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2012年12月

2012年12月18日 (火)

CD聴盤日記(12/18):ルーツ系です。Big Al Anderson、Shamarr Allen & Paul Sanchez、Bob Collum。

Big Al Anderson "Strings"
Al_anderson 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
元NRBQの Big Al の最新ソロ作。
このアルバムでは、タイトル通り、弦楽器にこだわったアコースティックなフォーク・ロックをタップリと聴かせている。
バックも、Glenn Wolf、Richard Benett、Vince Gill、Jerry Douglasといった強者たちが、ストリング・ベース、ギター、マンド
リン、ドブロで手堅くサポート。
そこに、アコーディオン、オルガン、ピアノ等の楽器が控えめながら華を添えている。
Q時代のようなポップさは影を潜め、伝統的とも思えるようなカントリー・フォークの世界を作り出している。
普通であれば、地味で暗いムードの、このカントリー・フォークの世界も、Al の手に掛かると、ちょっぴりだけど、トボけた味わ
いが感じられ、ホワっとした雰囲気になって、優しげなのである。
さすが、Big Al!!

Shamarr Allen & Paul Sanchez "Bridging The Gap"
Paul_sanchez 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
ニュー・オーリンズ産のルーツ・ロックバンド Cowboy Mouth のフロントマン Paul Sanchez のソロプロジェクト。
もう10以上枚はリリースしているソロ作であるが、どんどん地味系のフォークスタイルになっていて、寂しい思いをしていた。
この新たなコンビプロジェクトの雰囲気は、ジャケットからして、ブルース。
フォークの次はブルースかと、やっぱり少し寂しさを残しながらプレイボタン。
そしたら、出てきたのはギターとトランペットの見事なアンサンブルによるルーツ・ロック。
ドラムもしっかりと入ったロッキン・バンド編成での演奏である。
そう、Shamarr Allen はトランペット奏者なので、ブルースというわけではなかった。
2曲目はッミドルテンポのリズムが縦に刻まれたパワフルなR&Bスタイルのロックンロール。
以降も、地味さとは無縁の、適度なノリを持った明るい雰囲気のルーツ・ロック。
この明るい雰囲気を演出してくれているのが、トランペットの音色。
全編にトランペットがフィーチャーされ、どこかマリアッチ風味のような感じもして、ロックに実に良くマッチしている。
ロックにホーンと言えば、サックスと思うのであるが、トランペットも明るい音色で良くマッチする。
以外な発見をさせてくれたアルバムである。

Bob Collum "Twisted Lines & Mixed Up Rhymes"(09年)
Bob Collum "The New Old Thing"(11年)
Bob Collum "The Ungrateful Depression"(12年)

Bob_collum_twisted_lines_2Bob_collum_new_old_thingBob_collum_the_ungrateful_depressio   好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック~オルタナ・カントリー
感想:
97年にデビューし、ほぼ4年毎にアルバムをリリースしていて、07年までに4枚のアルバムをリリースしていた。
しかし07年からはリリース間隔が半分に縮まり、2年毎のリリースとなっていて、今回紹介の3枚のアルバムをリリースした。
只残念なのは、各アルバムの収録曲数も半分になってしまったこと。
ん~、結局は4年毎のフルアルバムと変わらんということか...。
でも、最新作は今年12年物で、更に1年に縮まっている。フルアルバムのリリースも間近かも知れない。
このアーティストを追いかける切っ掛けになったのは、彼のデビューアルバムを Skeletons のLou Whitney が行なっていたことを
知ったこと。
00年の2ndアルバムもプロデュースを Lou Whitney が行なっており、演奏メンバーも Skeletons の面々が加わっていた。
以降このルーツ・ロッカーを追い掛けている。
今回の3枚のミニアルバムであるが、演奏はペダルスチールの音色が印象的なオルタナ・カントリー。
フルバンド編成でのパワフルな演奏のルーツ・ロックスタイルで聴かせている。
しかし楽曲は明るくポップで、どことなく、アメリカン・ロックというよりは、パブ・ロック系のポップなカントリー・ロックを感
じさせてとても楽しい。
Nick Lowe や Costello 系のパブ・ロック系の軽いノリの明るい演奏が楽しめる。
気持ちよく聴きながらあっという間に3枚を聴き終えてしまい、良い意味での物足りなさ感一杯となってしまった。
この3枚のアルバムはいずれもプロデュースは Pat Collier。
パンク~パブ・ロック系のバンドのプロデュースで名前を見ていたプロデューサーで驚きである。
12年作では、演奏に Martin Belmont が参加していた。
演奏全体の雰囲気がどことなく、パブ・ロック系のカントリー・ロックに近いのはこのおかげかと納得。

