ユーロ・トラッド

2012年11月25日 (日)

CD聴盤日記(11/25):ユーロトラッド系。Mr.Irish Bastard、Flatfoot 56、Ahead To The Sea、The Krusty Moors、The Mighty Regis。

Mr.Irish Bastard "Never Mind the Bastards Here Is Mr. Irish Bollocks"
Mrirish_bastard 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
感想:
バンド名通り、Pogues 直系の活きの良いアイリッシュ・パンクが爽快。
アコーディオン、ホイッスルで奏でられるユーロ・トラッド特有の哀愁味タップリの楽曲が、性急なリズムにドライブされて怒涛の
ごとく音圧となって押し寄せてくる。
トラッド・ロック特有の高揚感に満ちた演奏で気分も大きくなってくるようである。

Flatfoot 56 "Black Thorn"
Flatfoot_56 好度:4
ジャンル:トラッド・パンク
感想:
こちらは、ストリート・パンクとユーロトラッドの融合。
Dropkick Murphys タイプのバンドであり、パンク度はかなり高い。
ボーカルなどは完全にハードコアとも言えるほどのダミ声。
これがバグ・パイプ、マンドリンと言ったトラッド御用達楽器群と出会って、独特の哀愁感タップリのパンクロックを生み出してい
る。

Ahead To The Sea "…STILL ANGRY, STILL HAPPY"
Ahead_to_the_sea 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
感想:
ドイツ産のバンド。このバンドの特徴はアコーディオンとフルート。
アコーディオンをフィーチャーするバンドは珍しくはないが、メイン楽器としてサウンドの要となると話は別。
Midnight To Six というスイスのトラッドバンドや、バスク地方のトラッドとポップスを融合したトリキ・ポップのサウンドを思わせる。
アコーディオンがバンドアンサンブルの中心で演奏全体を牽引しているのである。
但し、ケイジャン~ザディコやテキサス系の泥臭さはなく、かと言って、フランス産ミュゼットのようなオシャレな感じでもない。
やはりバスクのトリキーシャに似た音色と演奏の雰囲気なのである。
そして極めつけはフルート。
笛系と言えば、ホイッスルかリコーダーなのであるが、このバンドはフルートなのである。
じゃあ、クラシカルな演奏かというととんでもない。
とてもパンキッシュな速弾きスタイル。
このパンクとクラシック楽器の融合が独特なのである。

The Krusty Moors "ALL KRANKED UP"
Krusty_moors 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
感想:
ドイツ産のトラッド・ロックバンド。
これはライブ盤。アコースティックなサウンドながら、アイリッシュ特有の節回しとドラム入りの編成から、パワフル感は十分。
Pogues のようなガシャガシャした賑やかなお祭りさわぎのような演奏ではなく、Oyster Band や Men They Couldn't Hang を思わせる 正統派のトラッド系である。
ギター、ベース、ドラムにフィドルとマンドリンが絡むという至ってシンプルな編成。
これがライブ演奏にピッタリマッチ。
陽気でのどかな演奏と、郷愁感タップリのメロディーが心地よい。

The Mighty Regis "21 ~Deluxe Edition"
Mighty_regis 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
感想:
7人編成の大所帯バンド。彼らはアイルランド出身の正にアイリッシュバンド。
これまた Pogues 系というよりは Oyster Band タイプの演奏を聴かせてくれる。
主要楽器はアコーディオンとマンドリン。ホイッスルやリコーダーが無い分、Pogues のようなお祭りムードは薄い。
しかし速弾きマンドリンがこのバンドの看板のようで、パンキッシュな勢いは十分。
ボーカルは時々女性ギタリストが担当し、しっとりとした味わいを出している。
トラッド特有の哀愁味とパンキッシュなパワフルさの相性はバツグンである。

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2011年2月18日 (金)

CD聴盤日記(2/18):Pogues タイプのトラッド・ロック物です。THE CEILI FAMILY。

THE CEILI FAMILY "TOORALOO
Ceili_family 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
感想:Pogues チルドレンの中でも超の付く優良バンドの07年作。
ドイツには Fiddler's Green 等、トラッド系のロックバンドが多数存在するが、ここまで Pogues を彷彿とさせるバンドはなかな
かいない。しかも、パブ・ロッキーな楽曲まで披露してくれる。
Pogues の新譜がなかなかリリースされない今、このバンドは貴重な存在。もっともっと聴きたい!!

