ルーツ・ロック/オルタナ・カントリー

2013年3月 6日 (水)

CD購入&聴盤日記(3/6):今日は6枚到着。聴盤はルーツ系3枚。SMOKESTACK LIGHTNIN'、Drew Nelson、Johnny Stanec。

昨日、一昨日と帰りが遅く、CDを一枚も聴くことが出来なかった。
今日は久々に普通の帰宅時間。
CDも順調に届いている。
新たな到着CDは6枚。

Susan Cowsill Band "Live At Carrollton Station - Covered in Vinyl Volume 1"
Susan_cowsill_2 先月(2月)22日に届いたSusan Cowsill の同じタイトルの Vol.2 のアルバムの前の Vol.1 が無事到着。 
 
 
 
 
 

Cary Hudson "Mississippi Moon"
Cary_hudson そして、Sisan Cowsill と一緒に注文した Blue Mountain メンバーの最新ソロ作も無事到着。
Louisiana Music Factory は対応も早いし、レアCDも揃っているし、文句無しのお気に入入りショップである。

 
 
 
 
Mickey Jupp "Shampoo Haircut & Shave"
Mickey_jupp_2  イギリスパブ・ロック界の重鎮の83年作が遂にCD化。
果たしてどんな演奏を聴かせてくれるのか楽しみ。 
 
 
 
 
 

Al Staehely & The Explosives "Cadillac Cowboys Ep"
Al_staehely_the_explosives テキサスのルーツ・ロッカー兼パワー・ポッパーの Freddie Steady 率いる Explosives との共演盤。
プロデュースを Freddie が行なっており、又 Doug Sahm の息子 Shawn もゲスト参加で且つレコーディングとミキシングでクレジ
ットされているという注目盤。フルアルバムでないのが残念であるが、楽しみな一枚。 
 

Greg Prevost Stackhouse "Mississippi Murderer"
Greg_stackhouse_prevost 80年代のネオ・ガレージシーンの中心的なバンド Chesterfield Kings の中心人物の多分初ソロ作。
ジャケットに写るドブロがブルース系を予感させる。
CHesterfield Kings のアルバムで、最高に格好良いブルースのカバーアルバム"Drunk on Muddy Water"があったが、このスタイル
の演奏なのか、それとも又別のスタイルでのルーツ・ロックなのか。
いずれにせよ、多分ガレージではなくルーツ・ロックの予感。楽しみ。

Tossers "Emerald City"
Tossers これは Pogues スタイルのトラッド・パンク物。
もう何作目になるのか、順調にアルバムをリリースしている。
楽しみ。 

 

 
 

そして今日の聴盤は次の3枚。
SMOKESTACK LIGHTNIN' "STOLEN FRIENDS"
Smokestack_lightnin 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:ドイツのアメリカン・ルーツ・ロックバンドの最新作。
これまでに4、5枚はCDを出しているはず。
同じヨーロッパ産のルーツ・ロックバンド Seat Sniffers とのスプリット盤を出すなど、ルーツ・ロック界の二枚看板のような2
バンドであるが、こちら SMOKESTACK LIGHTNIN' はCOwslingers や Super Suckers のようなカウ・パンク系の演奏を得意としている印象を持っている。
今回は、Eddie Angelをゲストに迎え、より骨太な演奏に仕上げている。

Drew Nelson "Immigrant Son"
Drew_nelson 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:カナダのSSW系ルーツ・ロッカーの05年作。
このアーティスト、最初に聴いたアルバム"Doncha Darken My Door"(95年作)はブルース・ロック。
しかし、昨年の最新作"Tilt-a-Whirl"では、Eric Ambel プロデュース物を思わせるオルタナ・カントリー。
この05年作は、勿論12年作のようなオルタマ・カントリーを期待しての購入であったが、結果は、ちょっと違った。
オルタナ・カントリー系ではあるが、ロック度を少し落としたような演奏であった。
ドラムレスで、スライドギター、マンドリン、フィドル、アコーディオン、ペダルスチールをフィーチャーしたアコースティックセットの演奏であった。
勿論、これはこれで「あり」な演奏であるが、やはりドラムを入れたロッキン物を聴きたかった。
もう一枚未聴盤があるので、それに期待。

