Blasters~Dave Alvin

2010年11月24日 (水)

CD聴盤日記(11/24):今日はルーツ系2枚です。Gene Taylor、Hiders。

Gene Taylor "Let Me Ride in Your Automobile"
Gene_taylor 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 
 
感想:The Blasters の鍵盤奏者の良いペースでの最新ソロ作。
   前作は、Dave Alvin 等も参加してのライブ盤。今回はスタジオ録音である。
   バックは Jet Setters というロカビリーバンド。
   演奏は、言われなければ、Blasters との共演と思ってしまいそうなほど。
   ロカビリー、ブルース、R&Bと言ったルーツ・ミュージックを達者にこな
   している。
   ノリノリのブギー・ピアノは快感そのもの。
   Gene Taylor の本領発揮である。

Hiders "Penny Harvest Field"
Hiders 好度:4
ジャンル:ネオ・ルーツ
 

 

 

 

 
 
感想:前作では、Son Volt タイプのオルタナ・カントリーを聴かせてくれたこの
   バンド、この新作では、プロデューサーに Brad Jones を迎え、オルタナ・
   カントリーとは違ったネオ・ルーツ路線の演奏を聴かせてくれた。
   Brad Jones 効果か、ギター・ポップ。パワー・ポップ的な色合いの演奏も
   聴かれる。
   多少内政的なムードが漂ってはいるが、基本は地に足の着いたルーツ・ロ
   ックである。

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2010年10月26日 (火)

CD聴盤日記(10/26):先週の到着物からルーツ系3枚です。Crash Test Dummies、Stan Ridgway、Red Meat。

Crash Test Dummies "Oooh La La (Dig)"
Crash_test_dummies 好度:4
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

感想:カナダのオルタナ系ルーツ・ロックバンドの今年の最新作。
   プロデュースはフォーク・ロック系の Stewart Lerman。
   アコースティックな感触が心地よいフォーク・ロックをベースにした
   ルーツ・ロックである。
   このバンドのデビュー盤は Steve Berlinがプロデュースしていたことで
   購入したもの。
   メインボーカルは独特な深い低音が魅力の David Roberts。
   アルバムを重ねるにつれ、サウンドは少しねじれた音響系に近づいていっ
   たが、この最新作ではデビュー盤の頃のようなアコースティックさが心地
   よいサウンドとなって蘇った。

Stan Ridgway "Neon Mirage"
Stan_ridgway 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

感想:バンド時代の Wall Of Voodooは、IRSレーベルということで購入し、
   80年代のソロデビューからも3枚目までは購入したが、アヴァンギャルド
   なストレンジ系のアーティストとして敬遠し、以降は購入対象外だった。
   しかし、この今年リリースの最新作では Dave Alvin がプロデュースと演奏
   で参加していることを知り、年齢を重ねたことでルーツ系に転身したのかも、
   という期待を込めて購入した。
   結果は期待以上の出来。
   ルーツ・ロックと言いながら、単純なカントリー系ではなく、トラッドや、
   フォーク、クラシック、果ては中東を感じさせるような楽曲まで聴かせてく
   れた。
   どのタイプの楽曲であっても、特筆すべきはメロデイーの良さ。
   ボーカルの雰囲気とも相まって、Crash Test Dummiesのデビュー盤である
   Steve Berlin 製作のアルバムを思い起こさせてくれた。

Red Meat "Live at the World's Smallest Honky Tonk"
Red_meat_2 好度:4
ジャンル:オルタナ・カントリー~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

感想:デビュー盤から Dave Alvin がプロデュースを手掛けてきたバンドの最新作は
   ライブ盤。残念ながら Dave Alvin のクレジットは無くなってしまったが、代
   わりに Mark Linett の名前を見ることが出来た。
   Jil Olson も健在のようで嬉しい。
   演奏はホンキートンクスタイルの伝統的カントリー・ロックから、ロカビリー
   まで、アメリカーナなルーツ・ロックをノリノリで楽しませてくれた。
   全26曲という大作で、CDの容量を目一杯使い切ったような78分の収録。
   それでもあっと言う間に聴き終えてしまったライブであった。

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2010年9月23日 (木)

CD聴盤日記(9/23):Dave Alvin~Blasters のリマスタ・リイシュー盤。

Dave Alvin "Romeo's Escape"
Dave_alvin_romeos_escape 好度:5
ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