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2011年2月 6日 (日)

CD購入&聴盤日記(2/5)その3:昨日の店頭購入からトラッド系2枚。The Swaggerin' Growlers、The Ceili Family。

The Swaggerin' Growlers -Keep Your Head Held High-
Swaggerin_growlers 好度:4
ジャンル:トラッド
感想:08年に一度購入したことのあるバンドで、トラッド・パンク。これは09年作。
08年作と同様、とにかくパンキッシュ。マンドリン、アッコーディオン、ティン・ホイッスル等の伝統的な楽器を使いこなし
、Pogues チルドレンに位置づけられるバンドであることは間違いない。
しかし、Dorp kick Murphys 的なラウドでパンキッシュな演奏が格好良い。

The Ceili Family -
Tory Kings-

Ceili_family 好度:4
ジャンル:トラッド
感想:ドイツのパブ・バンドということであるが、演奏や楽曲スタイルは完璧に Pogues。
実際、Pogues との交流もあるようである。
アイリッシュ・トラッドをベースに、スピード感溢れる賑やかな演奏で、まさにドランクン・ソング。
パブにふさわしい音楽である。

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2010年12月19日 (日)

CD購入&聴盤日記(12/19)その2:昨日の店頭購入物からトラッド系、Street Dogs、Greenland Whalefishers。

Street Dogs -State Og Grace-
Street_dogs 好度:4
ジャンル:パンク
感想:UK産のストリート系男気パンク。
Drop kick Murphyメンバーが参加しているということで、トラッド色も多少は期待したけど、やはりトラッド色は無かった。
でも、骨太な男気溢れる演奏は、労働参加的で実に格好良い。
Oyster Band や MenThey Couldn't Hang と言ったトラッド・ロック系の持つストリート感に通じる。
トラッド色が無いだけで、根っこには同じものを感じさせる演奏である。
アコースティックなフォーク色のある曲では哀愁味、郷愁味がタップリ。
全曲この路線でもいけるだけの十分な味わいを持っている。

Greenland Whalefishers -Songs From The Bunker-
Greenland_whalefishers 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
感想:Pogues チルドレンの演奏が楽しめる。
よりパンキッシュに、そしてストリート感を際立たせた演奏。よりやんちゃな Pogues といった演奏である。
お祭り騒ぎでドンチャン騒ぎ。陽気に繰り広げる演奏の中で、時に哀愁味を感じさせる懐の深さがある。

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2010年9月14日 (火)

CD聴盤日記(9/14):元Poguesギタリストのソロ作2枚です。 Jamie Clarke's Perfect。

Jamie Clarke's Perfect "Nobody Is Perfect"
Jamie_clarkes_perfect_nobody_is_per 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
 

 

 

 

 

 
感想:90年代の一時期に Pogues に在籍してギターを担当したJamie の02年のソロ作。
   Pogues タイプのトラッドロックをベースにしながら、もっとルーツ・ロック寄りな
   演奏を聴かせる。
   なんと、Flaming Groovies の "Shake Some Action" をトラッド・ロック風のアレ
   ンジでカバーしている。
   又、ロシアン民謡のコサックダンス系もあり、面白い。
   非常に骨太でパワフルな演奏は、Men They Couldn't Hang や Oysterband 辺りも
   髣髴とさせる出来である。
   男気溢れるロッキンギターと、アコーディオン、マンドリン、フィドル、バンジョ
   ー、ホイッスル等の楽器アンサンブルが見事。

Jamie Clarke's Perfect "You Drove Me to It"
Jamie_clarkes_perfect_you_drove_me_ 好度:4
ジャンル:トラッド・ロック
 

 

 

 

 

 
感想;Pogues 元ギタリストのソロで、これは07年作。
   02年の"Nobody Is Perfect"と同様、Pogues タイプのヨーロッパ的なトラッドに
   留まらず、ロシアンフレイバーの楽曲もスピーディーな演奏で聴かせる。
   アコーディオンが特に活躍。このアコーディオンの音色はミュゼットに代表される
   ようなヨーロッパ系だけではなく、テキサス系の音色もふんだんに。
   泥臭さと陽気さがたまらない。
   「ヨーロッパ meets テキサス」というような雰囲気の演奏である。