Johnny Stanec "The Past Echoes"
Johnny_stanec 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:Gin Blossomes~初期R.E.M. タイプの清涼感溢れるギター・ポップ~パワー・ポップバンド FIRST IN SPACE のリーダーのソロ作。
期待を裏切らないフォーク・ロック~ルーツ・ロック作である。
アコースティックセットのフォークもダルさはゼロ。清々しいサウンドにピンっと張りのあるボーカルが見事にマッチ。
緊張感のあるキリっとしたフォーク。
一方プラグドスタイルの演奏では、エッジの立ったロッキンギターでパワフルに演奏をドライブする爽快なルーツ・ロック。
そしてミドルテンポのフォーク・ロックはポップなメロディアスさでまさに Gin Blossoms な魅力全開。
サウンド、メロディー、ノリ、どれをとっても文句無しの満点アルバムである。
これはセカンドアルバム。ちょっと後に購入したファーストアルバムが未聴なので、これも聴くのが楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年2月23日 (土)

CD購入&聴盤日記:(2/22):Susan Cowsill、Cary Hudson、Steve Wynn、Steve Owen、Hollywood Nights Band。

昨日届いた Susan Cowsill Band の"Live At Carrollton Station - Covered in Vinyl Volume 2"であるが、このVol.1を何とか入手出来ないかとネットで搜索をしたら、何と、Vol.2を購入した Louisiana Music Factory がヒット。
たしか、このショップで探した時には見つからなかったはず。
改めて、このショップで Susan Cowsill で検索をかけてみたが、対象CDは2ぺージ分。その中に Vol.2 はあったが、やはり Vol.1は存在しない。
おかしいと思い、良く見ると、2ページの表示で2ページ目を開いているのに、なぜか、Next ボタンが活性状態。
まさかとおもい、Next ボタンを押したら、もう1ページ出てきた。
そしてこの中に Vol.1 が表示された。
Susan_cowsill_2_2  ん~、ページ表示は2ページなのに実際は3ページ目があったとは。
でも、何よりも Vol.1 を入手出来ることが嬉しい。
文句なしに購入ボタンをポチ。
せっかくなので、他にも買うべきものを探したら、Blue Mountain メンバーのCary Hudson の12年作"Mississippi Moon"を発見。
Cary_hudson アマゾン等で探してみたが、ヒットすらせず。
迷わずこれも購入である。

さて、今日は3枚到着。
Icewagon Flu "Vol. 2-Off the Wagon"
Icewagon_flu 過去作では Mitch Easter がレコーディングやミキシングでクレジットされていたバンドの11年作。
果たしてこの最近作でも Mitch Easter はクレジットされているか。 
 
 
 
 
 
 

Steve Wynn "Up There"
Steve_wynn 80年代USインディーズシーンを代表するアーティストの一人。
彼のHPで見つけた最新作である。
"HOME RECORDINGS 2000 TO 2008 LIMITED EDITION OF 1000 COPIES"との説明文。 
 
 
 
 

Steve Owen "Stand Up Eight"
Steve_owen オルタナ・カントリー系SSWの最新作。これまでに4、5枚はアルバムを出しているもはやベテランルーツ・ロッカー。
今は無き Miles Of Music のカタログで知ったアーティストである。 
 
 

 
 
今日は飲み会があり、帰宅時間も遅かったので聴盤は1枚止まり。
しかしこれが快作であった。
The Hollywood Nights Band "Bob Seger Mania - A Tribute to Bob Seger"
Bob_seger_mania 好度:
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:只のトリビュート物と思いきや、そうではなかった。
The Hollywood Nights Band とは、Bob Seger のコピーバンドで、パーマネントに活動しているバンドのようで、ちゃんとホームページまであった。
このCDで演奏を聴く限り、実はこれ、Bob Seger 自身のセルカバー集かと思わせるほどの見事なコピー振り。
演奏サウンドは勿論、声も実に良く似ている。
HPでバンドメンバーの写真を見たが、まあ、容姿までも良く似ている。
見事である。
Bob ご本体の新譜がここしばらくご無沙汰なだけに、このコピーバンドのアルバムは嬉しい贈り物であった。
11年作。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年2月22日 (金)