感想:87年リリースの1stソロ。
   このアルバムはタイトル違いでジャケットデザインも微妙に異なる2種類が
   出ている。
   一つはイギリスのインディー・レーベル Demon Records からでタイトルは
   "Every Night About This Time"。
   もう一つはメジャーのEpic からでタイトルは"Romeo's Escape"。
   今回のリマスタ盤はタイトルから見て、Epic盤のリマスタと想像。
   Epic 盤とDemon 盤では音質が明確に異なっていて、Epic の方が高域に少し
   アクセントを持たせた感じで録音レベルも高い。
   今回のリマスタ盤であるが、面白いことに、Demon 盤のようである。
   それも、Demon 盤とほとんど゙聞き分け不能なほど音質が似ている。
   リマスタ効果というよりは、Demon盤をそのままリイシューしたような印象。
   Demon 盤と何度か聴き比べをしたが、違いは分からなかった。
   残念な06年リマスタ盤である。
   ただ、ライナーが充実、解説がビッシリ。英語なので丁寧に読む気にはれ
   ないが、いずれちゃんと読んでみたい。

The Blasters "Non Fiction"
The Blasters "Hard Line"

Blasters_nonfictionBlasters_hard_line_2 

 

 

 

 

 
好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
 
感想:Dave Alvin が在籍していた、そして現在でも時々メンバーとして復活してい
   るルーツ・ロックバンドの2ndと3rdアルバム。
   両アルバムとも、音源自体は全てCD化済みであるが、アルバム単位としては
   初めて。
   "Complete Recordings"という2枚組CDに全音源がギッシリと収録されていて
   それと聴き比べてみた。
   やはりリマスタは特にされていないようである。
   しかし、ファンとしてはアルバム単位でのCD化が嬉しいので、そういう意味で
   購入価値のあるCDである。

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2010年8月29日 (日)

CD聴盤日記(8/29):今週到着物にも着手。ルーツ系5枚です。Dash Rip Rock、John Mellencamp、Charlie Musselwhite、Hail The Size(featuring Maria McKee)、Little Bob。

Dash Rip Rock "Call of the Wild"
2010_0821_212635dash_rip_rock  好度:3
 ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:80年代から活動するルーツ・ロックバンド。ガレージ~パンクな雰囲気も
    持った荒々しいギター・サウンドが持ち味の演奏で、初期の Jason & The
     Scorchers 等と同タイプのバンドであったが、この今年の最新作では、荒
    々しさはすっかり陰を潜め、どこか丸みを帯びた演奏となっている。
    もっとハチャメチャな元気っぷりを期待しただけに、少し肩すかし気味。
    ブルージーなルーツ路線で、骨太な演奏ではある。しかし、楽曲がかなりね
    じれており、お世辞いもメロディーが良いとかは思えない。
    リズムもどこかファンキーな雰囲気があって、今一つノリ切れない。
    オールドスタイルのシンプルなロックンロールでは彼らの本領発揮と思える
    ノリノリの演奏なので、この路線で全曲攻めて欲しかった。残念。

John Mellencamp "No Better Than This"
2010_0821_212713john_mellencamp  好度:3 
 ジャンル:カントリー~フォーク
 

 

 

 

 

 感想:ベテランのアメリカン・ロッカーの新作はアコギの弾き語りもの。
    たまにドラムが入ったりするが、基本はアコギ一本。
    ただ、何を思ったのか、音がローファイなのである。
    妙にこもらせたような音で、何か質の悪いブート盤でも聴いている
    ような損した気分になってしまう。
    楽曲も大人しめ。アメリカン・ロックとしての魅力には程遠いもの
    ばかり。
    この妙に居心地の悪い感じは、Springsteen の"Nebraska"である。
    まあ、あれよりは、楽曲がカントリーな分、明るい感じはあるので
    まだ聴きやすい。
    ということは、次回作に期待大か?
    John Mellencamp 版の "Bron In The USA"に期待!!

