ideas"の方には、Dennis Diken, Jim BanjackのSmithereens メンバーの他、Richard X. Heyman も参加しているという豪華さ

演奏は思ったよりもソフトロックよりな演奏なのが面白い。
メロディーは優しく歌謡曲っぽい雰囲気。
一方"Eleven Shades Of Dan Markell"の方では、Jim Babjak のみが参加。
しかし演奏は、こちらの方がギター・ロックしている。
アコースティックなフォーク・ロックな演奏も気持ち良い。
いずれにせよ、このDan Markell というアーティストを発見出来たのは実に嬉しいことであった。

Chris Richards -Historia Pathetic Dos
Chris_richards 好度:
ジャンル:ギター・ポップ
感想:80年代はThe Phenomenal Cats、Hippodrome というバンドで活動。90年代の活動音源は編集盤でのみリリース。
このCDはダウンロードのみのリリース音源だったものを、Kool Kat がCD-Rでリリース。
綺麗なアルペジオ・ギター・サウンドで聴かせる爽やかでメロディアスなギター・ポップ。
Byrds 風フォーク・ロックから、Some Loves タイプの歪み感タップリのギター・サウンド甘いメロディーのコラボが見事なパワー
・ポップまで楽しめるこれぞギター・ポップルバムである。

Lane Steinberg -Passion & Faith
Lane_steinberg 好度:
ジャンル:ギター・ポップ
感想:
80年代に Mitch Easter のプロデュース盤も出していたギター・ポップバンド The Wind のメンバー、そして Cheepskatesのメンバーでもある彼の最新ソロ作。09年作である。
彼も又名うてのポップ職人の一人。
Tan Sleeveというユニットでは、爽やかなリッケンポップも聴かせてくれていた。
この09年作では、これまでのバンドで聴かせていたギター・ポップとは少し趣を異にするサウンド展開である。
勿論、いかにも80年代USインディーズなギター・ポップがメインなのであるが、ビートル・ポップ、カントリー・ポップや、オケ風のバックを配したり、王道ポップス路線の演奏を聴かせたりとバラエティに富んだ内容となっている。
正に、ポップ職人の面目躍如といったアルバムである。
しかし、シンプルなギター・ポップを期待する向きには少し期待はずれかもしれない。でも、彼のアルバムということでこれも又許せる範囲内としてしまうのは、身びいきに過ぎないのかも。

Marvelous Darlings -Single life-
Marvelous_darlings 好度:
ジャンル:パワー・ポップ
感想:カナでのポップ・パンクという紹介のされ方もあるようであるが、一本調子の縦ノリリズムと疾走感だけというポップパンク
とは一線を画す演奏を聴かせるパワー・ポップである。
確かいパンキッシュな疾走感に溢れる演奏であるが、それにプラスしてベーシックなロックンロールのノリがあり、又、メロディー
もしっかりとして耳に残る。
これが初のアルバムのようで、これまではアナログのシングルのみがリリースされていたようである。
正に待望のフルアルバムのCDリリースである。

Candy Butchers -Making Up Time
Candy_butchers  好度:
ジャンル:ギター・ポップ
感想:パワー・ポップバンドの06年作。
このアルバムでは、アコースティック色濃厚なフォーク・ロック風演奏がメイン。
メロディアスさと、ボーカルの声質とも相まって、Graham Paker の最近作を思わせる。
演奏スタイルは John Wesley Harding のアコースティックセットようなリズミカルさで、弾き語りっぽさを感じさせない。
ノリの良さを持った爽やかなアコースティックセットであった。

Rocket -Girls With Candy herts-
Rocket 好度:
ジャンル:パワー・ポップ
感想:このジャケットだけを見ると、流行りのダンス系ポップミュージック。
しかし、全くのハズレ。何せパワー・ポップコーナーで発見したものなのである。
逆にパワー・ポップでこのジャケットであるなら、これはキュートなガールズ・パワー・ポップに間違い無し。
そんな期待を裏切らない演奏内容で、見た目通りのキュートでキラキラ感一杯の明るいのガールズパワー・ポップ。
最後の締めの一曲だけは、しっとりと情感タップリに歌い上げている。

