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2012年11月10日 (土)

CD聴盤日記(11/10):ギター・ポップ~カウ・パンク。R.E.M.、Thee Waltons。

R.E.M "Fables Of The Reconstruction 25th Anniversary"
Rem 好度:4
ジャンル:ギター・ポップ
感想:
ザ・モンスター・オブ・インディーズバンド "R.E.M."の3rdアルバムの箱入りCD2枚組みのデラックスバージョン。
25周年記念のデラックスバージョンシリーズはこの3rdアルバムから単なる2枚組み仕様からボックス仕様に変更。より所有欲を

掻き立てる商品となっている。
このCD自体は2010年に出ていたのであるが、プロデューサーが Joe Boyd で、彼らのアルバムの中では一番地味な印象があり
、1st、2nd、4thとデラックス版を購入しながら、この3rdだけ買い控えしてしまっていた。
しかし、今年の5thのデラックス版の登場で、この3rdのデラックス版もやっぱり買おうと思い、同時に購入した。
結果であるが、これが実に良かった。
何が良かったか、オリジナルのアルバム自身の良さを再認識できた。
なぜ1st、2ndに対して地味な印象を持ってしまったかであるが、これが全く分からない。
楽曲雰囲気、サウンドともに R.E.M.としての魅力を十分に発揮したアルバムであることに疑問の余地はない。
不思議だ。Joe Boyd=フォーク=地味 という連想をしてしまっていたのかもしれない。
いやいや、オリジナル版はやはり地味な印象だったのかも、と思い、オリジナル版を引っ張り出して聴き直してみたがやはり特にマ
イナスイメージになるような印象は全く受けなかった。
今回のデラックス版でのリマスタは、音量レベルが上がっていることが一番の違い。1stや2ndで感じた「丸で別物」的な大きな違
いを感じることはなかった。
勿論、スッキリ感はあるが、もともとが1st、2ndのような独特な雰囲気が無い分、ノーマルなサウンドの印象が強いので、リマス
タ効果としての大きな違いには感じられなかった。
今回のデラックス版の目玉はやはりディスク2。
これまでは、オリジナルアルバム発売と同じ時期に録音されたライブ音源であったが、この3rdでは、オリジナルアルバムのデモ音
源集。
これが侮れない録音の良さ。
普通デモ音源というと、自宅でカセットで録音したものとか、音質的に問題のあるものが多いが、今回は違うようである。
スタジオ録音のような音質で、さらに、デモである分余計な音のいじりの無い、まるでスタジオライブのようなライブ感を味わうこ
とが出来る。
音質も最終音源のオリジナルアルバムにひけをとらない出来で大満足なオマケCDであった。

R.E.M "Document (25th Anniversary Deluxe Edition)"
Rem_document 好度:4
ジャンル:ギター・ポップ
感想:
メジャー移籍第一弾となった5thアルバム。
4thアルバムの時にプロデューサーの Don Gheman から、「言葉ははっきり歌え」と怒られて以降は、サウンドもボーカルもスッキ
リ系に変貌を遂げているので、このメジャー第一弾は尚更スッキリ系サウンドに仕上がっている。
リマスタ効果は、音量レベルのアップが顕著なこと以外はさほど感じられなかった。
やはり目玉はボーナスディスク。
20曲入りのライブ盤で87年の音源。
もっとも勢いのある時期の演奏がしっかりと味わえる一枚。
Documentからの曲を中心に、過去のアルバムからの選曲を加えたベスト盤的な演奏内容で、単独アルバムとしてリリースされていな
いのが不思議なライブ音源。
このボーナスディスクだけでも十分な価値のデラックス版である。

Thee Waltons "Carry On Yippin"
Waltons 好度:4
ジャンル:カウ・パンク
感想:
なんと17年振りのニューアルバム。
演奏スタイルは変わらぬパンキッシュなカウ・パンク。
カウ・パンクと銘打っているわけだから、パンクなのは当たり前なのであるが、このバンドのサウンドは、普通のカウ・パンクバン
ドにありがちな、ただの速弾きカントリーとは違う。
フィドル、マンドリン、ハーモニカ、そしてウッシュボードといった、カントリー御用達のアコースティック系楽器をフィーチャーしながら、ちゃんとした(というのも変な表現であるが)パンクサウンド(ギターの歪み具合と、サウンドの荒々しさ)でカントリーを聴かせるのである。
初期の Jason & The Scorchers をコミカルな雰囲気にまとめ上げた感じとでも言おうか。
この荒々しいパンクサウンドも、カントリーとミックスすると、実にほのぼのとした雰囲気になるから面白い。
荒々しいがトゲトゲしさのない、ほのぼのパンクである。

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