Charlie Musselwhite "Well"
2010_0824_213301charlie_musselwhite  好度:4
 ッジャンル:ブルース・ロック~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:「ハーモニカ・マスター」という異名を持つ彼のソロ作。
    The Blasters のベーシスト Jhon Bazz と、Paladins~Hacienda Brothers の
    Dave Gonzales がゲストではなく、演奏メンバーとして参加している。
    演奏は、期待通り、ルーツ・ロッキンなブルースロックで、「売り」であるハ
    ーモニカが唸りまくる熱い演奏である。
    初期の Fabulous Thunderbirds タイプのブルース・ロックである。
    長尺のダラダラ演奏もなく、シンプルにスパっとキレのいい演奏が楽しめた。

Hail The Size "I Can't Die In LA (featuring Maria McKee)"
2010_0825_114327hail_the_size  好度:4
 ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:このバンド、メンバーを見ても全く見覚えのメンバーばかりで、どういう経歴
    を持つのか全く不明。
    しかし、"featuring Maria McKee"という歌い文句の通り、数曲でゲスト参加と
    いう程度ではなく、このバンドの一員的に全面参加である。
    メインボーカルは Charles Ezell という人物であるがこれがなかなか鼻声の
    John Croslin 似のボーカルを聴かせてくれる。
    Maria はデュエットの形で歌っている。
    ブルース、カントリー、フォークといったアメリカン・ルーツ・ミュージック
    を軽めの演奏で心地よく聴かせてくれる。
    泥臭さは非常に薄めで、ポップな味わいが何とも清々しい。

Little Bob  -Rendez-Vous in Angel City/Alive or Nothing-
2010_0825_113657little_bob  好度:4
 ジャンル:アメリカン・ロック~オルタナ・ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想;Little Bob は、Little Bob Story というバンド名で70年代から活躍する
    フランスのパブ・ロッカー。
    彼のアルバムはアメリカン・ロック色濃厚で、SouthSide Johnny のゲスト参
    加など、他のパブブ・ロッカー達とは少し毛色が違っている。
    このCDは彼のソロアルバムで89年作と91年作のカップリング(とは言っ
    ても、2in1ではなく、2枚組)物。
    89年作の方は、発売時に輸入盤で普通に購入出来ていたけど、91年作の
    方はずっと入手出来なかった。
    ヨーロッパではCDが流通しているのは知っていたけど、なぜか日本への配送
    は不可だったもの。
    それがようやくCDで入手出来たのは嬉しいけど、出来ればオリジナルカバー
    アートでのCDが欲しかった。
    今回、この2枚組みCDを購入して新たに分かったことは、この2枚はカップ
    リングで正解だということ。
    どういうことかというと、この2枚は同一コンセプトのアルバムで89年作が
    スタジオ録音盤で、91年作は、89年作のときのバンドメンバーによるライ
    ブ盤で、プロデューサーも一緒だった(Jeff Eyrich!!)のである。
    カップリングに納得。
    この Jeff Eyrich プロデュースの2枚のアルバムでは、バックのメンバーは
    USインディーズのルーツ系畑で活躍している Tony Marsico, Kenny Margolis
    が務めている。更にライブ盤ではドラムをJerry Angelが叩いているのである。
    89年のスタジオ盤ではゲスト Charlie Sexton, Dave Alvin, Lowen & Navarro
    が参加しているのである。
    演奏は正にアメリカン・ロック。爽快なドライブ感に溢れたストレートな演奏
    である。

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2010年8月22日 (日)

CD聴盤日記(8/22)その4:昨日の店頭購入物、そしてネット購入分からルーツ系3枚です。The Goodnight Loving、Amy Allison、Frank Royster。

The Goodnight Loving -Supper Club-
Goodnight_loving  好度:4
 ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:ガレージ畑のルーツ・ロックバンドである。
    カントリーとビートル・ポップと、Groovies が合体したような演奏が楽しめる。
    ただ、曲によってはオルタナな雰囲気が濃く出すぎのものあり、ローファイ系が
    入ってしまっているのが残念。

Amy Allison -Sheffield Streets
Amy_allison  好度:4
 ジャンル:オルタナ・カントリー~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:96年にデビューしている女性アーティストの09年リリースの最新作。
    ソロとは別に、ルーツ・ロクバンド、Lone Justice のメンバー Ryan Hedgecock
        と Parlor James というオルタナ系のルーツ系ユニットを組んでいた。
    このバンドは2枚のアルバムを残して解散し、Ammy は以降はソロで活動。
    このアルバムは5枚目である。
    最初の頃のアルバムは2枚が"Diesel Only"というオルタナ・ルーツ系のインデ
    ィーズからリリースされていた通り、メジャー臭さの全く無い、オルタナ・カン
    トリー系のアーティストである。
    只、歪んだサウンドや、ざらつき感でコーティングしたサウンドではなく、伝統
    的とも思えるような綺麗なフォーク~カントリー系のサウンドである。
    舌足らずな感じの可愛らしいボーカルで、メロディーも懐かしさを感じさせる、
    すっと入ってくるもの。
    このアルバムでは Elvis Costello や Dave Alvin がゲスト参加している。
  
