80年代アイドル

2016年8月14日 (日)

沢田聖子 シングルだけのコンサート 一日限りの「シングルライブ」 参加日記です。

8月11日は、色々な意味で最良の一日でした。
その1.早朝、リオ・オリンピック器械体操男子個人総合種目で、内村選手の金メダル獲得の瞬間を生放送で見れたこと。
興奮。
いつもは独り別次元で圧勝の内村選手が、今回は大差で最後の種目まで追う立場でしたから、こういう手に汗を握るような、あるいは、今回は駄目かもと諦め感を持ってしまうような展開は初めてでした。
しかし最後の鉄棒でしびれるような完璧な演技。
正に全てを出し切ったと思える最高の演技でした。
後は最終選手ベルニャーエフの演技を見守るばかり。
正直、ミスしろと祈りながら。
しかし、こちらもミスはほとんどなし。
空中離れ技に宙返りが無く、飛び越し系のみで難易度が明らかに低かったこと、飛び越し技の後の車輪で肘が曲がったこと、フィニッシュ前の車輪で鉄棒の握り移動があったこと、そして最後の着地で弾んで両足で一歩動いたこと等がありましたが、0.9の差が縮むのかどうかは微妙でした。
しかし、審判はちゃんと判定していたのです。
点数が出た瞬間に優勝が決定し、とても興奮しました。
その気持ちの良い興奮のまま、沢田聖子さんの一夜だけの特別ライブ。
シングル曲だけで構成した「シングルライブ」に出かけることが出来ました。
実は私は有料のライブコンサートに出かけるのは初めての経験なのです。
聖子さんのトークは正に炸裂。
話には必ずオチを付け笑いを取る。
見事。
2時間半はあっという間でした。
イルカ、桃井かおり、薬師丸ひろ子らの軽いものまね(かなり上手い)を交えながらの爆笑トークノオンパレードでした。
先ずは今日のステージファッションのお話からスタートです。
オーバーオールというラフないで立ち。
デビュー当時の雰囲気を演出ということだそうです。
このいで立ちにもオチが付けました。
下北の古着屋で何と500円台で購入ということで大はしゃぎ。
そしてステージ後方の大スクリーンにプロジェクターを使って今日の演目となるシングル盤達のジャケット写真を順番に映しながら歌うという心憎い演出。
プロジェクターを思わず「スライド」と言ってしまい、会場から笑いを誘っていました。
「今日はシングル曲だけを歌うシングルライブ。
過去だけを振り返ります。
前は一切見ません。
そんな一日があっても良いのではないでしょうか。」
という、印象的な開幕の辞で始まりました。
歌を唄ったあとには、各シングルの作詞、作曲、編曲について、一曲ずつ丁寧な解説を語りながらの丁寧な進行でした。
そして、各曲にまつわる聖子さんの思いや当時のエピソード、裏話など、盛りだくさんのトーク。。
沢田聖子さんはシンガーソングライターという印象があったのですが、
15枚のシングル中、彼女の手によるものは3曲だけというのが意外でした。
B面の曲には彼女の作品が結構収録されているのですが、A面というのはなかなかなかったようです。
以下、11日のライブで記憶に残っているお話等を書いてみます。
何らかの記録を残しながらライブに参加していたわけではないので、記憶違い、聞き違い多数と思いますが、まあ個人的な備忘録の意味合いです。
先ずはデビュー曲の「キャンパススケッチ」から。
デビューまでのいきさつをタップリ話してくれました。
赤ちゃんモデルでパンシロンのCMに出演、ソバ屋のケンちゃんへの「ふじこちゃん役」での出演。
そしてイルカの妹オーディションへの参加、かんべさんに見いだされてデビューという流れを、楽しいエピソードを交えてタップリ。
ソバ屋のケンちゃんでは観客いじりもたっぷり。
特に面白かったのは、イルカ妹オーディションのお話。
当時、フォーク界も今後の売り出しは、太田裕美路線で、ルックス重視ということで書類選考されたのだそうです。