CD購入&聴盤日記(2/21):天地真理、Paul Sanchez、Susan Cowsill 他

今日は天地真理「GOLDEN☆BEST 天地真理」を予約注文。
目当ては、真理ちゃんシリーズのテーマ曲が初CD化で収録されること。
楽しみ

そして今日の到着CDは次の4枚。
初めて注文したサイトLouisiana Music Factoryからの到着もの。
ルーツ・ロッカー Paul Sanchez の最新ソロ作を彼のHPで見つけたものの、フィジカルCDでの発売は終了していて、MP3のみの販売のみであったため、なんとかどこかで販売していないものかとネット検索していて見つけたもの。
そしたら、まあ、宝の山。
サイト名通り、ルイジアナのアーティストがザクザク。
お目当ての Paul Sanchez の新譜は勿論、Cowboy Mouth(Paul Sanchez の在籍バンド)や、そのバンドのPaul以外のメンバーのソロ、果ては、Susan Cowsill の未購入アルバムまで発見してしまった。
初物サイトなので無事届くかどうか心配していたが、その心配も杞憂に終わって、一安心。
他にも色々欲しいCDを見つけてしまったので、また来月購入せねば!!

Susan Cowsill Band "Live At Carrollton Station - Covered in Vinyl Volume 2"
Susan_cowsill 全く知らなかったアルバム。
Vol.2なので、当然 Vol.1があるはずと思い、慌てて彼女のHPで確認したところ残念ながら在庫なし。
こまめにチェックせねば。 
 
 
 
 

Cowboy Mouth "Mardi Gras"
Cowboy_mouth Paul 在籍バンドのこれは6曲入りEP盤。10年にリリースされていたが、全く知らなかった。
発見出来て嬉しい。 
 
 
 
 
 
 

Paul Sanchez and The Rolling Roadshow "Reclamation Of The Pie-Eyed Piper"
Paul_sanchez そしてこれがそもそもの発端のアルバム。
フィジカルCDで入手出来て嬉しい!!

 
 
 
 
 
 
 
Sonia Tetlow "Own Way Home"
Sonia_tetlow Cowboy Mouthメンバーのソロ作。
Paul もゲスト参加している。
楽しみ。 
 
 
 
 
 
 
 

そして今日の聴盤は次の2枚。
出張で帰宅時間が21:00となってしまい、落ち着けたのが22:00。
2枚しか聴けなかった。

Mojomatics "Don't Pretend That You Know Me"
Mojomatics2 好度:
ジャンル:カウ・パンク
感想:オルタナ・ルーツロッカーの08年作。
のっけから荒々しいガレージ・パンクサウンドが炸裂。
それでいながら、楽曲はカントリー。
これはもうまぎれもなく、初期の Jason & The Scorchers を思わせるカウ・パンク。
泥臭いハーモニカもフィーチャーされ、アーシーなアメリカン・ルーツサウンドを背景にまとまった豪快なドライブ感で、ちょっと落ち込んだ気分も上昇である。

Riley Etheridge Jr "Things I Used to Know"
Riley_etheridge_jr 好度:
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:一聴して思い起こしたのは、Robert Earle Keen JR.や Chris Knight、Jack Ingram、Kevin Gordont 等のSSW系のルーツ・ロッカー物。
ペダルスチール、マンドリンといったカントリー御用達のアコースティック系楽器をフィーチャーしたルーツ・ロックを、綺麗な響きのサウンドで聴かせる演奏である。
オーソドックスな演奏であるが、メジャーカントリーに流れず、芯はあくまでルーツ・ロックであるのが良い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月13日 (日)

CD聴盤日記(1/12、1/13)その2:ルーツ系。The Mojomatics、Angie Heaton、Planetary Nights、Bucktown、Moonlight Trio、Mark Olson。

The Mojomatics "You Are The Reason For My Troubles"
Mojomatics 好度:4
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:
Jason & The Scorchers スタイルのガレージ・カントリーを聴かせるルーツ・ロッカーの最新作。
このアルバムでも、見事なまでの Scorchers スタイルのガレージ・パンク・カントリーを披露。
ドライブ感も文句無し。
ただ、残念なことに、このアルバムはアナログLPのみのリリース。
でも、このLPにはCD盤が封入されているので、デカジャケCDと思えば問題無し。
最近のLP偏重リリースは理解に苦しむ。