Frank Royster -Innocence Is Bliss
Frank_royster  好度:5
 ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:07年のアルバムでは、普通のルーツ・ロックという印象であったが、この
    今年の最新作では、Jamie Hoover のプロデュースとも相まって、演奏もメロ
    ディーも非の打ち所の無いアルバムに仕上がっている。
    最初は Jamie プロデュースということでパワー・ポップ物を期待したが、出
    て来たサウンドとメロディーは、良い意味での古臭さを持ったルーツ・ポップ
    とでも言うべきもの。
    オールディーズな雰囲気から、カントリールーツを感じさせる曲まで聴かせる。
    ボーカルは Don Dixon を思わせるソウルフルで少ししゃがれ気味の声。
    決して張り上げるようなことが無いが、力強い歌いっぷりである。
    演奏、メロディー、歌の全てが完璧に揃ったアルバムである。
    もう、4回も聴き返してしまった!!

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2010年8月 5日 (木)

CD聴盤日記(8/5):昨日到着の2枚。ルーツ系です。Los Lobos、Nick Curran。

Los Lobos "Tin Can Trust"
Los_lobos  好度:2
 ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
 

 

 

 

 
 
 感想;最近割りとコンスタントにアルバムを出しているLos Lobosの新作。
    ここ最近はライブ物が多かったが、結構初期の頃を感じさせるR&B~ロッ
    クンロール路線の演奏だったので、この新作もその路線を期待したのである
    が、残念ながら、Kiko路線であった。
    演奏は骨太なルーツサウンドで悪くは無いのであるが、楽曲が何とも居心地
    が悪い。
    最後の方で一曲だけ陽気なアコーディオンをフィーチャーしたラテン物を披
    露しておりそれが唯一の楽しめた演奏。
    この路線はどうしても好きになれない。でも、玄人受けするんだろうなあ。
    残念。 

Nick Curran "Reform School Girl"
Nick_curran  好度:4
 ジャンル:ロックンロール~ロカビリー~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 
 
 感想:Dave Alvin 参加作と思って購入したけど、大間違い。Dave ではなく、Phil
    の方だった。
    しかし、購入自体は大正解。
    オールドスタイルのロックンロール、R&B、ロカビリー、ポップスという、
    ノリノリ系アメリカン・ミュージックのオンパレード。
    ラフでダイナミックでストレートな演奏で、これも演出なのか、録音はわざ
    と割れた音にして、しかもモノラル。50年代のような雰囲気を出しており、
    とても今年のリリースとは思えない。
    この録音の粗さを除けば、演奏のコンセプトは完全に The Blasters と同じ。
    よりプリミティブな Blasters という雰囲気である。

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2010年3月26日 (金)

CD聴盤日記(3/26):ルーツ系3枚です。WILD BOB BURGOS、DOGHOUSE LORDS。

WILD BOB BURGOS -DESTINATION ROCKIN'-
Wild_bob_destination_rockin_2  好度:4
 ジャンル:ロカビリー
 

 

 

 

 
 感想:Wild Bob burgosは、70年代から活躍するイギリスを代表するロカビリー
    ロックンローラー。これは最新の09年作のフルアルバム。
        Mattch Box 元メンバーでドラムを担当。ソロキャリアも長く、ソロ名義の
        アルバム以外にも、"Shotgun"や"Wild Angels"など、彼をフロントマンに
    したバンド名義も複数あり、アルバムは20枚は超えるはず。
    彼はロカビリーには珍しい、ドラム担当のロカビリアンである。
    彼のアルバムの特徴は、タイトルに"Rockin'!の文字を入れること。
    今回もしっかり入っている。
    しかし、この最新作、いつもとはちょと毛色を変えて来た。
    突っ込み気味なほどのノリノリ・ロカビリーを身上とした演奏を披露し続けて
    いたはずが、このアルバムでは、タメを効かせた演奏が多い。ミドルテンポの
    ブルース・ロック調が幅を利かせているのである。
    まるで、Dr.Feelgood のようである。