そして見事に選ばれたのが聖子さん、かと思ったら、隣に写っていた女の子が選ばれたのだそうです。
ところが、その子が実際に歌う日に別の仕事が入っていて行けず、変わりに聖子さんがいかされたのだそうです。
写真で指名した子とは別の子が来たけど、とりあえず歌わせてみようとなったそうです。
上手く歌えなかったけれど、イルカ事務所のカンベさんは気に入ったようで、デビューを約束してくれたというお話でした。
スクリーンにシングルジャケットが映しだされてから10分以上はトークだったと思います。
達者なトークです。
そしていよいよ歌。
生で聴く「キャンパススケッチ」、見事でした。
CDで聴いていた印象と大きく変わるのかと思っていたら、実に変わらなかった。
勿論楽器編成の違いやアレンジ違いはあるものの、聖子さんの歌声の変わらなさが見事。
ハスキーさと透明さが絶妙に混じり合った綺麗な声が伸びる伸びる。
アコースティックギターを掻き鳴らしながらの出だしは絶好調。
高域のメロディーラインも詰まるような感じは一切なく、上手いなあ、変わらないなあと感動しっぱなしでした。
2曲目は「シオン」
歌う前に、「キャンパススケッチ」での自分の長いトークに触れ、「今日はこれで最後の曲になります。ありがとうございました」とオチを付けてからの歌いだしでした。
ハンドマイクでボーカルに徹しました。
しっとりと優しく歌い上げてくれました。
ここで(だったかな?もうちょっとあとだったかも知れませんが)、イルカさんと聖子さんの作曲の違いなども話してくれました。
聖子さんは、歌謡曲を聴いて育ったそうです。
なので、自分の作るメロディーは、最初低調に始まり、Bメロで少し雰囲気を変え、サビで盛り上げるという分かりやすい曲だと言います。
対してイルカさんは洋楽を聴いていたそうで、サビでもあまり盛り上がる感じはないのが特徴ということでした。
3曲目の「坂道の少女」
当時はこの歌の歌詞の意味が分からず歌っていたそうです。
ジャケットで着ていたセーラー服は学校の制服ではなく、本当の水兵さんのセーラー服だったそうです。
4曲目「星空のメッセージ」
5曲目「春」
6曲目「雨の日のサンシャイン」
ここで聖子さんの学生時代の恋愛トーク。
通学するバスの中に気になる男子学生がいて、満員ギュウギュウ詰めの車内では話せる機会もなく、話すきっかけを作りたいと考えていたそうです。
麿顔のサッパリ系男子だったそうです。
先に乗り込んでいる聖子ちゃんは車内奥に押しやられ、あとから乗る男子学生とは決して近くになれない。
近くになれば、バスの停車時のブレーキに乗じて体をぶつけで「ごめんなさい、お名前は?」と話しかけるシナリオだったそうです。
そして何とかようやく話すきっかけが作れた時かけた言葉は「お住まいは?」だったそうです。
名前ではなく、住んでいる場所を聞き出したというのがミソ。名前は探り当てていたようです。
その後が、怖いエピソード。
友達と二人で、彼の住んでいる町の「XXさん(彼の名字)」当てにかたっぱしから電話をして捜索活動を行ったということです。
そしてようやく彼の自宅の電話に辿りついた時に、「やったあ~」と友人と喜びあって、それで終わったとのこと。
探し当てた達成感で満足してしまったというオチでした。
そして7曲目の「卒業」。
ミュージシャン人生最大のヒットで、オリコン50位まで行ったそうです。
イントロの半音ずつ音階が変わるところを聴いて、難しそうでやだなあと思った、又、思わずコサックダンスを踊りたくなるようなメロディーが続きます。
と冗談混じりのトークも。
この頃は聖子さん自身の短大の卒業の時期と重なっていたそうで、でも、聖子さんは単位が足りなく、当時の教授から色々厳しい指導を受けていたそうです。