Angie Heaton "Calamities & Restitution"
Angie_heato 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
Parasol 系の MUDレーベルからの一枚。
以前、Adam Schmittプロデュースで何枚か購入しているが、このアルバムは96年の多分1st。
そしてこのアルバムでも Adam Schmitt がマスタリングとミキシングでクレジット。
演奏は、フォーク・ロックベースのルーツ・ロック。
ひ弱さの無い骨太でパワフルなフォーク・ロックであるが、ボーカルは女性には珍しいぶっきらぼうタイプ。
このあたり好き嫌いが分かれそうであるが、サウンドが初期 R.E.M.っぽい雰囲気ではまってしまうのである。
そしてちょっとだけ、オルタナ・ギター・ポップなムードを加味してフォーク・ロックにひっかかりを残している。

Planetary Nights "Elliptical Motion"
Planetary_nights 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
以前 Eric Ambel がプロデュースした12年作のアルバムでその存在を知ったこのバンド。
今回のアルバムは09年作で多分1st。
ジャケットは真っ黒い無地にバンド名とアルバムタイトルが白文字で書かれているだけの本当のそっけないもの。
どんなジャンルの音楽なのか、或いはサウンドスタイルなのか、全く予想も出来ない、購入を拒否しているかのようなジャケットである。
しかし、この09年作では彼のプロデュースへの関与は無いものの、演奏、サウウンドは Eric が関わることに何ら違和感のないアメリカン・ロックに仕上がっている。
ストレートなドライブ感と、ハーモニカ、ドブロ等の泥臭さを演出する楽器のフィーチャーが堪らない。
Springsteen、Tom Petty、Bob Seger、John Mellenamp といった土臭さと大らかな大地を感じさせる演奏なのである。

Bucktown "Burning Cross"
Bucktown 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
このバンドは初物。
スウェーデンのレーベル Soundasleep がリリースしたコンピレーションアルバム"V.A. -Leaving Here For Good : The Songs Of Dave Schultz-"に収録されていたバンド。
ペダルスチールがフィーチャーされたオルタナ・カントリーで、是非オリジナルアルバムも聴きたいと思っていたもの。
このオリジナルアルバムのジャケットを見た時には、カントリーというよりは、ハード・ロック、メタル系を想起。
こりゃ別バンドだなと思ったが、念のため試聴音源を聴いてみたら、見事なまでのカントリー・ロックサウンド。
間違いないと確信し購入した。
クレッジットを確認すると、ちゃんとDave Schultzがクレジットされていた。
期待通り、ペダルスチールがほぼ全編にフィーチャーされ、カントリーサウンドを基調として、ドライブ感が爽快なルーツ・ロックから、縦ノリロカビリー、そして横ノリフォーク・ロックまで気持良いアメリカン・ルーツ・ロックを堪能させてくれた。
Beat Farmers、Charlie Chesterman 辺りを彷彿とさせるルーツ・ロックである。

Moonlight Trio "Cumbiabilly Volume 1"
Moonlight_trio 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
もう見た目が完全にチカーノ系ロックンロールバンド。
Blazers、Los Lobos、Billy Bacon & The Forbidden Pigs といった太っちょ系バンドを思わせる風貌の3人組。
そして、演奏はやはり期待通りというか、予想通りのラテンフレイバーたっぷりのロックンロール満載。
オールド・スクールと言われるスタイルの古臭いロックンロールと伝統的ラテン音楽の融合である。
特に Blazers との類似性が高く、楽曲も Blazers の1stに収録されていたものが何曲もあったりする。
これを Paladins のようなトリオ編成でやってしまうところが憎い。
腕達者な三人組である。

Mark Olson "Salvation Blues (Dig)"
Mark_olson 好度:5
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
元 Jayhawks メンバーのソロ07年作。
Mark のソロ活動では、地味なフォークプロジェクト The Original Harmony Ridge Creekdippers の印象が強く、数作後は購入から遠ざかっていた。
しかし、この95年作は買わずにいられなかった。
何と、Profuced By Ben Vaughn !!
期待は高まる。
そしてその期待は裏切られなかった。
派手ではないが、地味でも無い。
初期の Honey Dogs を思わせるような優しさ一杯のネオ・ルーツ・ロックサウンド。
ミドルテンポの心地よさと見事にマッチしている。
一曲たりともダレる演奏が無いことも見事。
こりゃ未購入の3枚も買わねば!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月18日 (火)