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2012年12月16日 (日)

CD聴盤日記(12/16):ルーツ系。Jason Isbell、The Decemberists、Steve Forbert。

Jason Isbell & The 400 Unit "Live from Alabama"
Jason_isbell 好度:4
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:
Drive-By Truckers メンバーのソロ作第5弾。
同僚(バンドメンバー)の Patterson Hood のソロ作は内省的な傾向にあるのに対し、こちらは至って外向的。
パワフルでルーツ・ロッキンなノリを持ったオルタナ・カントリーで、直球勝負な演奏が楽しめる。
このアルバムは今年12年の8月のライブ演奏の音源である。
スタジオ音源に劣らない明瞭な音質で、スタジオライブのようである。
演奏も通常のライブにありがちなどこか調子が外れたり、音程が不安定になったりということも一切無し。
さすがである。
揺るぎない安定感とパワフルさで、これぞアメリカン・ロックと楽しめるアルバムである。

The Decemberists "Long Live the King"
The_decemberists 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
アメリカーナな演奏を聴かせるルーツ・ロックバンドの11年作。
これは同年リリースのフルアルバム"King Is Dead"と同時期に録音されていた音源のようである。
全6曲のアコースティックセット。
地味な雰囲気を漂わせながらも、全くそんな気配もなく、フルバンド編成でのパワフルなカントリー、フォークに根ざしたアコースティックロックである。

Steve Forbert "Down In Flames"
Steve_forbert 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
これはとんでもないCDを発見してしまった。
彼のアルバムは全てCD化されていると思っていたのであるが、とんでもない間違いであったことが判明した。
スタジオ録音盤では3枚もの未CD化アルバムが存在していたのである。
80年の"Little Stevie Orbit"(3rd)、82年の"Steve Forbert"(4th)、そして84年の"Down In Flames"(5th)。
この内、"Little Stevie Orbit"というアルバムはアナログLPで所有しているが、実はこれをオリジナル盤ではなく、編集盤と思
っていた。実は未CD化アルバムだったとは。
そして、今回紹介するこの"Down In Flames"。
これは実はオクラ入りアルバムで、発売されなかったのである。
プロデュースは Neil Giraldo である。
よくぞ、こんなきちっとしたアルバムをリリースせずに眠らせてしまったものである。
この未発売アルバムが何と、アルバム用オリジナル音源にプラス、ボーナスディスクを2枚も付け、計3枚物でリリースされていたのである。
リリースは09年。
全く知らなかった。
彼のHPのみで発売されていたようである。
たまたま昨日、都内の某CDショップで発見し、見慣れないジャケットであることから、てっきり編集盤と思っていた。
裏を見て、3枚組みであることが分かり、レア音源が2枚もついているなら編集盤でも良いやと思い購入したのである。
念のためネットでこのCDを検索し、結果 Steve Forbert のHPにたどり着き、上記の事実に辿りついた次第。
本当にラッキーである。
でなければ、未CD化アルバムの存在を知らずにずっといるところで、しかも、あと何年かしたら、これらのCDも発売完了で入手
不可になっていたかも知れない。
本当にこのCDの出会に感謝である。
さてさて、前置きが長くなってしまったが、このアルバムの内容である。
先ず、アルバム本体のディスク1。
プロデューサーのNeil Giraldoの影響と思われるが、結構都会的なロックサウンドに仕上がっている。
84年と言えば、世はブリティッシュインベンション吹き荒れるMTV時代で、打ち込み系のゴタゴタした派手なサウンドの全盛期。そんな影響を受けているかと危惧されながらも、全くそんな気配はなかった。
オクラ入りの理由はこの時代への逆行性のせいかもしれない。
インディーズレーベルならいざ知らず、メジャーでは許されないと思われる非売れ線サウンドなのである。
しかし、これが良い。
この都会的とも思える少しだけ洗練されたルーツ・ロックサウンドが実に新鮮。
1st、2ndで聴いていた地味なフォーク・ロック路線とは一線を画す出来。
この後の Garry Talent プロデュース作や、Pete Anderson プロデュース作、そしてそれ以降のパワフルなアメリカン・ルーツ・ロックスタイルの原点と思える演奏内容である。
ディスク2は、83年~85年のスタジオ録音でのデモ音源集で14曲。
ディスク3は、やはり83年~85年のライブ音源集で12曲。
いずれも軽快でルーツ・ロッキンなアメリカン・ロック。
貴重な音源集で、Steve ファンには堪らないお宝アルバムとなっている。

