ビートルズ

2010年11月27日 (土)

CD聴盤日記(11/27):ビートルズ赤盤、青盤のリマスタ盤です。

The Beatles -THE BEATLES 1962-1970-
Beatles_1962_1970_2 この中にはいっているのは、次の2タイトルの独立したアルバム。 
 

 

 

 

 

The Beatles -THE BEATLES 1962-1966-(赤盤)
Beatles_62 好度:4 

 

 

 

 

 

The Beatles -THE BEATLES 1967-1970-(青盤)
Beatles_67 好度:3
 

 

 

 

 

 

ジャンル:ポップス~ロック
感想:ビートルズの赤盤、青盤だけは、リマスタ・ボックス以前に購入していた
   こともあり、リマスタ・ボックスで出来なかった従来盤とリマスタ盤との
   比較を行ってみた。
   実は、リマスタ・ボックスと赤盤、青盤の従来盤との比較を行った際には
   両者の違いを明確に感じることは出来なかった。
   なので、今回の赤盤、青盤のリマスタ盤との比較も違いは分からないだろ
   うと思っていた。
   しかし、結果は驚き。明確に違いが出た。
   最初の従来盤で聴き、次にリマスタ盤で聴いた。
   今回のリマスタ盤では普通にありがちな音圧レベルの上昇感はあまりなく、
   両者同じボリューム位置で比較出来た。
   違いの大きさはSN感の良さ。そして、音の中低域の充実感、そして全体
   的な音抜けの良さ。
   更に。音の厚みと滑らかさが格段に向上している。
   音が出た瞬間に違いが認識出来てしまった。
   奇しくも、CDのレーベル面の処理の違いがそのまま音にも現れたかのよ
   うな変化であった。
   従来盤のレーベル面はザラザラとした感触に印刷されているのに対し、リ
   マスタ盤ではツルツルとした感触に印刷されているのである。
   もしかしたらオリジナルアルバムの方でも、従来盤とリマスタ盤ではこれ
   くらいの違いがあるのかも知れないと、ちょっとだけ従来盤に興味を持っ
   てしまった。
   尚、収録楽曲であるが、私は赤盤が好み、青盤ではディスク1は苦手なタ
   イプの楽曲ばかりで、ディスク2になると又好みのタイプになった。
   そういう意味で、青盤の好度は3点止まりである。 
   尚、封入されているブックレットも豪華仕様。
   従来盤では歌詞のみが書かれているただの歌詞カードの集合体。
   しかしリマスタ盤では約10ページにタップリと解説が書かれている。
   輸入盤なので、英語の長文に挑戦する勇気はなく未読。
   更に価格面でも、輸入盤であれば、従来盤の中古品よりも、今回のリマス
   タ盤の新品の方が安く出回っていることもしばしば。
   従来盤を所有していても、買い直し価値は十分にあるかなと個人的には
   思ったリマスタ盤であった。

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2009年11月10日 (火)

CD聴盤日記(11/10)その1:ビートルズ・ステレオ・ボックス聴盤完了。

ビートルズの09年リマスタリングシリーズの聴盤も本日を持って、
モノ盤11タイトル(13枚)、ステレオ盤14タイトル(16枚)の
全CDの聴盤を完了しました。
思ったよりも短時間で聴き終わってしまったのは、アルバム1枚の収
録時間が30分程度で短いことがあると思います。
又、知らない曲が多かったのは中期のRevolver から Yellow Submarine
まで。その前後のアルバムには聴きなれた曲が多かったと感じました。
中期の実験色の濃いアルバムはやはり聴きなれることはなさそうで、
そこを外して、6thまでと、最後の2枚のアルバムは何度も聴きたく
なりそうであると、改めて思いました。

1stから4thまではモノ盤で、以降はステレオ盤で聴くのが正解と思います。

Past Masters
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 いわゆるベスト盤だと思う。アルバム未収録バージョンや、シングルのみの
 曲が収録されている。
 モノ・ボックスに収録されたモノ・マスターズのステレオ盤。収録曲も全く同じ。

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CD聴盤日記(11/9)その2:ビートルズ・ステレオ・ボックス オリジナルアルバムの聴盤完了