WILD BOB BURGOS -THE LEGEND OF MARY CHRISTMAS-
Wild_bob_the_legend_of_mary_chris_2  好度:3
 ジャンル:ロカビリー~ロックンロール
 

 

 

 

 
 感想:これはクリスマス企画のEP盤。収録曲数はわずか3曲のみ。しかし、
    クリスマスソングという企画ものなので、しょうがいない。
    演奏はクリスマスとは無関係にいつもと同じノリノリのロカビリー。
    Dave Edmunds 以上の偉大なるマンネリ・ロッカーである。 

DOGHOUSE LORDS -DIGGIN' AT THE DOGHOUS-
Doghouse_lords_2  好度:4
 ジャンル:ブルース・ロック~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 
 
 感想:このジャケットは完全にコアなパンク、メタル、それもデス系。
    しかし、これがブルースベースのルーツ・ロックンロール!!
    ブンブンとコモリ気味に唸るブルース・ハープ、ドスドスと重量感のあるリズ
    ム隊、歪み感タップリのエレキ・ギターと、Red Devils バリのブルース・ロッ
    クを披露。
    それもそのハズ。このバンド、ベースとドラムのリズム隊は The Blasters の
    John Bazz と Bill Bateman。この布陣は Red Devils そのものなのである。
    そして、鍵盤に Gene Taylor が参加という素晴らしい布陣なのである。

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2010年1月 6日 (水)

CD聴盤日記(1/6):Dave Alvin 紹介その4 プロデュースワークの後半。

今日は Dave Alvin プロデュースワーク紹介の後半5枚です。

The Derailers -Jackpot-(96年)
 E86666d9ma2  
 ベイカーズ・フィールドスタイルのホンキートンク・カントリー。
 ジャケット写真ではリーゼントで固めたロカビリー野郎三人組に見えるが、
 演奏はコテコテと言えるほどのど・カントリー。
 ここまで伝統的スタイルで直球で迫られると、返って何も抵抗出来ず、押し
 倒されてしまう。 
 まさか Dave Alvin がここまでカントリースタイルをプロデュースするとは
 思っていなかった。しかし、Dwight Yoakam が親友であることを考えると、
 このスタイルもありだなと納得。

Red Meat -13-(98年)
 D407627vv1u  
 トゥワンギースタイルのオルタナ・カントリーバンド。  
 97年のデビュー以来これまでに4枚のアルバムをリリース。
 2nd以降は Dave Alvin がずっとプロデュースを手掛けている。
 一聴、伝統的スタイルのカントリーにも聴こえるが、ギター・ポップな要素
 を持った演奏も披露。楽曲の幅が広い。
 メンバーの Jill Olson と Steve Cornell そして Michael Montalto の3人
 は、90年代初頭に The Moovie Stars という無国籍な味わいのあるルーツ・
 ポップバンドで活動。
 アコーディオンやマンドリンを使用した明るく陽気でドライブ感タップリの
 アコースティック・ロックを聴かせてくれた。わずか2枚のアルバムを残し
 て解散したようである。Jill Olson はソロアルバムのリリースがあり、
 Steve Cornell は、Buckets 等いくつかのオルタナ・カントリー系のバン
 ドで客演を行なっている。
 行なっていた。この3人が、Movie Stars 解散後の7年後に揃って参加した
 バンドがこの "Red Meat"。
 トラッド風味も持ったバンドかと思ったが、アメリカーナ一筋であった。
 でも、カントリーとは異なったメロディアスさを持ち、まるでギター・ポッ
 プ用の楽曲をカントリースタイルで聴いているような気持ち良さを感じる。
 尚、
Movie Stars の2枚のアルバムは次の通り。いずれも90年作。
  "0Heck-Ola!"(左)、 "Head On A Platter"(右) 
  014_2   
 