もう留年かという思いを持ちながら歌っていたと、裏話を披露。
8曲目「あなたへのバースデイカード」
「卒業」のヒットから、この作品も同じ作曲者(加藤和彦)にお願いしたそうです。
タンバリンを軽快に叩きながらノリノリで歌います。
タンバリンのリズムは裏拍子。
会場からも、タンバリンに合わせて裏拍子での手拍子。
会場全体がノリノリになっていました。
しかし、だんだん手拍子がバラついてきて、歌う聖子さんも思わず笑いをこぼす。
そして「自由に叩いて」と会場に応援。
バラバラになる裏拍子の調子っぱずれになる会場の手拍子に惑わされることなく、きっちりとノリノリで歌い切ってくれました。
9曲目「ドールハウス」
10曲目「季節」
このシングルから日本フォノグラムに移籍となり、サウンドも大きく変化していったとのこと。
色々大人の事情があっての移籍だったそうです。
11曲目「都会人」
ジャケットはどこかのバーのカウンターを思わる大人の雰囲気に感じたのですが、実はこれはレコーディングスタジオで、コンソールブースの中にいるのを撮影したとのことでした。
聖子さん本人はこのジャケットの写りがとても気に入らなったようです。
光が鼻にあたっていて「まるでバカボンの鼻」と言っていました。
言われてみれば確かに、バカボン鼻。
このしっとりとした大人なムードのジャケットに見事なオチの解説でした。
12曲目は聴き覚えのない曲で、何だろうと思ったら「都会人」のB面「思いちがい」でした。
この後、今回のシングルライブ開演のきっかけになったMEG-CDの話題。
サークルKサンクス企画のキャンペーンは大好評で、3月のキャンペーンのCD売り上げは5千枚だったそうです。
そして今回のシングル盤。
売り上げ1位は12インチシングルで収録3曲中2曲が未CD化の「ナチュラル」。
「そして2位はなんでしょう?」という問いかけを会場に振りました。
私は「ナチュラル」と同様、B面の曲が未CD化の「風色のチャンス」と思っていて、実際に私が購入したのもこの2枚でした。
しかし、予想に反し、聖子さんから「今まで歌った中の曲ですよ」というヒントが。
あれ?「風色のチャンス」はまだ歌っていないから違うんだ。どの曲だろう?
と意外に思っているところで正解を発表。
やはり「風色のチャンス」なのでした。
そしてすかさずギター奏者の林さんが「まだ歌ってないよ」という厳しい突っ込みを入れてきて会場が大爆笑。
聖子さんは盛んに「海馬が、海馬が」と言って笑っていました。
13曲目「あなたからフェードアウト」
これはミニアルバム「アンジェーヌ」からのシングルなのですが、聖子さん本人は覚えていなかったとのこと。
14曲目「風色のチャンス」
15曲目「ノンストップエレベーター」(風色のチャンスのB面)
16曲目「ポニーテール」(「ナチュラル」のB面)
17曲目「ナチュラル」
この頃、事務所を止めたいとずっと悩んでいたそうです。
悩みを事務所に打ち明けると「じゃあ止めるか」ととてもあっさりとした反応で聖子さんはがっかりだったそうです。
アイブアルバム「イノベーション」の時にはイルカ事務所を止めることが決まっていたそうですが、ライブでもそのことには触れていなかったそうです。
今でも「イノベーション」は聴くのがつらいので聴いていないとのことでした。
イルカさんが花束を持って駆けつけてくれたそうで、その後は涙で歌えなかったそうです。
18曲目「冷たい言葉で傷つけて」
これが最後の曲になりました。
歌う前に「今日はこれが本当の最後の曲で、アンコールは用意していません。」
と断りを入れて思い入れを強く込め、ラストに相応しい歌い上げでした。
歌い終わると「みなさんくれぐれもお体には気を付けて下さい」と会場の年齢層を配慮したトークで会場を和ませて閉幕となりました。
時計を見ると19:30。
2時間半の充実のライブでした。