CD聴盤日記(12/18):ルーツ系です。Big Al Anderson、Shamarr Allen & Paul Sanchez、Bob Collum。

Big Al Anderson "Strings"
Al_anderson 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
元NRBQの Big Al の最新ソロ作。
このアルバムでは、タイトル通り、弦楽器にこだわったアコースティックなフォーク・ロックをタップリと聴かせている。
バックも、Glenn Wolf、Richard Benett、Vince Gill、Jerry Douglasといった強者たちが、ストリング・ベース、ギター、マンド
リン、ドブロで手堅くサポート。
そこに、アコーディオン、オルガン、ピアノ等の楽器が控えめながら華を添えている。
Q時代のようなポップさは影を潜め、伝統的とも思えるようなカントリー・フォークの世界を作り出している。
普通であれば、地味で暗いムードの、このカントリー・フォークの世界も、Al の手に掛かると、ちょっぴりだけど、トボけた味わ
いが感じられ、ホワっとした雰囲気になって、優しげなのである。
さすが、Big Al!!

Shamarr Allen & Paul Sanchez "Bridging The Gap"
Paul_sanchez 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
ニュー・オーリンズ産のルーツ・ロックバンド Cowboy Mouth のフロントマン Paul Sanchez のソロプロジェクト。
もう10以上枚はリリースしているソロ作であるが、どんどん地味系のフォークスタイルになっていて、寂しい思いをしていた。
この新たなコンビプロジェクトの雰囲気は、ジャケットからして、ブルース。
フォークの次はブルースかと、やっぱり少し寂しさを残しながらプレイボタン。
そしたら、出てきたのはギターとトランペットの見事なアンサンブルによるルーツ・ロック。
ドラムもしっかりと入ったロッキン・バンド編成での演奏である。
そう、Shamarr Allen はトランペット奏者なので、ブルースというわけではなかった。
2曲目はッミドルテンポのリズムが縦に刻まれたパワフルなR&Bスタイルのロックンロール。
以降も、地味さとは無縁の、適度なノリを持った明るい雰囲気のルーツ・ロック。
この明るい雰囲気を演出してくれているのが、トランペットの音色。
全編にトランペットがフィーチャーされ、どこかマリアッチ風味のような感じもして、ロックに実に良くマッチしている。
ロックにホーンと言えば、サックスと思うのであるが、トランペットも明るい音色で良くマッチする。
以外な発見をさせてくれたアルバムである。

Bob Collum "Twisted Lines & Mixed Up Rhymes"(09年)
Bob Collum "The New Old Thing"(11年)
Bob Collum "The Ungrateful Depression"(12年)

Bob_collum_twisted_lines_2Bob_collum_new_old_thingBob_collum_the_ungrateful_depressio   好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック~オルタナ・カントリー
感想:
97年にデビューし、ほぼ4年毎にアルバムをリリースしていて、07年までに4枚のアルバムをリリースしていた。
しかし07年からはリリース間隔が半分に縮まり、2年毎のリリースとなっていて、今回紹介の3枚のアルバムをリリースした。
只残念なのは、各アルバムの収録曲数も半分になってしまったこと。
ん~、結局は4年毎のフルアルバムと変わらんということか...。
でも、最新作は今年12年物で、更に1年に縮まっている。フルアルバムのリリースも間近かも知れない。
このアーティストを追いかける切っ掛けになったのは、彼のデビューアルバムを Skeletons のLou Whitney が行なっていたことを
知ったこと。
00年の2ndアルバムもプロデュースを Lou Whitney が行なっており、演奏メンバーも Skeletons の面々が加わっていた。
以降このルーツ・ロッカーを追い掛けている。
今回の3枚のミニアルバムであるが、演奏はペダルスチールの音色が印象的なオルタナ・カントリー。
フルバンド編成でのパワフルな演奏のルーツ・ロックスタイルで聴かせている。
しかし楽曲は明るくポップで、どことなく、アメリカン・ロックというよりは、パブ・ロック系のポップなカントリー・ロックを感
じさせてとても楽しい。
Nick Lowe や Costello 系のパブ・ロック系の軽いノリの明るい演奏が楽しめる。
気持ちよく聴きながらあっという間に3枚を聴き終えてしまい、良い意味での物足りなさ感一杯となってしまった。
この3枚のアルバムはいずれもプロデュースは Pat Collier。
パンク~パブ・ロック系のバンドのプロデュースで名前を見ていたプロデューサーで驚きである。
12年作では、演奏に Martin Belmont が参加していた。
演奏全体の雰囲気がどことなく、パブ・ロック系のカントリー・ロックに近いのはこのおかげかと納得。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年12月16日 (日)

