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2012年12月16日 (日)

CD聴盤日記(12/16):ルーツ系。Jason Isbell、The Decemberists、Steve Forbert。

Jason Isbell & The 400 Unit "Live from Alabama"
Jason_isbell 好度:4
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:
Drive-By Truckers メンバーのソロ作第5弾。
同僚(バンドメンバー)の Patterson Hood のソロ作は内省的な傾向にあるのに対し、こちらは至って外向的。
パワフルでルーツ・ロッキンなノリを持ったオルタナ・カントリーで、直球勝負な演奏が楽しめる。
このアルバムは今年12年の8月のライブ演奏の音源である。
スタジオ音源に劣らない明瞭な音質で、スタジオライブのようである。
演奏も通常のライブにありがちなどこか調子が外れたり、音程が不安定になったりということも一切無し。
さすがである。
揺るぎない安定感とパワフルさで、これぞアメリカン・ロックと楽しめるアルバムである。

The Decemberists "Long Live the King"
The_decemberists 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
アメリカーナな演奏を聴かせるルーツ・ロックバンドの11年作。
これは同年リリースのフルアルバム"King Is Dead"と同時期に録音されていた音源のようである。
全6曲のアコースティックセット。
地味な雰囲気を漂わせながらも、全くそんな気配もなく、フルバンド編成でのパワフルなカントリー、フォークに根ざしたアコースティックロックである。

Steve Forbert "Down In Flames"
Steve_forbert 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
これはとんでもないCDを発見してしまった。
彼のアルバムは全てCD化されていると思っていたのであるが、とんでもない間違いであったことが判明した。
スタジオ録音盤では3枚もの未CD化アルバムが存在していたのである。
80年の"Little Stevie Orbit"(3rd)、82年の"Steve Forbert"(4th)、そして84年の"Down In Flames"(5th)。
この内、"Little Stevie Orbit"というアルバムはアナログLPで所有しているが、実はこれをオリジナル盤ではなく、編集盤と思
っていた。実は未CD化アルバムだったとは。
そして、今回紹介するこの"Down In Flames"。
これは実はオクラ入りアルバムで、発売されなかったのである。
プロデュースは Neil Giraldo である。
よくぞ、こんなきちっとしたアルバムをリリースせずに眠らせてしまったものである。
この未発売アルバムが何と、アルバム用オリジナル音源にプラス、ボーナスディスクを2枚も付け、計3枚物でリリースされていたのである。
リリースは09年。
全く知らなかった。
彼のHPのみで発売されていたようである。
たまたま昨日、都内の某CDショップで発見し、見慣れないジャケットであることから、てっきり編集盤と思っていた。
裏を見て、3枚組みであることが分かり、レア音源が2枚もついているなら編集盤でも良いやと思い購入したのである。
念のためネットでこのCDを検索し、結果 Steve Forbert のHPにたどり着き、上記の事実に辿りついた次第。
本当にラッキーである。
でなければ、未CD化アルバムの存在を知らずにずっといるところで、しかも、あと何年かしたら、これらのCDも発売完了で入手
不可になっていたかも知れない。
本当にこのCDの出会に感謝である。
さてさて、前置きが長くなってしまったが、このアルバムの内容である。
先ず、アルバム本体のディスク1。
プロデューサーのNeil Giraldoの影響と思われるが、結構都会的なロックサウンドに仕上がっている。
84年と言えば、世はブリティッシュインベンション吹き荒れるMTV時代で、打ち込み系のゴタゴタした派手なサウンドの全盛期。そんな影響を受けているかと危惧されながらも、全くそんな気配はなかった。
オクラ入りの理由はこの時代への逆行性のせいかもしれない。
インディーズレーベルならいざ知らず、メジャーでは許されないと思われる非売れ線サウンドなのである。
しかし、これが良い。
この都会的とも思える少しだけ洗練されたルーツ・ロックサウンドが実に新鮮。
1st、2ndで聴いていた地味なフォーク・ロック路線とは一線を画す出来。
この後の Garry Talent プロデュース作や、Pete Anderson プロデュース作、そしてそれ以降のパワフルなアメリカン・ルーツ・ロックスタイルの原点と思える演奏内容である。
ディスク2は、83年~85年のスタジオ録音でのデモ音源集で14曲。
ディスク3は、やはり83年~85年のライブ音源集で12曲。
いずれも軽快でルーツ・ロッキンなアメリカン・ロック。
貴重な音源集で、Steve ファンには堪らないお宝アルバムとなっている。

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コメント

Midge大佐さん、コメントありがとうございます。
2010年に購入済みとはさすがですね。
しかも、DVD、Tシャツ付きのバンドル版とは。
参りました。
私もこのCDの発見で、Steve Forbert のHPに入り、未購入のCD6枚を注文しました。
本日発送済のメールが届き、あとはブツが届くのを待つばかりとなっています。
本当に良い時代になったと思います。
Steve Forbert はメジャー系アーティストなので、時々アマゾン等でチェックしていれば十分と思っていましたが、大間違いでした。
メジャー系アーティストも、HPで定期チェックをせねばと改めて思い知った次第です。

投稿: CDバカ | 2012年12月18日 (火) 21時31分

おお!Steve ForbertのこのCD"Down In Flames"は
彼のHPから2010年に買いました。
見付けた時は興奮しましたよ!(笑)
良いアルバムですよね!
私のBlogでその時に紹介しています。
大した情報は無いですが、ご参考まで・・
http://plaza.rakuten.co.jp/midge/diary/201004240000/

投稿: Midge大佐 | 2012年12月17日 (月) 00時50分

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