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2010年5月23日 (日)

CD兆番日記(5/23)その2:先週店頭購入した輪物3枚。堀ちえみ、トワ・エ・モア、矢沢永吉。

堀ちえみ「雪のコンチェルト」
Photo このアルバムは83年の5作目。アルバム1枚と8曲のシングル曲が収めら れたお徳用のCD。
堀ちえみに対してはさほど興味もなく、特にCD等の購入も無かったが、何となく気になって購入してみた。
しかし、聴いてみて驚いた。
出だしはまるでUSインディーズ物のような、綺麗なアコースティックギターの音から始まるギター・ポップ調。
楽曲自体も爽やかで、堀ちえみの決して上手いとは言えない歌も逆にこの楽曲に合っていて、心地よい。変に派手派手しい電子音やシンセ音に害されておらず、あたかも、70年代アイドルのフォーク歌謡調である。
又、歌謡曲そのものといった楽曲でも、その曲調はCBS時代の初期の松田聖子を思わせる内容で、クオリティも高く、聴いていて心地よさ満点である。
この時代でこういうサウンドとメロディーで勝負していたことに驚いた。
これは他のアルバムも是非購入してみたいと思わせる内容であった。
再来年でデビュー30周年なので、紙ジャケボックスでも出ることを期待したい。

トワ・エ・モア「風のリボン」
Photo_298年に再結成した1stアルバム「HARVEST-はじめに愛があった」を購入した時には、電子音が耳についてせっかくの楽曲の良さが生かしきれていない印象が残った。
しかし、このアルバムでは、電気処理された音が漂ってはいるものの、全体の雰囲気はアコースティックなフォーク路線であることを邪魔していないレベルで収まっている。
白鳥英美子の爽やかで透き通った声と、芥川澄夫の男らしくも優しさあふれるでも、ちょとぶっきらぼうなボーカルのハーモニーがとても優しく歌を歌い上げていて、フォーク、唱歌の世界にトリップさせてくれる。
馴染み深い曲のカバーであることが大きな魅力になっている。
二人のハーモニーの音像の位置も絶妙で、中央から少しだけ右側に白鳥英美子の声が定位し、そのわずか左側に芥川澄夫の声が定位して、二人のハーモニーを楽しめるようになっている。
まさか、クラシックで使われるような、ステレオマイクでのワンポイント録音とは思わないが、そういう感じの音像定位に驚いた。
並みの録音だと、二人のデュエットは、左右に大きく広がるか、センターにダブルことが多いのであるが、このアルバムではセンターで左右に分かれているという細かいミキシングである。素晴らしい。

矢沢永吉「ザ・スター・イン・ヒビヤ」
Photo_3 DVDでは持っていたけど、CDで出ていたことを発見しての購入。
76年の発売で、「I Love You OK「」A Day」のソロアルバム発売後のライブ。
「時間よ止まれ」の大ヒット前ではあるが、キャロル時代の人気をそ のまま継続しているような観客の熱気がムンムンに伝わってくるライブ盤2枚組み。
エイちゃんの歌もノリノリでパワフル。やはりこの時代の彼は格好良い。
素直にそう思った。

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2010年4月25日 (日)

CD聴盤日記(4/25)その2:岩崎良美ボックスから残り7枚。聴盤完了。

Save Me
Photo  

 

 

 

 

 

 83年7thアルバム。前作が、打ち込み、電子音系のポップスになって
 いったので、危惧していたのであるが、このアルバムはものの見事に打
 ち込みサウンドで固められたポップ・ロックアルバム。
 ん~、やはりこの時代はこういう人肌感の感じられない演奏になってし
 まうのかと、がっかり。
 楽曲も耳に残るようなメロディーの曲はなく、何となく、サウンドとリ
 ズムで押し付け気味に聴かせてしまおうとするかのよう。
 残念なアルバムである。

Wardropbe
Photo_2  

 

 

 

 

 