CD聴盤日記(12/16):ルーツ系。Jason Isbell、The Decemberists、Steve Forbert。

Jason Isbell & The 400 Unit "Live from Alabama"
Jason_isbell 好度:4
ジャンル:オルタナ・カントリー
感想:
Drive-By Truckers メンバーのソロ作第5弾。
同僚(バンドメンバー)の Patterson Hood のソロ作は内省的な傾向にあるのに対し、こちらは至って外向的。
パワフルでルーツ・ロッキンなノリを持ったオルタナ・カントリーで、直球勝負な演奏が楽しめる。
このアルバムは今年12年の8月のライブ演奏の音源である。
スタジオ音源に劣らない明瞭な音質で、スタジオライブのようである。
演奏も通常のライブにありがちなどこか調子が外れたり、音程が不安定になったりということも一切無し。
さすがである。
揺るぎない安定感とパワフルさで、これぞアメリカン・ロックと楽しめるアルバムである。

The Decemberists "Long Live the King"
The_decemberists 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
アメリカーナな演奏を聴かせるルーツ・ロックバンドの11年作。
これは同年リリースのフルアルバム"King Is Dead"と同時期に録音されていた音源のようである。
全6曲のアコースティックセット。
地味な雰囲気を漂わせながらも、全くそんな気配もなく、フルバンド編成でのパワフルなカントリー、フォークに根ざしたアコースティックロックである。

Steve Forbert "Down In Flames"
Steve_forbert 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
これはとんでもないCDを発見してしまった。
彼のアルバムは全てCD化されていると思っていたのであるが、とんでもない間違いであったことが判明した。
スタジオ録音盤では3枚もの未CD化アルバムが存在していたのである。
80年の"Little Stevie Orbit"(3rd)、82年の"Steve Forbert"(4th)、そして84年の"Down In Flames"(5th)。
この内、"Little Stevie Orbit"というアルバムはアナログLPで所有しているが、実はこれをオリジナル盤ではなく、編集盤と思
っていた。実は未CD化アルバムだったとは。
そして、今回紹介するこの"Down In Flames"。
これは実はオクラ入りアルバムで、発売されなかったのである。
プロデュースは Neil Giraldo である。
よくぞ、こんなきちっとしたアルバムをリリースせずに眠らせてしまったものである。
この未発売アルバムが何と、アルバム用オリジナル音源にプラス、ボーナスディスクを2枚も付け、計3枚物でリリースされていたのである。
リリースは09年。
全く知らなかった。
彼のHPのみで発売されていたようである。
たまたま昨日、都内の某CDショップで発見し、見慣れないジャケットであることから、てっきり編集盤と思っていた。
裏を見て、3枚組みであることが分かり、レア音源が2枚もついているなら編集盤でも良いやと思い購入したのである。
念のためネットでこのCDを検索し、結果 Steve Forbert のHPにたどり着き、上記の事実に辿りついた次第。
本当にラッキーである。
でなければ、未CD化アルバムの存在を知らずにずっといるところで、しかも、あと何年かしたら、これらのCDも発売完了で入手
不可になっていたかも知れない。
本当にこのCDの出会に感謝である。
さてさて、前置きが長くなってしまったが、このアルバムの内容である。
先ず、アルバム本体のディスク1。
プロデューサーのNeil Giraldoの影響と思われるが、結構都会的なロックサウンドに仕上がっている。
84年と言えば、世はブリティッシュインベンション吹き荒れるMTV時代で、打ち込み系のゴタゴタした派手なサウンドの全盛期。そんな影響を受けているかと危惧されながらも、全くそんな気配はなかった。
オクラ入りの理由はこの時代への逆行性のせいかもしれない。
インディーズレーベルならいざ知らず、メジャーでは許されないと思われる非売れ線サウンドなのである。
しかし、これが良い。
この都会的とも思える少しだけ洗練されたルーツ・ロックサウンドが実に新鮮。
1st、2ndで聴いていた地味なフォーク・ロック路線とは一線を画す出来。
この後の Garry Talent プロデュース作や、Pete Anderson プロデュース作、そしてそれ以降のパワフルなアメリカン・ルーツ・ロックスタイルの原点と思える演奏内容である。
ディスク2は、83年~85年のスタジオ録音でのデモ音源集で14曲。
ディスク3は、やはり83年~85年のライブ音源集で12曲。
いずれも軽快でルーツ・ロッキンなアメリカン・ロック。
貴重な音源集で、Steve ファンには堪らないお宝アルバムとなっている。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年12月 6日 (木)