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2010年8月22日 (日)

CD聴盤日記(8/22)その3:昨日の店頭購入からトラッド・ロック、Great Big Sea。

Great Big Sea -Safe Upon The Shore-
Great_big_sea  好度:4
 ジャンル:トラッド・ロック
 

 

 

 

 

 感想:このジャケットだけ見ると、何か映画のサントラのような、或いはラテン系か
    アイドル系のボーカリストのアルバムであるかのように見えるが、実は泥臭さ
    と田舎臭さ一杯のトラッド・ロックバンドのアルバムである。
    93年にデビューしたアメリカ産のトラッド・ロックバンドの今年の最新作で
    11作目。
    プロデュースは99年のアルバム"Turn"以来2度目の Steve Berlin。
    一時期、The Men They Couldn't Hang のように、トラッド系から脱却して、
    アメリカン・ロック路線を目指したかのようなアルバムもあったので、これ
    もその路線へのシフトかと思ったが、出だしから、トラッド・ロック道一直線。
    マンドリン、バズーキ、ホイッスル、パイプといったユーロ・トラッド御用達
    の楽器群をふんだんにフィーチャー。
    そこに、バンジョーやハーモニカといったアメリカーナな雰囲気を醸す楽器を
    上手く溶け込ませ、アメリカ産であることのアイデンティティを維持している。
    演奏は、Pugues ほどの土着感はなく、Oyster Band や The Men They Couldn't
     Hang のように、労働者賛歌的な気合に溢れた男臭さ一杯の演奏である。

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2010年6月 6日 (日)

CD聴盤日記(6/6):昨日の店頭購入物からトラッド系1枚。The Cottars。

The Cottars -Made in Cape Breton-
Cottars  好度:2
 ジャンル:トラッド
 

 

 

 

 
 
 感想;ケルティック・ポップという帯の文言に期待したのは、トラッド・ポ
    ップ。
    しかし、出てきたのは、子供のボーカルでクラシック風の歌。
    バックの演奏も、トラッド・ロックタイプではなく、クラシック風の
    綺麗な演奏に終始。
    普通はこれで良い音楽だなあと思うのだろうが、ポップス、ロックしか
    聴かない私にはこの世界はNG。
    残念。帯に騙された。

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2010年4月11日 (日)

CD聴盤日記(4/11):昨日の店頭購入物からトラッド物2枚。Circled By Hounds、Mr.Irish Bastard。

Circled By Hounds -CHasing Our Tales-
Circled_by_hounds  好度:4
 ジャンル:トラッド
 

 

 

 

 
 
 感想:これは本当に、本物のトラッドっぽい演奏であるが、演奏は妙に骨太で、ロ
    ックな雰囲気満点。
    骨太でパワフル。
    わずか3人組みとは思えないノリと迫力に脱帽。
    楽器が、又いかにもトラッド。普通の楽器はフィドルとギターのみ。
    打楽器系は、Bodhrán Bones というタンバリンがでかくなったようなものと
    Spoons Percussion とある。
    あと、Appalachian Dulcimerという構成。他には曲ごとに、笛系の楽器も
    登場。陽気な演奏から、しっとりと物寂しげな演奏までトラッドらしさ一杯
    の演奏である。

Mr.Irish Bastard -A FISTFUL OF DIRT-
Mrirish_bastard  好度:4
 ジャンル:トラッド・ロック
 

 

 

 

 
 
 感想:このアルバムで何作目になるのか。少なくとも、二枚目以降であることは間
    違いない。私は1stアルバムを持っているので。
    演奏は、Pogues 直系のお祭り騒ぎのような酔いどれタイプのトラッド・パ
    ンク。
    ギター、ベース、ドラムのロックバンドの基本編成に、バンジョー、マンドリ
    ン、ティンホイッスルをアンサンブルさせたトラッド・サウンド。
    スピーディー且つ骨太なリズムでバンドをドライブしている。
    ただ、Pogues 程にボーカルはよれておらず、まもとも。
    演奏は元気一杯、どんちゃか、ぶんちゃかと、あちこちに酒、肴を撒き散ら
    しながら踊り狂ってような楽しさ一杯の雰囲気である。

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2010年3月 7日 (日)