 84年の8作目。8曲だけのミニアルバムのようである。
 打ち込み系で、リズムボックスの単調な音が何とも時代を感じさせる。
 アップテンポな曲では同年のヒット曲である麻倉未稀「ヒーロー」のよう
 な演奏で、いかにもという感じである。
 しかし、アルバム全体としては、このジャケット雰囲気の通りのしっとり
 とした落ち着いたリズムトメロディーの楽曲が多く、聴かせるアルバムと
 なっている。非常に楽曲自体のクオリティは高い。
 これを、アコースティックな小編成のバンドか、70年代歌謡曲のような
 オケをバックにした演奏で聴いてみたかった。

half time
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 85年の9作目。このアルバムには大ヒット曲「タッチ」が」収録。
 これも8曲だけのミニアルバム仕様。
 これまでのアルバムは、オケをバックにした普通の歌謡ポップ、或いは
 打ち込み系のポップ・ロックサウンドであった。
 しかし、このアルバムでバックのスタイルが大きく変化。
 まるでバンド編成のようなシンプルな演奏なのである。
 ギター、ベース、ドラムにイイーボードというスタイルである。
 楽曲も歌謡曲っぽさがなく、いわゆるニューミュージックの延長上にある
 ような雰囲気に変わった。
 よく、「タッチ」以降変わったというレビューを目にしていたが、こういう
 ことかと納得。このアルバムの直前の数枚は、打ち込みに頼ったリズム重視
 のサウンド志向のアルバムで、好きになれなかった。
 それが、ロックバンド編成スタイルで、メロディー重視のアルバムに仕上が
 っているのは大歓迎。
 全曲、繰り返し聴けるクオリティの楽曲である。
 これは良い

cruise
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 86年の夏リリースの10作目。これも8曲のミニアルバム。
 出だしの一曲目がこれまでに全くなかったタイプの曲で驚き。
 ロカビリーである。こりゃこの路線か、と期待したが、2曲目、3曲目は
 まあ、普通の演奏。しかし、4曲目で又もやロックンロール。
 ボーカルも少しコケティッシュな感じで力が抜けていて、、これまでの「歌
 うぞ!」という気合の入った感じから一歩抜き出た感じである。
 声の質感まで柔らかくなって別人のように聴こえるほど。
 このアルバム全体が、オールディーズ風のロック色濃厚でアップテンポな曲
 が多い割りには、歌の力の抜き具合が逆に様になっていて格好良いのである。
 スロー~ミドルテンポの曲では、60年代~70年代ポップスのような懐か
 しさ一杯のメロディーに出会えるのも又楽しい。
 これは岩崎良美流のロックンロールアルバムである。

blizzard
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 86年冬にリリースの11作目。5曲のミニアルバム仕様であるが、1曲目
 がヒット曲メドレーで15分以上の長尺モノになっている。
 前作が夏のコンセプトで、このアルバムが冬コンセプトとのこと。
 収録曲のタイトルには確かに雪にまつわる単語が必ず使われている。
 しかし、楽曲自体に冬をイメージささせるメロディーがあるかと言われると
 正直何も感じない。
 前作で聴かせてくれたようなオールディーズ風味の効いた魅力的な曲という
 のは無く、ごく普通の流行の打ち込みサウンドでの和製ポップスに過ぎない。
 前作からの展開を期待しただけに、これは残念。
 更に残念なことは、ボーナストラックは全て「タッチ」のバージョン違いば
 かりを3曲収録していること。まあ、どうでも良い打ち込み音過多のミック
 ス違いばかり。本当に残念である。

床に、シンデレラのTシャツ
Photo_6  

 

 

 

 

 