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2012年3月11日 (日)

CD聴盤日記:ルーツ系6枚。 Honeydogs、Fred Eaglesmith、Bap Kennedy、Steve Gibbons Band、Jim Ford。

Honeydogs "What Comes After"
Honeydogs 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:90年代のネオ・ルーツ・ロック(オルタナ・カントリーとは違い、カントリー臭さを表に出さず、アーシーさを感じさせる演奏を聴かせる)の代表バンドの最新作。
ジャケット的には、ネオ・ルーツとはかけ離れ、オルタナ・ロックを思わせる。
しかし、この最新作では見事なルーツ・ロックを聴かせてくれた。
90年代のようなネオ・ルーツ路線とは異なり、南部臭すら漂わせ、時にカントリー臭も思いっきり効かせるという演奏である。
アーシーさは泥臭さとなり、ネオ・ルーツのネオという形容詞はもはや不要。
サウンド的にも角がきっちりと立って、重量感もある、正統派のルーツ・ロックである。

Fred Eaglesmith "6 Volts"
Fred_eaglesmith 好度:
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:この人、とにかく地味になる一方。
このアルバムではトラドッショナル路線とも思える土着臭プンプンな百姓フォークを効かせる。
もはやカントリーというジャンルさえ飛び越えてもっとディープにルーツ(土の中)探求の道に入ってしまったようである。
録音もモノラル録音で、音質もまるでカセットで宅録でもしたかのようなロー・ファイさ、
私の好み(スッキリ、シャッキリで、泥臭い)の方向とは違った方向へ進んでしまったようである。残念。

Bap Kennedy "The Sailor's Revenge [Deluxe Edition]"
Bap_kennedy 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック~フォーク・ロック
感想:イギリス産ルーツ・ロッカーの今年リリースの最新作。
ソロ以前のバンド"Enegy orchard"時代には、アメリカン・ロック色の強い演奏を行なっていた。
ソロになってからはよりその傾向は強め、Steve Earle 関連レーベルの E-Squard からアルバムをリリースしていたことで、アメリカのアーティストと思っていたほど。
以降のアルバムも基本路線は変わらずであったが、この最新作で、少し趣を変えてきた。
ケルティクなムードを漂わせ、ホイッスルなどをフィーチャー。ギターのサウンドも含めて、まるで Mark Knopfler が手がけるサントラを聴いているかのような優しさと寂寥感を併せ持ったフォーク・ロックに仕上がっている。
そして改めて演奏者のクレジットを見て納得。
何と、Mark Knopfler のプロデュースで、彼がギターで参加していた。そして彼の朋友である Guy Fletdher も。
Knopfler サウンドが、このアルバムの味わい深さを見事に創出していたのである。
尚、このアルバムには11曲入のボーナスディスクがついていて、9曲は過去作からのセレクトで、2曲が未発表曲という構成。
このボーナスディスクも、アルバム本体の雰囲気を損なわない曲を集めていて、通して聴いて違和感の無いものとなっている。

Steve Gibbons Band "STREET PARADE, SAINTS & SINNERS"
Steve_gibbons_band 好度:
ジャンル:パブ・ロック~ルーツ・ロック
感想:
パブ・ロックの中のアメリカン・ロッカーと言えばこの人。と言ってもアメリカ人ということではなく、その音楽スタイルがアメリカン・ロックなのである。
このCDは、80年の6thアルバムと81年の7thアルバムを収めた2枚組。ボーナストラックは無いものの、リマスタ盤。
2枚のアルバムとも過去にCD化されていたようであるが、これまで未入手だったので、この2枚が一気にCDで入手出来て嬉しいい。
80年の""STREET PARADE"の方は、これまでの彼の演奏のイメージからすると、かなり「作り込まれた」感のあるアルバムに仕上がっている。
リコーダーをフィーチャーしたトラッド調で幕開けし、2曲目はレゲエのリズムで少し脱力感。3曲目はファンキーリズム。そして4曲目は、スチール・ドラムに似せたようなカリブ海を思わせる中米リズム。そして5曲目では縦ノリのロックンロール。
6曲目hは、カントリー調ながら、どこか無国籍感漂う掴みどころのない音楽。
こんな調子でとにかくアルバムに収録されている楽曲、演奏に統一感がない。
音楽世界巡りのようなコンセプトアルバムだったのだろうかと思ってしまうほど。
やっぱり、彼の音楽はシンプル&ストレートにロックンロールを決めて欲しいものである。
このアルバムの単独CDは中古でバカ高い値付けになっていた。本当に、単独CDの中古に手を出さなくて良かった。、