KATY MOFFAT - LOOSE DIAMOND-(99年)
 Katyloose  
 70年代から活動するフォーク系の女性SSW。
 90年にリリースされたアルバム"Child Bride"を Blasters~Los lobos
 の Steve Berlin がプロデュースし、ここにDave Alvin がゲスト参加して
 いた。
 逆にDave のアルバムに Katy がゲスト参加したりしていたが、遂に Dave
  Alvin がプロデュースしたのがこの99年のアルバム。
 Tom Russell がライナーを書き、ドラムに Bobby Lloyd Hicks、ギターで
 Rick SheaやGreg Liesz 等、Dave 人脈が参加。
 パワフルながら味わい深いフォーク・ロック~ルーツ・ロックに仕上がっ
 ている。ちょうど、Dave Alvin の "Blackjack David"や"Public Domain"
 に近い音作りである。
 このアルバムのハイライトは間違いなくラストの一曲前。
 何と、Blasters の豪快なノリノリの"So Long Baby Goodbye"を、アコー
 スティックでメロウなフォークに仕立て上げた。
 なんともメロディアスで優しい曲に大変身で驚き。元々の曲自体が良けれ
 ば、どんなバージョンへのアレンジにも耐えられるという良い見本かも知
 れない。

Christy McWilson -The Lucky One-(00年)
 E20021ipsb2  
 Picketts というオルタナ・カントリーバンドのメンバーであったが、バ
 ンドは96年以降活動を停止している。
 そこで、ソロデビューを飾ったのかこのアルバム。Picketts はパンク~
 ガレージ系のレーベル Pop LLama からで、その後は Rounder に移籍した
 ので、彼女のソロが Hightone Records というのは Dave Alvin の影響か
  もしれない。
 演奏は、骨太なオルタナ・カントリー。
 伝統的カントリースタイルとは違ったルーツ・ロッキンな演奏である。
 R.E.M. の Peter Buck、Mike Mills、Old 97's の Rhett Miller 等が
 ゲスト参加。勿論、Dave 人脈からも Rick Shea、Greg Leisz、Chris
  Gaffney、Syd Straw 等が参加している。
 フォーク、カントリー、テックス・メックス等、アメリカーナの香りプ
 ンプン。
 USインディーズの良心的アルバムである。

Jill Olson -My Best Yesterday-02年)
 F25433kyoc1  
 Movie Stars~Red Meat の女性メンバーのソロ第二弾。
 1stソロは、オルタナ系のギター・ポップ~パワー・ポップのレーベル
 Eggbert からリリースされていた。
 この2ndソロは全く聞いたことのないインディーズからのリリース。
 やはり、オルタナ・ギター・ポップの雰囲気があり、カントリーっぽさ
 はあまり感じられない演奏となっている。
 Dave Alvin よりは、Don Dixon や Mitch Easter がプロデュースして
 いそうな爽やかなフォーク・ロック~ギター・ポップに仕上がっている。
 あの Red Meat で聴かれたようなカントリーがウソのよう。
 まるで Movie Stars 時代に戻ったかのような爽やかさとアコースティ
 ック感である。

以上で、Dave Alvin 紹介は終了です。

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2010年1月 5日 (火)

CD聴盤日記(1/5):Dave Alvin紹介その3。プロデュースワークです。

今日は昨日に引き続き、Dave Alvin のプロデュースワークの紹介です。
数多くありますが、ベスト10!!ということで、10枚の紹介です。
今日は半分の5枚です。
私が知る限り、最も古い他人のプロデュース作は、93年の"Midnight To Six"
というスウェーデンのルーツ・ロックバンドです。
先ずはこのバンドから。

MIDNIGHT TO SIX - HI LO MUSIC(93年)
 20091014105929hilomusic  
 スウェーデンのアメリカーナ~ルーツ・ロックバンド。
 アコデーィオンとマンドリンのフィーチャーが特徴のテキサススタイル。
 この93年のアルバムは私が知る限り3枚目のアルバムで、Dave Alvin
 関連のアーティスト達がゲスト参加している。
 Greg Leisz、David Hidalgo、Secar Rosasである。
 このメンバー達から想像できる、骨太でダンサブルなルーツ・ロックを
 楽しめる。とにかくアコーディオンの陽気な演奏が、まるで運動会での
 バックミュージックのような楽しさを演出している。
 このバンドのディスコグラフィは次の通り。ネットで調べても詳細は不
 明なので、私の所有CDのみ。 
  The Clash On The Jukebox(And You On My Mind)(90年)
 015  
 Trains Carwrecks And Heartaches(92年)
  016  
 Down At The Midnight Cafe(EP)(92年)
  020  
 Round & Round Lost Again(EP)(93年)
  018  
 Tighten Up(94年):このアルバムには Dave Alvin がゲスト参加。 
  017