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CD聴盤日記(12/16):ガレージ系。B-Back、Terrible Feelings、Sewergrooves、The Canary Sect、Heart Attack Alley。

B-Back "Experiment In Colour"
Bback 好度:4
ジャンル:ガレージ
感想:
イタリア産。骨太なサウンドとポップなメロディーのガレージ・ロック。
このジャケットからは、カラフルなパワー・ポップを連想させるが、ギター・ポップ系ではない。
でも、ガレージサウンドをベースにしたパワー・ポップという言い方が出来るかも知れない。
勿論、この場合のパワー・ポップはギター・ポップ系ではなくロックンロール系。
それでもガレージにありがちなチープなピーピーオルガンや、ノイジーなファズギターは無し。
骨太なギター・サウンド真っしぐらで、漢気満点な演奏が楽しめる。

Terrible Feelings "Death To Everyone"
Terrible_feelings_2 好度:4
ジャンル:ガレージ~パワー・ポップ
感想:
Detroit Cobras タイプの骨太な演奏を聴かせる、女性ボーカルのガレージ・ロック。
アーシーで重量感タップリのガレージサウンドは正にデトロイトスタイル。
オージー系の Birdman や ASTEROID B-612辺りを思わせるロックンロール。
ギターはラウドになりすぎず、明瞭な響きも聴かせ、パワー・ポップな味わいすら感じさせる演奏である。

Sewergrooves "No Hidden Tracks : 2000-2012 Special Tour Collection Limited Edition"
Sewergrooves 好度:4
ジャンル:ガレージ~パンク
感想:
スウェーデン産のガレージ系パンクバンドの5作目。
オージーパンクの雄、Radio Birdman すら想起させる骨太でハードヒッティングな演奏の中に、ポップなメロディーが散りばめられ
ているが彼らの魅力。
この最新作でもその魅力は変わらない。むしろ、ポップなメロディーはより際立っているように思える。
ハードコア・パワー・ポップとでも命名したいスタイルである。
オクラ入り音源とまではいかないけど、アルバムには未収録だった曲等のコレクションのようである。
全12曲収録で、12年間の幅があるとは思えない演奏、サウンドの統一感で、普通に新作アルバムとして楽しめた。
Denis Tek の曲も演奏しているが、さすがに Birdman スタイルの演奏で格好良い。
ラストの曲では、フルアコースティックのアンプラグドスタイルでのライブ音源。
ひりつき感のある緊張感一杯の演奏でビシっと締めくくってくれた。