一方81年の"SAINTS & SINNERS"の方は、一点してアメリカン・ルーツ。それも、豪快なドライブ感出しまくりのアメリカンなロックンロールである。正に彼の本領発揮なアルバム。
更に、テキサス系なアコーディオンがフィーチャーされた泥臭くも陽気なカントリー・ダンスチューンも登場する。
但し、このアルバムにもカリプソっぽいが曲が登場するので、単純にSteve Gibbons がこの時期、中米音楽に何か魅せられていたのかも知れない。
アルバム前半のアメリカン・ロック真っしぐら路線から、アルバム後半では前作を思わせる楽曲展開になる。
この2枚のアルバム製作時期に、彼の音楽趣向が変化した時期なのかもしれない。
このアルバム以降、つぎのスタジオ盤が出るまでに7年のブランクがあるので、興味深い。


Jim Ford "Sounds of Our Time"
Jim Ford "Point of No Return"

Jim_ford_1Jim_ford_2  好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:60年代の音源集。Nick Lowe が多大な影響を受けたという宣伝文句と、Brinsley Shwarts 似の演奏という販売店のコメン
トに惹かれて購入したもの。
なるほど、全体に漂うカントリーテイストと、ポップな味付けのサウンドで、この宣伝文句と、販売店のコメントに納得。
ど・カントリーではなく、ポップ・ロックにカントリーからのアプローチを行なっている感じは、Gram Parsons や Brinsley を思
わせる。
特に、レア音源集の "Point of No Return"の方によりその感じを強く受ける。サウンドが全体に素朴で、カントリーテイストが強
めに出ている分尚更。
彼の唯一のオリジナルアルバムを収録している"Sounds of Our Time"では、南部臭~スワンプ臭を感じる分、よりアメリカンである
。 

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2012年3月 6日 (火)

CD聴盤日記:ロカビリー系2枚です。Ravenna & The Magnetics とBear Family のロカビリーコンピレーションです。

Ravenna & The Magnetics "Rockabilly Fools/Tennessee​ & Texas"
Ravenna_the_magnetics 好度:
ジャンル:ロカビリー
感想:このCDが出ることを知ってすぐに注文したのは昨年の2月だったか3月だったか。
しかし、発売日到来と同時に、在庫無しの表示に変わり、以降注文受付不可となったっきり。
いくつかのサイトで注文を受け付けているところで注文するも、一向に現物に会える気配もなく、ほぼ1年が経過しました。
今年の1月、なぜか、ドイツアマゾンでだけ、予約注文の受付が開始され、すかさず注文。
今度はちゃんと発売されたようで、ほどなくして出荷すみのメールが届き、ようやく入手出来ると喜んでいたものの、一ヶ月たっても届かずという状態に。
さすが、ドイツ、やっぱり届かないのかと半分諦めていた時、イギリスのロカビリー専門店でこのCDを発見。
ダブっても、入手出来ないよりは良い!!と強く思い、注文。
そしたらその一週間後に、両方から無事に届いてしまいました。
さて、前置きが長くなりましたが、Rollin' Rock から出ていたアルバム2枚を収めたこのCD、The Blasters のRollin' Rock盤"Anerican Music"を思わせる演奏とサウンド。泥臭くも、明るくノリノリなロカビリーのオンパレードで自然と腰が浮いてくる。
Blasters ファン、Rollin' Rock ファンなら買いの一枚である。