 意味不明のタイトルであるが、これがオリジナルスタジオ盤でのラストアルバ
 ムで12枚目。87年のリリース。
 これは80年代の日本のメジャーシーンではごく普通の和製ポップス。
 要は洋楽の影響配下のサウンド重視タイプ。
 打ち込み過多のゴテゴテしたバックの演奏で、楽曲も特に特徴らしきものは
 感じられない。
 繰り返す聴きたいとは思わないラストアルバムであった。
 但し、ラストを飾るに相応しいボーナス・トラック。
 「涼風」のぼくらのベストバージョンということで、ボサノバスタイルで、
 打ち込み音無しの、ちゃんとした楽器(アコーディオン、スチールドラム、
 パーカッション、ギター、ベース)の音がちゃんと聴こえる。
 ボーカルもこの雰囲気に合わせてムーディーに、軽やかに爽やかに、正に
 そよ風(涼風)のような爽やかさである。
 この雰囲気を全体通したアルバムで聴かせて欲しかったなあ。
  
赤と黒 -reorise-
Photo_7  

 

 

 

 

 

 「赤と黒」のデビュー前バージョンと、2010年バージョンの2曲に、
 「La Confusion」という、00年発売の岩崎良美ならぬ、[YOSHIMI」名義で
 発売されたアルバムの中でセルフカバーした6曲を収録した8曲入りのス
 ペシャルCD。
 「赤と黒」のデビュー前バージョンは、正直デビューバージョンよりも好き。
 オーソドックなオケをバックにした歌で、打ち込み等は無し。
 一方、「La Confusion」からのセレクトの方は、打ち込み系の固まり。
 しっとりと大人の雰囲気を出したボーカルとは完全に裏腹なバックの演奏
 となっている。もはや演奏とは言えないレベル。いじり過ぎ。
 正直、このオマケCDの価値は私にはゼロに近い。

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2010年4月23日 (金)

CD聴盤日記(4/23):岩崎良美ボックスから、4th~6thの3枚。

心のアトリエ
Photo  

 

 

 

 

 
 
 前作で見せた大胆とも言えるアップテンポ路線は封印され、1st、2nd路
 線に戻ったような「歌物」路線で聴かせてくれた。めでたし、めでたし。
 しかもこの4thでは、バックのギター・ポップ的なサウンドを配してのフ
 ォーク・ロック調の楽曲もあり、ここまでのアルバムの中では一番好みに
 合う内容となっている。
 アルバムタイトルも初めて日本語になったし。
 このメロウな歌物路線でずっと行って欲しいものである。

Cecile
Photo_2  

 

 

 

 

 

 82年の5thアルバム。非常にポップで爽やかというのは一番の印象。
 更にメロディーが印象的。シングル「愛してモナムール」のようなヨー
 ロッパ路線や、「キエレメ・ムーチョ」を連想させるラテン~東洋系の
 メロディー、アメリカン・ロック調、60年代モータウン・ポップス
 調とバラエティに富んだ楽曲構成となっている。
 しかしそこになぜかバラバラ感がなく、一本の筋が通った統一感を覚え
 るのが不思議。アルバムジャケットのような南欧的な明るさを感じる。
 
唇に夢の跡
Photo_3  

 

 

 

 

 

 83年の6thアルバム。  
 アコースティックでオシャレな雰囲気のポップスで幕開け。
 垢抜けた感じの楽曲で、演奏も爽やか。これは良いと期待したが...
 曲が進むにつれ、爽やかさは影を潜め、極く普通にアイドルポップ
 スに。打ち込み系の派手な音が耳に付く。
 今一楽曲も含めて魅力に乏しいアルバムとなってしまった。

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2010年4月22日 (木)

CD聴盤日記(4/22):岩崎良美BOXの聴盤開始です。1st、2nd、3rd。

岩崎良美「岩崎良美 Debut 30th Anniversary CD-BOX」
2010_0217_184016 2月発売のボックスであるが、ようやく聴盤を開始。今日は3枚。

このボックスの特徴は、各アルバムのオリジナル収録曲の演奏が終了すると、DJのように岩崎良美が「聴いてくれてありがとう。このアルバムは~」と、必ずそのアルバムの感想や解説を語ること。そしてボーナス・トラックの演奏が始まるという構成になっていること。 

 


Ring-a-Ding
Photo_3  

 

 

 

 

 
 