The Canary Sect "Shake It But Don't Break It!!!"
Canary_sect 好度:4
ジャンル:ガレージ
感想:
スペイン産のガレージバンド。
ハーモニカをフィーチャーし、泥臭さ一杯の演奏を聴かせる。
Fleshtones タイプのR&B色を纏ったガレージ・ロックンロールである。
このアルバムのオリジナルリリースは06年でアナログLPのみ。ドイツのレーベルからであった。
これが一年後の07年にスペインの Bip Bip Records からCD化。
今はなき Not Lame でも販売されていたようであるが、買い損ねていたもの。
巡り逢えてラッキーであった。

Heart Attack Alley "Living In Hell"
Heart_attack_alley好度:3
ジャンル:ガレージ~ブルース・ロック
感想:
VooDoo Rhythm からの一枚。
男女混合三人組。女性は二人である。
全曲にブルース・ハープがフィーチャーされ、泥臭さ一杯のパワフルなブルージー・ガレージロックを披露。

初期の Fabulous Thundirbirds よりも Red Devils の方に近い、パワフルさとドライブ感を味わわせてくれる。
ぶっとい骨太なサウンドと縦ノリのリズムによる豪快なロッキン・ブルースである。
只、残念なのが、トリオ編成が足枷になっているのか、リズムもメロディーも一本調子なこと。もう少し楽器数を増やしても良いのではとつい思ってしまわせてしまうことがマイナス。プロデューサーに Steve Berlin でも起用するとひと皮むけてくれるかも知れない。

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CD聴盤日記(12/16):ギター・ポップ、パワー・ポップ系。Dharma Bums、Pork Dukes、The Galileo 7

Dharma Bums "DUMB: 4-track cassette recordings(1987)"
Dharma_bums 好度:3
ジャンル:ギター・ポップ
感想:
80年代~90年代に活動していた80年代USインディーズ系のギター・バンドの2010年作。
とはいっても、活動再開での新録ではなく、87年に4トラカセットに録音していた音源なので、オクラ入り音源集である。
音質は正直ブート盤レベル。
4トラカセットとはいえ、もう少し音質が良くてもと思う。
しかし収録演奏は彼らの魅力を味わえる内容である。
ガレージバンド然とした粗めのロックから、R.E.M.を思わせるギター・ポップ、そしてンプルなロックンロールと幅広い。
このアルバムは結構前に都内ショップで見つけていたものであるが、その場で買おうとまでは思わなかったもの。
しかし、拙ブログにコメントを寄せて頂いている「茶」さんとの会話の中に登場し、「そう言えば」と思い出したもの。
久々に聴くきっかけを与えてくれた「茶」さんに感謝です。
「茶」さんが、True West~ Russ Tolman のサウンドから連想するバンドして上げて頂いたことがきっかけでした。
このオクラ入り音源集でも、全体と通して感じる印象は、彼らの正規スタジオ録音盤と同様の、アメリカのザラザラとした荒野の風景が見えてくるような True West~ Russ Tolman 系のギター・ロックである。

Al Jardine "Postcard from California"
Al_jardine 好度:4
ジャンル:ポップス~パワー・ポップ
感想:
ビーチ・ボーイズメンバーの初ソロ作。
2010年作のリイシュー(とは言ってもプレス盤としては初リリース)盤。
私は正直60年代ポップスの良きリスナーではなく、メジャー系音楽にはほとんど興味を持っていないので、ど・メジャーなビーチ・ボーイズも、洋楽に目覚めた頃の80年代のアルバム以外は、ほとんどまとももに聴いたことが無い。
Brian Wilson については、パワー・ポップ愛好家の間でも話題になることが結構あり、何枚か聴いていたけど、正直メジャー臭さを感じてしまい、あまり良い印象を持ったことが無いのである。
そんな私がこのアルバムを購入したのは、たまたま都内ショップの店内でこのアルバムがかけられていて、興味を持ったのがきっかけ。
数曲、メジャー・ポップスそのものような演奏があるものの、1タイトル曲など、サンシャイン系のギター・ポップ~パワー・ポップが主軸となっていて、買わずにいられなかった。
明るく爽やかで、温かさ一杯。正にサンシャイン・ポップスそのもの。
このアルバムを聴いて、ビーチ・ボーイズ本体も聴いてみたくなってしまった。
 