V.A. -Hultsfreed hayride:10 years Of Wild Savage Rock'N'Roll-
Hultsfreed_hayride 好度:
ジャンル:ロカビリー
感想:Bear Family からリリースの現代バンドによるロカビリーコンピレーション。
それにしても、なぜジャケットがハワイなのか。演奏に、ハワイアンなコンセプトは感じられないので、意味不明。
オーセンティック物から、ネオ・ロカ、パブ・ロッキーなロックンロールまで幅広いスタイルのバンドがセレクトされたコンピレーションで十分に楽しめるアルバムである。
世界各国からのセレクトで、US、UK、スウェーデン、ドイツ等。スウェーデンが多いのが興味深い。

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2012年3月 4日 (日)

CD聴盤日記:ルーツ系です。Chuck Prophet、Farmer Jason、Nighthawks、Freddie Steady 5、Larry And His Flask。

Chuck Prophet "Temple Beautiful"
Chuck_prophe 好度:
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:元 Green On Red の Chuck のおよそ2年振りの最新ソロ。
90年にソロ作を発表して以来、2,3年のペースでコンスタントにアルバムを出している。
途中、Steve Berlin のプロデュース作が出たり、ルーツ・ロックへのアプローチは深い。
しかし、一時期はかなりオルタナ度を深め、音響系に接近したこともあった。
この新作では、ジャケットがジャケットだけに、オルタナ度を深めてしまったかと危ぶんだが、その予想は見事なまでに外してくれ
た。
カントリーへの接近は見えないが、フォーク・ロックを基調に、オルタナ系の味付けを施したオルタナ・ルーツ・ロックに仕上がっ
ている。
Tom Petty タイプのアコースティックな味わいのルーツ・ロック、Byrds を思わせるギター・サウンドのフォーク・ロック、、軽快なロカビリー調ロックンロール、そして歪み感タップリのオルタナ・ルーツ・ロックサウンドまで、幅広く聴かせる。
そしてその根底にあるのは、、メロディー・ラインのしっかりとした楽曲群。
オルタナ系ルーツ・ロッカーの魅力全開のアルバムである。

Farmer Jason & Buddies "Nature Jams"
Farmer_jason 好度:
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:70年代末に、ガレージパンクを思わせる荒々しいサウンドに乗せてカントリーを演奏するという新しいスタイルで登場し、カウ・パンクというジャンルの開拓者となった Jason & The Scorchers。そのリーダーの Jason も、今やキッズソングの世界でカントリーを聴かせる優しいオジサン。
アメリカ版「おさむお兄さん(さて誰でしょう?)」といった趣のアルバムであるが、演奏に手抜は一切無し。
Scorchers を思わせるハードドライヴィンなオルタナ・カントリーを聴かせるのである。これがキッズ向けか?と疑問に思えるほど。
でも、やっぱり、とんがった Jason & The Scorchers を又聴かせて欲しい。

The Nighthawks -Blue Moon in Your Eye:Live At The Barns At Wolf Trap-
Nighthawks 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:初期のFabulous Thundirbirds と同タイプのブルース・ロック~ロッキン・ブルースを聴かせるベテランバンド。
70年代から活動しているはずなので、Thundirbirds と経歴的には遜色無い大ベテラン。
ブルース・ハープのフィーチャーも共通。ボーカルの声の感じも Kim Wilson に似た雰囲気で本当に兄弟バンドという感じ。
このアルバムは06年リリースのライブ盤。
出ていたことを知らなかった。
このライブ演奏は実にパワフル。録音もスタジオ盤に遜色の無い抜けの良い音質で満足度は極めて高い。
演奏も、ブルース・ロックにありがちな、スローな長尺物や、延々と同じレーズを繰り返すような曲はなく、ノリのある潔い良い曲が多く、よりロック色が強く出ていて大満足。