ビートルズ・ステレオ・ボックスの13タイトルのオリジナル・アルバムの
聴盤も一通り完了。
Revolver 以降、独特なネジレ感と人工臭の強すぎるサウンドが好きになれ
なかったが、最後は原点回帰のようなルーツ・ロック路線に転身してくれた。
全13タイトルを通して初めて聴いたが、1st~2ndはガレージ風味漂うロック
ンロール、3rd~6thまではロックンロールにプラスしてギター・ポップ。
ちょっぴりフォーク・ロックとカントリー風味がブレンドされた。
7th~11thまではシンプル路線から一点、様々さ複雑な音を絡め、楽曲も凝っ
たネジレ感のある演奏で、色々試しまくった感じ。
そして、12th、13th(LAST)で、ルーツ・ロックの世界に。
なかなか面白い聴盤でした。
11thからの聴盤感想です。

Yellow Submarine
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 前半は、過去のアルバムからの曲収録した普通のRevolver 以降の楽曲。
 ステレオはノーマルパターン。
 しかし、後半は何だか、ディズニーアニメのサントラのような雰囲気のオケ
 によるインスト集。ビートルズの演奏とは無関係としか思えない。

Abbey Road
51jszeu4lvl__sl500_aa240_  

 これはこれまでのアルバムと大きく趣を変えている。
 全体の雰囲気はアメリカンで、かなり南部っぽい泥臭い演奏になっている。
 ブルース風味も効いている。
 曲はネジレ感からは脱却。哀愁味があり、曇り空の雰囲気の曲が多い。
 しかし、どこか温か味がある。
 これはルーツ・ロックとして聴ける一枚。

Let It Be
41nie2klrwl__sl500_aa240_  

 出だしから、これは前作、Abbey Road の延長線上にあると感じさせる。
 アメリカンな南部臭漂うアーシーなルーツ・ロック。
 もはや、ギター・ポップという括りでは語れないアルバムである。
 メロディーも素直で、叙情性に富み、円熟に域に達して感がある。
 ラストアルバムにして、原点回帰のようなルーツ・ロックで締めくくっ
 てくれた。

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2009年11月 9日 (月)

CD聴盤日記(11/9)その1:ビートルズ・ステレオ・ボックスから10th迄

ビートルズ・ステレオ・ボックスから、5th~10thアルバムまでを聴盤。
5thからはノーマルステレオミックスになっている。
10thまではステレオミックスそのものに対する感想です。
11th以降は初聴盤。次の日記で。

Help!
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 これは良い。バーカル真中で、バックが左右に広がるノーマルステレオパター
 ン。やっぱり自然で違和感無し。

Rubber Soul
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なぜかこのアルバムはモノ盤収録のステレオと同じ左右分離型であった。残念、

Revolver
51gsuzo6nl__sl500_aa240_   

 ステレオミックスの仕方まで変わっていた。色々なパターンで遊んでいる感じ。
 バックとボーカリを左右に分けるパワーン、ボーカルが中央でバックが左右の
 ノーマルパターン、ボーカルパートが左右に分かれてバックが中央のパターン。
 まあ、それだけ。やはりステレオになったからと言って楽曲の魅力が分かるよう
 にはならなかった。
 しかし、ノーマルステレオパターンでは、ネジレ感が少し薄らいで、今風のギタ
 ーポップとしてあまり抵抗無く聴けたことも事実。不思議。

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
516zehpx7l__sl500_aa240_   

 これまた少し凝ったステレオ・ミックス。左右と中央ではなく、中央を部妙に左
 右に分け、4点定位のようにしている。だから?という感じ。
 楽曲の魅力の無さはモノ盤と同じ。

Magical Mystery Tour
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これはノーマルなステレオ。楽曲の魅力不明は変らず。

The Beatles
210o7zzquml__sl500_aa240_   

 これもノーマルなステレオ。やはりノーマルだと楽曲への抵抗感は薄れる傾向
 になるようである。良いなあ、とは思わないが、あまり抵抗なく聴けてしまう。

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2009年11月 8日 (日)

CD聴盤日記(11/8)その3:ビートルズ・ステレオ・ボックス

The Beatles -Long Card Box With Bonus DVD-
006  

 ステレオ・ボックスである。アルバムタイトル数は13タイトルで、これに
 パスト・マスターズというアルバム未収録集2枚組みがついて、計14タイ
 トル。単純なタイトル数だけでも、モノ・ボックスよりも3タイトル多い。
 更にボックスの作りであるが、こちらは箱のフタが開くようになっていて、
 閉じた時に空かないようにマグネットでピタッと付くようになっている。
 又、各CDは2つの収納スペースに重ねて平積み状態で収納されているので、
 取り出しように、乾電池の取り出しと同じように紐が敷かれている。
 こういった工夫や体裁も、只の箱であるモノ・ボックスに比べて非常に高
 級感がある。
007  