 80年リリースの1stアルバム。「涼風」が収録。
 いわゆる可愛らしいアイドル歌手という感じのアルバムではなく、ボーカ
 リストのアルバムという印象。
 堀江美都子の一連の非アニメのアルバムや、河合その子のヨーロッパ路線
 のアルバムのような印象である。
 歌謡っぽさとか、フォーキーっぽさがなく、都会的な雰囲気の楽曲とサウ
 ンドが、ニュー・ミュージックやシティー・ポップのようである。
 曲にもよるが、八神純子やハイ・ファイ・セットなどの楽曲を思い起こさ
 せる。
 姉の岩崎宏美とは全く違った路線である。

Saisons
Photo_2  
 1stアルバムの延長上にある、見事な歌モノアルバム。
 松田聖子のアルバムにも通じるような楽曲自体の良さもあり、素直に耳に
 入ってくる。
 本人は「難しい歌ばかり」というコメントを寄せているが、それだけ、歌
 (メロディー)に力点が置かれたアルバムとも言える。
 バックの演奏もオーソドックスなオケで、変にリズムが強調されたロック
 調や、人工的なシンセ音が目立つようなものはないのが良い。
 この1st、2nd路線がどこまで続くのか、逆に心配になってきた。
 ずっとこの路線だと嬉しいのだが...

Weather Report
Photo  

 

 

 

 

 
 
 これまでの2枚のアルバムとは方向性を少し変えてきた。
 歌を聞かせることに徹した感のある2ndまでと比べ、この3rdはアップテ
 ンポな曲が増え、ロックなリズムやファンキーなリズムの曲が大胆に取り
 入れられている。サウンドも派手になり、人工音の塊。
 ノリに重点を置いたかのような作りで、その分、歌としてのメロディーが
 少し疎かになってしまった感がある。
 メロディアスな曲は2曲だけ。箸休め的な扱いとなっていて寂しい限り。
 もはや以降のアルバムはこの路線なのか?
 不安で一杯になってしまった。

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2009年12月24日 (木)

CD聴盤日記(12/24)その2:早見優のデビューアルバムです。

今日の聴盤最後は、80年代アイドル物です。

早見優 "AND I LOVE YOU(紙ジャケット仕様)"

51kxmtwsvil__sl500_aa240_  

 

 

 

 

 

 

 デビューアルバム。デビューシングルのCMソング「急いで!初恋」が収録されて
 いる。早見優と言えば「夏色のナンシー」の爽やかなボーカルのイメージであるが
 このデビューアルバムの印象は少し異なっていた。
 楽曲自体は82年という時代に合った、オケのバックで、アコースティック感のあ
 るアイドル歌謡。爽やかで明るい。
 しかし、早見優自身がまだまだ硬く、歌を楽しめていない様子が明らか。
 声も何故か野太い感じで、爽やかさは薄い。
 良く言えば初々しい感じが一杯のデビュー・アルバムである。

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2009年12月21日 (月)

CD購入日記(12/21):今日は2枚到着。

本日の到着ものは2枚。

早見優 "AND I LOVE YOU(紙ジャケット仕様)"
51kxmtwsvil__sl500_aa240_ 彼女のデビュー・アルバム。たまたまテレビで彼女のデビュー時の映像が流れ、これは良いかもと思って購入。 

 

 

 

 

 


Emmanuel -Amor Sin Final-
21f3yscbiul__sl500_aa150_ メキシコのシンガー。ずっと追い続けているラテンアーティストの一人。70年代の初期のアルバムのCD。まさかCDで出ていたとは。

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2009年10月12日 (月)