 
Big Sandy & His Fly-Rite Boys -Jumping from 6 to 6-(94年)

 D66508irrhj  
 Big Sandy は、50年代スタイルのウェスタン・スィング~ロカビリーを
 演奏するルーツ・ロッカー。
 90年にデビューして以来、これまでに10枚以上アルバムをリリースし
 ている。
 この Dave Alvin プロデュース作は3枚目で、この次のアルバムも Dave
 がプロデュースしている。
 コテコテとも思える50年代のオーセンティックスタイルは Dave のプロ
 デュースによってどのように変るのか非常に期待したのであるが、結果は
 さほど変らず。
 やはり50年代のオーセンティックスタイルである。
 しかし、ノリノリで実に気持ちの良い演奏のオンパレード。
 さすがに、デブのルーツ・ロッカーは信頼出来る!! 
 ところで、Big Sandy であるが、イギリスのカリスマ的ギターバンド、The
  Smith のリーダーMorrisseyのソロ作でバックバンドをつとめたことで有名
  になったという記憶があるのであるが、これは思い違いなのか、ネットで
 調べてもそのようなエピソードを発見することは出来なかった。

Billy Bacon & Forbidden Pigs -Other White Meat-(95年)
 D15620b6v1e  
 Billy Bacon はサンディエゴのテキサンルーツ・ロッカー。
 91年に The Beat Farmers の ギタリスト/ボーカルの Buddy Blue の
 プロデュースで1stアルバムをリリスしている。
 このアルバムは3rdアルバムで、実はこの前の2ndアルバムも Dave Alvin
 のプロデュースである。
 ロカビリーをベースにした、テックス・メックス、ブルースをミックスし
 た演奏スタイル。ふざけたジャケット通りの陽気さを失わない明るい演奏
 である。
 時々スペイン語で歌われるのはテキサススタイルであるが故。
 ラテンフレイバー溢れるノスタルジックな曲がアコーディオンの演奏と溶
 け合って、陽気なランチェーラや、ラテンポップスまで聴かせる。
 ノリノリ且つ、ブルージーな泥臭さ一杯の演奏である。

Chris Gaffney -Loser's Paradise-(95年)
 D372679flf3  
 80年代から活躍している、これまたテキサンスタイルのルーツ・ロッカ
 ー。残念ながら、一昨年死亡してしまい、昨年、Dave が中心になってトリ
 ビュート・アルバムをリリースしている。
 このアルバムは5枚目のアルバム。これ以前のアルバムには Dave は客演
 はしているが、プロデュースはこれが初めてになる。
 又、Chris は Dave Alvin のバックバンドである The Guilty Men のメン
 バも勤めていた。
 Chris のトレードマークはアコーディオン。テックス・メックススタイルの
 明るくノリの良い演奏を聴かせてくれる。
 ラテン~テキサス特有の哀愁味のあるメロディーを陽気な演奏で聴かせる。
 実は非常に日本人好みの音楽のはずであるが、日本で話題になったことは
 勿論なく、日本盤も勿論ない。唯一、彼が Paladins の Dave Gonzares と
 組んだ "Hacienda Brothers"のアルバムが日本盤で出ているのみ。残念。

TOM RUSSELL - ROSE OF THE SAN JOAQUIN(95年)
 Tomrusselrose  
 Tom Russell は70年代から活動しており、テキサスの地味なフォーク系
 SSWであった。
 80年代に Tom Russell Band の活動を初めてからは、ロックバンドスタ
 イルで、テキサス・カントリーベースのルーツ・ロックを披露。
 Dave Alvin をはじめ、黒人ガレージロッカー Barrence Whitfield との
 コラボなど、ロックへのアプローチが見事なほど。
 Dave Alvin との共作曲も多く、二人の親交の深さをうかがうことが出来る。
 この Dave プロデュースのアルバムは、ゆるさが心地良い、テキサンロック。
 正にテキサン三部作(たまたまですが)のトリを飾るに相応しいアルバム
 である。
 Billy Bacon も、Chris Gaffney も、アコーディオンは陽気且つダンサブル
 であったが、このアルバムで聴けるアコーディオンは優しさと癒しと哀愁。
 Tom Russell のボーカルも優しく語り掛けるような歌い方となっている。
 フォーク・ロック的な味わいが、カントリーよりも勝っており、70年代
 のフォーク・シンガー Tom Russell の復活を見事に演出している。