 収録されている各アルバムであるが、モノ盤では、普通のLP紙ジャケの
 ように、シングル収納の薄い作り。
 ステレオ盤は三つ折で非常に豪華。
 とまあ、このように、どう見てもステレオ・ボックスの方が作りが良いし、
 収録数も多いのに、値段は約5000円もモノ・ボックスよりも安い。
 需要と供給の結果なのだろうが実に不思議な感じがする。

 さて、聴盤であるが、10枚目の The Beatles(White Album)迄は演奏自体
 はモノ・ボックスで聴いているので、ここでは、ステレオとしての感想だけ
 を書いておく。
 今日は4thアルバムのBeatles For Sale迄を聴盤。
 先ず、ステレオイメージであるが、2ndまでは、モノ・ボックスの聴盤の中
 でも触れたような、音を完全に左右に分けて中心音源が無いという摩訶不思
 議なミックス。こんなステレオミックスなら、モノラルのままが断然良い。
 3rdではちゃんと真中にボーカルが定位するリアル・ステレオイメージにな
 った。これは良い。
 楽器の音像もやはりモノ盤よりも明確で、きっちりと楽器としての存在感が
 分かる。
 今日は4thのBeatles For Saleまでであるが、このリアルステレオで聴くと
 もしかしたら Revolver 以降も良く聴こえるかも知れないなどと、つい期待
 してしまう。さてどうだろう。
 明日の聴盤が楽しみ。

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2009年11月 6日 (金)

CD聴盤日記(11/6)その1:ビートルズ・モノ・ボックス最後の1枚(というか2枚)

昨日でビートルズ・モノ・ボックスに収録されたオリジナルアルバムは一通り聴盤
を完了。残りは、オリジナルアルバムに未収録のモノ・マスターズという2枚組み
CDだけ。
今日は、このビートルズのモノ・マスターと、今週から到着し出したCDを聴盤。

The beatles -Mono Masters-
41fr43mwhl  

 感想:ベスト盤的な位置づけに聞こえた。それだけ楽曲は初期ビートルズタイプ。
    オリジナルシングルバージョンなどが収録されている。
    面白かったのは、非英語。非英語で歌うビートルズを聴いたのは初めて。
    又、バージョン違いだけでなく、Hey Jude など、曲自体がモノ・ボックス
    のアルバムに未収録の曲が収録されていて、ボックス特典付録としては実
    に気が利いてる。
    全34曲二枚組みというボリューム感も良い。

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2009年11月 5日 (木)

CD聴盤日記(11/5):ビートルズ(モノ) V.S. Byrds 聴盤最終対決!!

ビートルズ V.S. Byrds の聴盤対決も今日でラスト。
ビートルズの10thと、Byrds の9thは共に二枚組みのタイトル無しのアルバム。
面白い巡り合わせだと思う。
尚、Byrds の10thは、Byrdmaniax というアルバムであるが、実はこのアルバム
だけ未購入。よって、10枚目は手持ちの10枚目ということで、実際には11th
アルバムのFarther Along となったことは、ご勘弁。
Photo  

左:The Beatles -Magical Mystery Tour-(MONO)
 感想:トランペットの明るい音が響き渡る一曲目のタイトル曲。
    しかし、いわゆるビートル・ポップとして認識してきた曲とは全く違う
    楽曲、演奏で違和感タップリ。このパターンで全曲行くのか?と危ぶんだ。
    果たしてその不安は2曲目でもぬぐわれることは無かった。
    小学生が中学生レベルの下手糞なリコーダーが良い味にはなっているが、
    この曲は果たしてロックなのか、ポップスなのか。よく言って「みんなの
    うた」タイプ。
    3,4曲目はメロディーが有るのか無いのか分からないようなヒネクレポ
    ップ。5曲目でようやく従来のビートル・ポップを聴くことが出来たが、
    以降は又ネジレてだらけたような楽曲、演奏でもはや聴くのがつらいほど。
    しかし、なぜか7曲目からはメロディアスな従来タイプのビートル・ポップ
    が聴ける。但し演奏はシンプルなバンド演奏ではなく、普通にバックにオケ
    を従えたようなポップサウド。
    やはり残念な内容であった。