Pork Dukes "Kum Kleen !!"
Pork_dukes 好度:3
ジャンル:70'sパワー・ポップ
感想:
70年代のUSバンド。パンクバンドという触れ込みであるが、70年代のパンクは、今聴くと、パワー・ポップと区別がつかないような正統派なギター・ロックが多い。
このバンドもしかり。
しかも、メロディーはポップなので、尚更パンクというよりはパワー・ポップなのである。
このアルバムはレア音源集。しかし、ラフ音源集でないのが良い。
但し、後半のライブ音源はいかにもなチープな音質であった。

The Galileo 7 "Staring At The Sound"
The_galileo_7 好度:4
ジャンル:パワー・ポップ
感想:
サイケなジャケットであるが、演奏は至ってメロディアスできらびやかさを感じさせるギター・ポップ系のパワー・ポップ。
オルガンがガレージ風味も添えているが、楽曲自体のメロディー風味は60年代ビートル・ポップ。
懐かしさ一杯のメロディーをバブルガムな甘さでコーディングした極上のポップ世界を見せてくれるアルバムである。

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2012年12月 6日 (木)

CD聴盤日記(12/6):パワー・ポップ。Button(コンピーションアルバム)、Gold Motel。

V.A. "Buttons: from Champaign to Chicago"
Buttons 好度:4
ジャンル:パワー・ポップ
感想:
全19曲入りのパワー・ポップコンピ。
収録楽曲の演奏年代は、80年前後数年。
知っているバンドは The Shoes 位しかいないという超レアなローカル(シカゴ)バンドばかりという好き者心を目一杯の刺激してくれるコンピレーションである。
制作レーベルの Numero は以前にもパワー・ポップコンピをリリースしており、本当に良いマイナーバンドばかりを聴かせてくれている。
長髪巻き毛にジーンズというファッションスタイルでの演奏が思い浮かぶような曲ばかり。
ビートル・ポップを基調としたギター・オリエンテッドなパワー・ポップ満載のコンピレーションである。

Gold Motel "Gold Motel"
Gold_motel 好度:5
ジャンル:パワー・ポップ
感想:
マージービートとギター・ポップの融合、そしてノスタルジックなメロディーライン。
ボーカルは Nathalie Marchant 似の素朴さと可愛らしさが同居した、ホッとさせるタイプ・
これはもろに60年代風のメロディーが胸を打つ、ガールズボーカル・パワー・ポップである。

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CD聴盤日記(12/6):ルーツ系。Doug Sahm、Bird。

Doug Sahm "Last Real Texas Blues Band Live in Stockholm"
Doug_sahm 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
97年のライブ音源である。
パワフルなルーツ・ロッキンをタップリと15曲も堪能出来る。
息子 Shawn との共演、そしてドラムは Thunderbirds の二代目ドラマー Fran Christina である。
こんな素晴らしい音源を世に出してくれてありがとうとレーベルに感謝したい。

Bird - Chrome Reflection
Bird 好度:4
ジャンル:ルーツ・ポップ
感想:
カナディアン・ルーツ・ロッカー Jason Colett が00年にリリースした Bird というバンド名でのアルバム。
彼のソロデビューは01年なので、このアルバムはその前年のもの。
プロデュースは同じくカナダのルーツ・ロッカー Andrew Cash である。
Andrew は、Don Dixon プロデュースでのソロアルバムもリリースし、80~90年代のカナディアンシーンを代表する一人。
Jason は ソロ作では、ルーツ・ロックとはいいながら、ゴリゴリの泥臭い演奏というよりは、ポップ色濃厚で、Nick Lowe や Costello を思わせる軽味を持ったルーツ・ロックを聴かせている。
このソロ以前のアルバムでも、やはり Nick Lowe バリのルーツ・ポップが楽しい。
地味だけどポップな味わいのルーツ・ロックである。