CD聴盤日記(10/12)その3:河合その子ボックスから最後の一枚。

聴盤最後は河合その子のラストアルバムで、ベスト集です。

河合その子「SONNET」
Disc_9  

これは普通のいわゆる「ベスト盤」。シングル曲を中心に発表順に曲が並んで
いる。このアルバムオリジナル収録曲はないので、特別な新鮮味はない。
ほぼ毎日ボックスセットを聴いてきたので尚更かもしれない。
これをせめて半年以上経って聴いたら又違った感想を持つかも知れない。
いずれによせ、これで最後。全9枚の聴盤完了である。
前のブログにも書いた通り、短期間で9枚(実質8枚)を通して聴くと確かに
変化が有って、実に興味深かった。
買って良かったと思うボックスセットであった。
でも、出来れば、紙ジャケでオリジナル盤の帯付きにしてもらったらもっと
価値は高まったと思う。
あと、アルバム毎にそれなりの解説も欲しかった。
位置づけとか、製作の裏事情とか、何か製作サイドの情報があると鑑賞時の
味わいもより深まっただろうと思う。
次回はもはやないので、無い物ネダリで終わってしまった。

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2009年10月11日 (日)

CD聴盤日記(10/10)その2:河合その子ボックスから8thアルバム。

河合その子ボックスも残すところあと2枚となってしまいました。
思った以上に聴き応えのあるアルバム群で正直驚きの連続でした。
これを聴き終わった今、残りは1枚。しかしラストアルバムはベスト
盤なので実質これがラストアルバムだと思います。

河合その子「Replica」
Disc_8  

前作はアメリカン・ポップな楽曲で大きな変化を見せてくれたが、
このアルバムでは、アメリカン・ポップから一転、日本に戻って来た
感じ。
この楽曲、演奏の雰囲気は、80年代以降の沢田聖子を思い出させられた。
楽曲自体にはフォークの匂いが感じられ、ポップさよりはメロディアスさ
を重視した曲になっている。
演奏にはシンセ音が多用されてはいるものの、アコースティックさも大事
にしている。メロディー展開と、こいう80年代的なニューミュージック
サウンドで、沢田聖子を思い起こさせたのだと思う。
河合その子のボーカルは極めて自然体。
これを聴くと前作の表現力豊かと思えたボーカルは過剰演出に思えるほど。
最後のアルバムで、素に戻った自然な自分を表現したのかも知れない。
このアルバムが、私にはボックス全体(とはいってもまだ最後のベスト盤
が残っているが)のベストアルバムである。

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2009年10月 9日 (金)

CD聴盤日記(10/9)その2:河合その子ボックスから7thアルバム。ボーカリストその子誕生!!

河合その子ボックスからの聴盤は残すところあと3枚。
今日は7thアルバムです。ボーカリスト、その子の誕生編です。

河合その子「Dancin’ In The Light」
Disc_7  

出だしで、印象がこれまでと全く違うことが明確に分かる。
バックの演奏が、80年代のアメリカン・ロックを思わせるものに変化。
そしてボーカル。野太いとさへ思えるような別人のような声。
恐らく、このアルバムを聴いて、河合その子と思う人はいないのではな
いかと思う。少なくとも私には別人にしか聞こえない。
声質が低域にシフトし、変声期を迎えた男子のような変わり方に聞こえる。
そして、唱法。前作までの、甘えたように軽くシャクリ上げるような歌い
方は完全に消え去った。
又、曲によって、歌い方の表情まで変るようになった。
たくましさを感じるような真っ直ぐな歌い方、少しふてくされたような投
げやりな歌い方、優しく寄り添うような甘えた歌い方 等々。
今までの河合その子には無かった表現である。
なるほど、これが世間でいう大きな変化のことなのだと納得した。
アーティスト、ボーカリスト河合その子の誕生で間違いない。
楽曲は、ポップな曲からフォーキーな曲、バラードまで幅広いがその全て
に破綻の無いボーカル表現を見せてくれる。
なぜここまで一気に変化を遂げることが出来たのか不思議である。
尚、曲調は、80年代のアメリカン・ポップス。
和製ポップスとは一線を画す出来となっている。
素直に驚き、感心した。
ボーナストラックは4曲で内3曲はライブ音源。
いずれも、このアルバムの路線にあるもので、アルバムとしての統一感
に全く違和感はない。

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