右:The Byrds -(Untitled)-
 感想:2枚組みで、1枚はライブ盤、2枚目はスタジオ盤という豪華仕様。
    ライブ盤の方であるが、実に勢いのある演奏で、ノッている感じが伝わっ
    て来る。 Byrds 流アメリカン・ロックの集大成というべき雰囲気で、楽曲
    もフォーク・ロック、カントリー・ロックを取り混ぜ、メロディアスでパ
    ワフルな演奏となっている。
    又、オリジナルアルバムでは変に効果音を混ぜていた曲もライブでは素直
    な演奏で、曲としての良さが伝わってくる。
    スタジオ録音盤の方は、初期のフォーク・ロックをベースに、カントリー
    テイストを漂わせたような演奏で、メロディーも耳に残る優れものが多い。
    余計なSE音は一切無し。トレードマークとも言える12弦リッケンサウ
    ンドの心地良い響きも随所に聞かれ、バンドアンサンブルのみでの直球勝
    負という、気合を感じる出来となっている。
007  

左:The Beatles -The Beatles-(MONO)
 感想:真っ白なジャケットで、タイトルも何もない。よく見ると、The Beatles
    という刻印が薄く見える。思わず鉛筆でこすりたくなるような感じ。
    この真っ白な無地なジャケットと、バンド名だけのタイトル。これは原点
    回帰を意味するのか、と期待。しかも2枚組みの豪華版。
    予想は少し当たり。Revolcer からMagical Mystery Tour に見られた、変な
    ネジレ感はほとんどなく、初期の頃のシンプルな演奏になっている。
    しかし、曲の魅力は薄く、メロディーが耳に残るようなものはほとんど無い。
    演奏にパワフル感がなく、全30曲は「疲れたビートルズ」というのが素
    直な印象である。

右:The Byrds -Farther Along-
 感想:Byrds のラストアルバム。これを最後に解散するが、このアルバムこそ
    正に集大成のアルバムとなっている。フォーク・ロック、カントリー・ロ
    ック、アメリカン・ロックという三つの要素をほぼ満遍なく取り入れた楽
    曲と、ストレートな演奏。
    どの曲もダラダラ感がなく、緊張感を感じる。最後を意識したのかどうか
    は分からないが、最後を飾るにふさわしいアルバムであることは間違いない。
    この後、Byrds は、アメリカはもちろん、イギリスでもそのお手本として
    数々のバンドがそのスタイルを踏襲している。フォーク・ロックもカント
    リー・ロックも、R.E.M.、Long Ryders、Tom Petty 等が受け継ぎ発展させ
    ている。又、数々のインディー系バンドの中では12弦リッケンサウンド
    を売りしているバンドも数多い。
    この12弦リッケンバッカー・サウンドは、その名も「12弦リッケンポッ
    プ」と称され、一つのジャンルにすらなっている。
    更に、Byrds の模倣バンドも色々ある。その多くは初期のフォーク・ロ
    ックスタイルをそのまま模倣し、オリジナルとしてアルバムを出している。
    いずれ紹介したい。
    ビートルズほどに世間一般には認知されていないバンドであるが、ミュー
    ジシャン、バンド達への影響は計り知れない影響を与えているのである。

モノ・ボックスでオリジナルアルバム10枚を一通り聴いてきたが、いわゆるビー
トル・ポップとして認識していた音楽は、基本的には6thアルバムまでのビートル
ズを指しており、7th以降のアルバムで聴く音楽は、イメージを大きく異ならせる
ものであった。
そういう意味では、やはりシングルバンドとしてヒット曲を聴いているのが無難な
のかな、というのが正直な感想である。
1stから6th
アルバムを聴くことなく、7th又は、8thアルバムから聴き始めたら、
ビートルズの評価はどうなるのだろうか。恐らく今の世間的評価はないのではない
かという気がする。それほど、7th以降のアルバムで聴く曲に、魅力を感じなかっ
たのである。
最後に、Byrds とのラスト対決は、色々なスタイルを模索しながらも、最後は、初
期のフォーク・ロックと、中期のカントリー・ロックにバンドとしてのアイデンテ
ィティを見出し、その集大成ともいうべきアルバムをちゃんと出してくれた Byrds
の勝ちである。
尚、ビートルズは、11枚目以降のアルバムもあと3枚あるので、この3枚でどの
ような音楽を聴かせてくれるのか、期待したい。
残り3枚の聴盤はステレオ・ボックスの聴盤の時に。

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2009年11月 4日 (水)

CD聴盤日記(11/4):ビートルズ(モノ) V.S. Byrds 聴盤対決第4弾!!