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2012年12月 2日 (日)

CD聴盤日記(12/1,2):80年代USインディーズ系バンドとルーツ系。The Silos、Shurman、Dan Stuart(Green On Red)、Paul KellyPatterson Hood。

The Silos "Florizona"
Silos 好度:5
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
Walter Salas Humara 率いる80年代USインディーズの代表バンドの一つ、The Silos の2012年作。
もう何枚目になるのか。14,5枚は確実に出しており、Walter Salas Humara はソロでもアルバムも2,3枚を出している。
この最新作でも、変に穏やかになるようなこともなく、出だしから思いっきり体を熱くしてくれるような骨太なドライブ感タップリのルーツ・ロックをビシっと決めてくれる。
アコースティクでフォーキーなスロー・ナンバーですら、骨太感を維持。
揺るぎない安定感で聴かせる、これぞアメリカン・ルーツ・ロック。

Shurman "Inspiration"
Shurman 好度:5
ジャンル:オルタナ・カントリー~ルーツ・ロック
感想:
多分3作目になる。ドイツは Blue Rose からで2枚組み。
前作では、Georgia Satellites バリの重量感のある南部ロックをミックスしたようなパワフルなルーツ・ロックであったが、この新作では、Son Volt スタイルのオルタナ・カントリーである。
ネバリ感のあるボーカルスタイルまでよく似ている。
ボーナスディスクも侮れない内容で、11曲入り。
よくぞこれをボーナスディスクと呼んだと褒めてあげたい。
収録音源も、よく見られるような低音質の音源とは異なり、独立したフルアルバムとして十分に楽しめる演奏内容であった。

Dan Stuart "The Deliverance of Marlowe Billings"
Dan_stuart 好度:4
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:
80年代のUSインディーズを代表するペイズリー・アンダーグラウンドバンド Green On Red の Danの最新ソロ作。
もう何年振りになるか。
同郷の Al Perry とのコラボ作等も含めて多分 枚目になる。
同じバンド仲間の Chuck Propht のソロ作も今年初めに出ていたし、Chris Cacavas のソロも09年に出ていた。
Dan もそろそろ出さないかなあと思って検索をかけたら、今年リリースしていた。
これで残りは Jack Waterson と思っていたら、何と、この Dan のソロ作のプロデューサーに彼の名前がクレジット。
期待通りの Green On Red サウンドを聴かせてくれた。
なんとも言えない独特のささくれだったサウンド、それでいて味わい深いダミ声のボーカル。
このジャケットのような乾ききった砂漠のような情景が思い浮かぶ。
でも、なぜか、和めてしまうのだから不思議である。

Paul Kelly "Spring and Fall"
Paul_kelly 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
オージー・ルーツ・ロッカーの最新作。
彼も又80年代から活動するインディーズ系アーティスト。
R.E.M.の活躍でインディーズ系ギター・バンドに脚光があてられた80年代には、Paul Kelly も日本で紹介され、日本盤も2枚まで出たほど。
90年代初期のバンド Messangers 時代には、Scott Lit や Steve Berlin といったアメリカン・ロッカー達との交流も盛んなルーツ・ロッカーである。
彼も又息の長い活動を続けていて、今回のアルバムで18枚か19枚目になるはず。
この最新作では、なんとも優しいメロディーのフォーク・ロック。
まるで、坂田おさむお兄さんの奏でる新作童謡すら思わせる。
このアダルトムードのジャケットとは真逆の穏やかで優しさ一杯の音楽世界である。


Patterson Hood "Heat Lightning Rumbles in the Distance"
Patterson_hood 好度:3
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:
Drive By Truckers メンバーのソロ3作目。前作ではアコースティックな地味フォーク路線であったが、この新作はバンド編成。しかし、残念ながら、前作の地味路線にバンド編成のリズム隊を付加したような演奏で、決してロッキンな演奏とは言えない。
地味なのである。

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