CD聴盤日記(12/6):ルーツ系。Doug Sahm、Bird。

Doug Sahm "Last Real Texas Blues Band Live in Stockholm"
Doug_sahm 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
97年のライブ音源である。
パワフルなルーツ・ロッキンをタップリと15曲も堪能出来る。
息子 Shawn との共演、そしてドラムは Thunderbirds の二代目ドラマー Fran Christina である。
こんな素晴らしい音源を世に出してくれてありがとうとレーベルに感謝したい。

Bird - Chrome Reflection
Bird 好度:4
ジャンル:ルーツ・ポップ
感想:
カナディアン・ルーツ・ロッカー Jason Colett が00年にリリースした Bird というバンド名でのアルバム。
彼のソロデビューは01年なので、このアルバムはその前年のもの。
プロデュースは同じくカナダのルーツ・ロッカー Andrew Cash である。
Andrew は、Don Dixon プロデュースでのソロアルバムもリリースし、80~90年代のカナディアンシーンを代表する一人。
Jason は ソロ作では、ルーツ・ロックとはいいながら、ゴリゴリの泥臭い演奏というよりは、ポップ色濃厚で、Nick Lowe や Costello を思わせる軽味を持ったルーツ・ロックを聴かせている。
このソロ以前のアルバムでも、やはり Nick Lowe バリのルーツ・ポップが楽しい。
地味だけどポップな味わいのルーツ・ロックである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月 2日 (日)

CD聴盤日記(12/1,2):80年代USインディーズ系バンドとルーツ系。The Silos、Shurman、Dan Stuart(Green On Red)、Paul KellyPatterson Hood。

The Silos "Florizona"
Silos 好度:5
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
Walter Salas Humara 率いる80年代USインディーズの代表バンドの一つ、The Silos の2012年作。
もう何枚目になるのか。14,5枚は確実に出しており、Walter Salas Humara はソロでもアルバムも2,3枚を出している。
この最新作でも、変に穏やかになるようなこともなく、出だしから思いっきり体を熱くしてくれるような骨太なドライブ感タップリのルーツ・ロックをビシっと決めてくれる。
アコースティクでフォーキーなスロー・ナンバーですら、骨太感を維持。
揺るぎない安定感で聴かせる、これぞアメリカン・ルーツ・ロック。

Shurman "Inspiration"
Shurman 好度:5
ジャンル:オルタナ・カントリー~ルーツ・ロック
感想:
多分3作目になる。ドイツは Blue Rose からで2枚組み。
前作では、Georgia Satellites バリの重量感のある南部ロックをミックスしたようなパワフルなルーツ・ロックであったが、この新作では、Son Volt スタイルのオルタナ・カントリーである。
ネバリ感のあるボーカルスタイルまでよく似ている。
ボーナスディスクも侮れない内容で、11曲入り。
よくぞこれをボーナスディスクと呼んだと褒めてあげたい。
収録音源も、よく見られるような低音質の音源とは異なり、独立したフルアルバムとして十分に楽しめる演奏内容であった。

Dan Stuart "The Deliverance of Marlowe Billings"
Dan_stuart 好度:4
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:
80年代のUSインディーズを代表するペイズリー・アンダーグラウンドバンド Green On Red の Danの最新ソロ作。
もう何年振りになるか。
同郷の Al Perry とのコラボ作等も含めて多分 枚目になる。
同じバンド仲間の Chuck Propht のソロ作も今年初めに出ていたし、Chris Cacavas のソロも09年に出ていた。
Dan もそろそろ出さないかなあと思って検索をかけたら、今年リリースしていた。
これで残りは Jack Waterson と思っていたら、何と、この Dan のソロ作のプロデューサーに彼の名前がクレジット。
期待通りの Green On Red サウンドを聴かせてくれた。
なんとも言えない独特のささくれだったサウンド、それでいて味わい深いダミ声のボーカル。
このジャケットのような乾ききった砂漠のような情景が思い浮かぶ。
でも、なぜか、和めてしまうのだから不思議である。