CD聴盤日記(3/7)その3:昨日の店頭購入CDでトラッド系。Geoff Berner、The Zydepunks、The Mighty Regis。

最後はトラッド系で4枚です。

Geoff Berner -We Shall Not Flag Or Fail,We Shall Go On To The End-
Geoff_berner  好度:3
 ジャンル:フォーク・ロック(ヨーロッパ系)
 

 

 

 

 

 感想:カナダのルーツ・ロッカーということであるが、これは珍しい演奏の
    パターン。いわゆる弾き語りタイプで、普通はギターかピアノ。しかし
    彼の場合には、アコーディオン。
    曲によってはドラムのような太鼓系の音やベースっぽいリズム隊の音も
    入るが、メインはアコーディオン。
    ケイジャンとか、テキサススタイルとかを想像し勝ちであるが、このア
    ルバムでのアコーディオンはヨーロッパのトラッドの雰囲気。
    そういう意味でのフォーク・ロックとして楽しめた。
    でもやはり、ギターメインの中にアコーディオンがフィーチャーされる
    スタイルの方が良いと思うのは事実。
    そこを加味しての3点とまりであった。

The Zydepunks -Finsterre-
The Zydepunks -Exile Waltz-

Zydepunks_finiZydepunks_exile   好度:4
 ジャンル:トラッド・ロック
 

 

 

 
 感想:アメリカのバンドながら、アイリッシュ・トラッドを聴かせる。
    バンド名から想像する通り、ザディコをベースに、アイリッシュの要素
    も取り入れた演奏である。
    又、バンド名にパンクという名前は付いているが、パンキッシュ路線の
    演奏だけではなく、Oyster Band を思わせるような、おおらかなトラッ
        ド・ロックも聴かせる。
    Pogues のような破天荒でお祭り騒ぎのような演奏では、性急なリズム
    に乗せて、アコーディオンが暴れまわっているようで、ノリノリで気
    持ちよい。
    出身がニューオリンズなだけに、ケイジャン風味のアコーディオンが
    陽気に鳴り渡っている。アイリッシュの代表楽器であるティン・ホイ
    ッスルは登場せず、アコーディオンがメイン楽器。バンド名の所以であ
    ろう、ザディコスタイルのワルツも登場する。
    アイリッシュとアメリカンが良い感じに融合した陽気でダンサブルな
    演奏を楽しめるバンドである。

The Mighty Regis -Another Nickel For The Pope-
Mighty_regis  好度:4
 ジャンル:トラッド・ロック
 

 

 

 

 
 感想:これはモロに Pogues タイプのアイリッシュ・パンク。
    アコーディオンとマンドリンをメイン楽器に、性急なリズムでパンキ
    シュに演奏をドライブする。
    哀愁味のあるメロディーが正にアイリッシュ・トラッド。
    お祭り騒ぎのような陽気な曲から、少し影のあるダークな曲まで、あく
    までリズムはアップテンポ。
    全曲、賑やかにノリノリで、思いっきり高揚感を掻き立ててくれるア
    ルバムである。

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2010年2月27日 (土)

CD聴盤日記(2/27):今日の店頭購入分からです。The Natchez Shakers、The Crofters。

今日の店頭購入分から2枚です。

The Natchez Shakers -No. 2-
The_natchez_shaker_2  好度:4
 ジャンル:トラッド・パンク
 

 

 

 

 

 感想:Pogues の初期のアルバムを聴いているような、お祭り騒ぎのようなトラッド
    パンク。アコーディオン、マンドリン、ティンホイッスルといった楽器を前面
    にフィーチャーし、パンキッシュなスピード感に溢れた演奏を聴かせる。
    陽気で明るい、そして田舎臭さ一杯の演奏で、日本で言えば盆踊りの祭り囃子
    を聴いているような、楽しい高揚感に包まれること間違いなし。

The Crofters -It Was Easier When We Were Kids-
Crofters_2  好度:4
 ジャンル:フォーク・ロック
 

 

 

 

 

 感想:トラッド・ロックと思って購入したが、完全にフォーク・ロック。
    10,000 Maniacs や、Box Set を彷彿とさせるオーソドックスな演奏。
    フィドル、マンドリンがフィーチャーされ、アコースティックな味わいが心地
    よい、横ノリの演奏。楽曲はメロディアスで爽やか。
    ジャケット雰囲気とは全く異なる内容で、良い意味で期待ハズレのアルバムで
    ある。

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