本日はここまで。
残り5枚は又、別途。

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2010年1月 4日 (月)

CD聴盤日記(1/4):Dave Alvin 紹介 その2です。

今日の聴盤は昨日に引き続き、Dave Alvin 紹介のパート2。
Yep Roc Records に移籍後のアルバム5枚です。

(3)Yep Roc Records 時代(04年~現在)   
  Ashgrove(04年)
   G35686panv0  
   なぜレーベルを移籍したかは不明であるが、どどっと Hightone から
   移動。
   このアルバムは、4年振りのスタジオ盤。ジャケット写真からも分かる
   通り、エレクトリックスタイルのルーツ・ロックである。
   路線的には、Hightone 時代の1st,2ndに近い演奏であるが、フォーク
   スタイルの曲も勿論披露している。
   しかし、久々のスタジオ盤でルーツ・ロックスタイルは嬉しい。
   
  
The Great American Music Galaxy(05年)    
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   The Guilty Men 名義でのライブ盤。
   当然ながら演奏はエレクトリックスタイルでのルーツ・ロック。
   パワフル&ストレート。泥臭さ一杯のアメリカン・ロックである。
   The Blasters 時代の名曲、"So Long baby Goodbye"、"Trouble Bound" 
   "Marie Marie"など、アレンジもほぼオリジナルに忠実に披露している。
   が、アコーディオンをフィーチャーするなど、Guilty Men ならではの
   オリジナリティも忘れてはいない。

  West of the West(06年)
   H32778pph7b  
   これは00年にグラミー賞を受賞した"Public Domain"と同コンセプトの
   フォーキーでかつブルージーなカバーアルバム。エレクトリックスタイル
   での演奏である。
   先人達の名曲の数々を、Dave 流のルーツ・ロックに解釈しての演奏であり
   渋みのある趣深い内容となっている。   
   ちなみに、主なソングライターは次の通り。
   Jackson Brown、Merle Haggard、Tom Waits、Kate Wolf、John Fogerty、
      Jerry Garcia、Brian Wilson などなど。

  Live from Austin, TX: Austin City Limits(07年)    
   I54025l7ncd  
   メジャーレーベル、New West のライブ盤シリーズの一枚としてリリース
   されたもの。DVDも同時に発売されている。
   演奏自体は99年で、"Blackjack David"発表の頃のライブである。
   演奏メンバーは、Guilty Men の表記はないが、演奏者名からは完全に
      Guilty Men である。
   演奏内容は、前半はKing Of California の世界を、アコースティックス
   タイルで聴かせる。
   しかし、後半はエレクトリックスタイルでのノリの豪快なルーツ・ロック
   である。ハイライトは、彼の1stソロアルバムの一曲目、名曲の誉れ高い
   "Fourth Of July"。これを原曲と同じアレンジでライブ演奏を聴けるのは 
   多分初めて。最も嬉しい一曲である。

  Dave Alvin and the Guilty Women(09年)
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   昨年リリースされた最新のスタジオ盤。
   バンド名が"Women"となっている通り、Dave 以外は全て女性で固めた。
   ベースもドラムもである。
   Dave が過去プロデュースした女性アーティストなどが参加している。
   LAにおける Dave 人脈の広さを伺わせる布陣となっている。
   CDジャケットの裏面で7人の女性に囲まれた Dave の嬉しそうな顔は
   何とも可愛げがあって幸せな気分になれる。
   演奏はエレクトリックスタイルでのルーツ・ロッキン物。
   名作"Marie Marie"のケイジャン版の披露や、フィドルが軽やかなウェ
   スタン調など、これまでにないアレンジも聴かせてくれる。
   ちなみ、女性陣は Christy McWilson(The Pickettsメンバー、Dave Alvin
      プロデュース)、Cindy Cashdollar(Asleep at the Wheelメンバー) 、
      Nina Gerber、Kaurie Lewis、Amy Farris(Dave Alvin プロデュース)、
   Sarah Brown、Lisa Pankratz

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