Freddie Steady 5 "1000 Miles"
Freddie_steady_5 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:元Explosives~Shakin Apostels のFreddie Steadyの新譜は6曲入のミニアルバム。
Byrds を思わせる12弦ギター・サウンドのフォーク・ロック、オルタナ・カントリー、そしてノリノリのロカビリーまでアメリカン・ルーツ・ロックを楽しげに演奏して聴かせる。
軽快で明るい曲調がいかにもアメリカン。
早くフルアルバムも聴かせて欲しい。 

Larry And His Flask -All That We Know-
Larry_and_his_flask_2 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック~カウ・パンク
感想:バンジョー、マンドリンがフィーチャーされたカウ・パンク物。
速弾きスタイルのパワフルなカントリーチューンが爽快。アコーディオンが登場する陽気なテキサス系の曲や、トランペットが登場
するマリアッチ風味の曲も良い味を出している。
Super Suckers、Cowslingers、Whiskey Daredevils 辺りに通じる演奏スタイルである。

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CD購入日記:ショック!!

年間の購入CD枚数を千枚を切ることが、私の毎年の目標です。(まだ一度も達成出来ていません)
今年はこの目標達成に向け、CDの買い方を変えました。
毎月の購入枚数を80枚とし、内ネット購入分を60枚までと決めました。残り20枚は店頭購入枠です。
60枚の内、40枚までは、月の頭でまとめて注文します。
枠残20枚以内で、月内に発見するどうしても買わねばならないCDを注文するようにします。
この方法を実行し始めて、ちゃんと自制が効くようになり、今月(3月)も月初に注文したCDは36枚。
現時点での今年の購入枚数は139枚ですから、この36枚を合わせ、更に、毎週の店頭購入予定の枚数をいれても、3月分としては200枚枚以下に収まりそうです。
このペースで、「年間千枚を切る」長年掲げ続けて、一回も達成出来ていない目標は今年こそクリアの予感がしています。

さて、そんな順調とも思えるCD購入ですが、本日ショックなことが起きました。(というわけで、本題はここから。大分長い前置きでした)
月初の一括発注とは別に、やはり予想通り、突然の「買わねばならないCD」を発見してしまいました。
最近、80年代のUSインディーズ系ギター・バンドのアルバムがいつのまにかCD化されていて、気付いた時には入手不可ということが結構あります。
今回発見したCDもその類で、バンド名は Swimming Pool Q's で、トボけた味わいのギター・ポップバンドです。
このバンドのアルバムは結構CD化されていたのですが、未CD化アルバムが3枚あり、その内の1枚がCD化されていたことを発見したのです。これです。
The Swimming Pool Q's "Blue Tomorrow"
The_swimming_pool_qs 勿論、LPでは持っていて、ずっとCD化を望んでいたものです。なので、これはもう買うしかありません。
しかし、バカ高い。99$です。
色々探して、ようやくイギリスのショップで円換算で3,500円程度の出品物を発見。他に、ドイツのショップで、約3,400円
の出品物を発見しました。
普通なら勿論、100円安い方にするのですが、どうも私とドイツの相性はあまり良くないらしく、出荷のメール受信後、結局届か
ないということが2度あり、それ以来ドイツのショップは避け気味なのです。
今回も、100円高くとも、イギリスのショップにした方が確実に届くと考え、100円は保険金と思ってイギリスのショップに発注しました。
ドイツのショップは万が一の保険としてとっておこうと考えたのです。(100円の違いなら大した問題じゃないと普通は思うでしょうが、一枚ずつに100円の違いを意識して置かないと、年間では10万円の違いとなって返ってくるのです。私にとっては大変大きな差なのです!!)

今日、イギリスのショップから発送済のメールが届きました。が、読めない!!
何と、ドイツ語なのです。気付きました。そのイギリスのショップに出品していたのは実はドイツのショップでした。
まさかと思い、保険と思って発注しなかったドイツのショップのサイトを見たら、そのショップの出品は完了していたのです。
どうやら同一の出品者のようで、保険のつもりで、100円高い方に発注したのに、保険機能は無意味なのでした。
ああ~、こんなことなら最初から100円安い方で購入しておけば良かった。
でも、一番の心配は、ちゃんと届くかどうかです。
ショックです。

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