Paul Kelly "Spring and Fall"
Paul_kelly 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
オージー・ルーツ・ロッカーの最新作。
彼も又80年代から活動するインディーズ系アーティスト。
R.E.M.の活躍でインディーズ系ギター・バンドに脚光があてられた80年代には、Paul Kelly も日本で紹介され、日本盤も2枚まで出たほど。
90年代初期のバンド Messangers 時代には、Scott Lit や Steve Berlin といったアメリカン・ロッカー達との交流も盛んなルーツ・ロッカーである。
彼も又息の長い活動を続けていて、今回のアルバムで18枚か19枚目になるはず。
この最新作では、なんとも優しいメロディーのフォーク・ロック。
まるで、坂田おさむお兄さんの奏でる新作童謡すら思わせる。
このアダルトムードのジャケットとは真逆の穏やかで優しさ一杯の音楽世界である。


Patterson Hood "Heat Lightning Rumbles in the Distance"
Patterson_hood 好度:3
ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
感想:
Drive By Truckers メンバーのソロ3作目。前作ではアコースティックな地味フォーク路線であったが、この新作はバンド編成。しかし、残念ながら、前作の地味路線にバンド編成のリズム隊を付加したような演奏で、決してロッキンな演奏とは言えない。
地味なのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月24日 (土)

CD聴盤日記(11/24):ルーツ系。Ledfoot(Tim Scott McCornell)、Minta & the Brook Trout。

Ledfoot "Devil's Songbox"
Ledfott "Gothic Blues Volume One"

Devils_song_bookGothic_blues

好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
このダークなムード一杯なアーティスト。アルバムタイトルと見事にマッチしたムード。
この人実は、元 Rockats、Havalinas、Momac Torio の Tim Scott McCornell なのである。
ソロでのキャリアを積み重ねていたけど、05年の "13 Songs" という弾き語りアルバム以来のアルバム。
しかも今回は Ledfoot という名前でのソロプロジェクトである。
地味な弾き語り路線とは打って変わり、スライド・ギターを全面にフィーチャーした格好良いアコースティックなブルース・ロック
である。
ドラムレスであるが、ドラムレスであることを感じさせないロッキンなノリを感じさせる演奏と歌。
ブルースながら、スローなダラダラ感の無い、緊張感のある演奏でアルバムを通しで一気に聴かせる内容となっている。
でも、自作では久しぶりなルーツ・ロッキンな演奏も聴かせて欲しい。

Minta & the Brook Trout "Olympia"
Minnta 好度:3
ジャンル:フォーク・ロック
感想:
落ち着き感のある女性ボーカルによる、アコースティックなフォーク・ロック。
フォーク・ロックというと、ギター・ポップ寄りを思い浮かべるが、これはポップ色は希薄。
フォークそのものと言っても良いくらいの地味さである。
しかし、決して暗い感じではないので、最後までいつの間にか聴いいてしまったというのが正直な感想。
春のような優しさというよりは、梅雨空のような曇り感のある静けさの世界である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月 6日 (火)

CD聴盤日記(11/6):ルーツ系。Paul Sanchez。

Paul Sanchez 'Loose Parts'
Paul_sanchez 好度:5
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:
Gene Holder のプロデュースでデビューし、90年代に活躍したオルタナ・ルーツ・ロックバンド、Cowboy Mouth のメンバーの97年発表のソロ作。
Paul Sanchez は10枚ほどソロ作をリリースしているが、このアルバムだけ、どうしても入手出来なかったもの。
何年間も探し続け、ようやく見つけることが出来た。
プロデューサーに Peter Holsapple を迎え、Susan Cowsil がゲストで参加するなど、このクレジットだけでも期待は高まる。
このアルバムはアコースティックセットによるドラムレスのノン・ロッキンもの。弾き語りフォークの世界である。
しかし、この通常であれば退屈感を誘う演奏パターンが全くそんなことなく、最後までメロディーに魅了され、夢中になって聴き入ってしまった。
Paul のほのぼのしたボーカルと優しさ一杯の心地よいメロディーの絶妙なコラボレーションである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