今日は7th、8th対決。
前作で大いなる停滞感を漂わせたビートルズはどういう音楽を聴かせてくれるのか。
又、前作でカントリー・ロックという全く新しい音楽に挑んだ Byrds は次にどの
ような音楽を聴かせてくれるのか。
どちらの面も大いに楽しみな7th、8thである。

010  

左:The Beatles -Revolver-(MONO)
 感想:これはすごい変化。
    きついオルタナ・ギター・サウンドで、爽やかさのかけらもない演奏、
        Taxman で幕開け。この時代にこのギター・サウンドはすごいと思う。
    前作が起伏の乏しいダラダラ演奏で「喝」を入れたいと思っていた。
    一気に大きな変化でビックリ。やはし、変化を望んでいたのだなあと
    改めて思った。
    2曲目はストリングスでの穏やかなポップス。
    3曲目は地味なギター・ポップと思っていたらテープ逆回転を導入。
    まあ、こういう効果音は昨日の Byrds でも書いた通り、要らない!!
    どうも変化というとこういう方向に来てしまうので、正直変化は要ら
    ないと思う。バンド自身のスタイルに自信を持てと言いたい。
    4曲はインド音楽まんまのシタールだかダルシマーだかのビョンビョ
    ンサウンド。
    まるで、昨日の Byrds の"The Notorious Byrd Brothers"と同質の聴
    き心地の悪さ。
    中には「ネスカフェ」のテーマ曲のようなメロウなフォーキー・ポップ
    もあるだけに、なぜこういうシンプルでメロディアスな路線を自信を
    持って進まないのか、本当に残念。
    他の曲も余計な音が一杯で、メロディーも凝ったことを目的にしたよう
    楽曲なかりで、素直に楽しめない曲ばかりであった。

右:The byrds -Dr.Byrds & Mr.Hyde-
 感想:前作のカントリー・ロック路線を更に突き詰めたような演奏である。
    出だしの一曲目だけは、なぜか不明であるが、ハード・ロック。
    しかし、2曲目以降は気持ちの良いカントリー・ロックサウンド。
    曲自体もストレートでメロディアス。
    最後に Byrds メドレイが収録されているが、演奏はこのアルバム用
    の演奏で、ブルースハープのフィーチャーもあり、驚き。
    泥臭いルーツ・ロックアルバムに仕上がっている。

Photo  

左:The Beatles -Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band-(MONO)
 感想:前作の Revolver を更に突き進めたよような、音響系のサウンド。
    一曲目など、「ハードロックか?」と思ってしまった。
    しかも、オルタナの入ったきついだけのハードロック。
    楽曲のアヴァンギャルド度も更に深化したようで、ネジレ感が激しい。
    現代のインディー系のきついオルタナ系ギター・バンドの作品を聴い
    ているかのよう。まさか、こんなところに元祖がいたとは。
    あのメロディアスさはどこに行ってしまったのか。
    こういう大きな変化を聞いてしまうと、Byrds の変化は勿論、Los Lobos
    の変化もありなのだなあと思ってしまう。
    そして、こういう変化を、妙にインテリぶった評論家諸氏は高く評価
    するのだろうなあと、残念に思う。
    こういう音楽を聴いて、「楽しい」「心が躍る」「心が安らぐ」と素直
    に思うのだろうか。
    文学の世界ではこういうネジレタ世界を描くと、やはり前衛的とか実験
    的とか言われて、評価しないといけないという雰囲気になる。
    でも、素直に面白い物語を読みたいと思う一般人にとっては迷惑な話し。
    ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎の「「雨の木」を聴く女たち」は
    そういう評論家達ですら音を上げるほどの難解さ。新聞書評欄で、「実
    験も良いが、実験は実験室でやってくれ」とまで酷評されたほど。
    どうせなら、評論家諸氏からすら拒否されるほどにねじれてくれと言い
    たい。
    評論家から好評価を受けるレベルのネジレなど止めてくれと言いたい。
    本当、悪い前例を作ってくれたなあ、と思う。

右:The Byrds -Ballad of Easy Rider-
 感想:これはこれまでの Byrds の集大成かもしれない。
    フォーク・ロック、カントリー・ロックが程よいバランスで収録されて
    いる。
    変なSE音も登場せず、楽曲の良さで勝負。
    更に新しい試みもあり、それはユーロ・トラッドの取り込みである。
    Byrds 風フォーク・ロックの中で見事に消化されている。
    ただ、唯一残念点。それは12弦リッケンサウンドが封印されていること。
    綺麗なアコースティックギターで気持ちの良いサウンドであるが、やはり
    あのきらびやかな12弦サウンドがないのは寂しい。
    その点がマイナスである。

というわけで、この7th、8th 対決は、以前のSE音漬けから脱却し、なおかつ
カントリー・ロックとフォーク・ロックを集大成させた感のある Byrds の勝ち。
但し、好き嫌いという点を退けて、大きな冒険、新たな一歩という点ではビート
ルズ。まさか、ネジレ感タップリのオルタナ・インディーサウンドを聴くことにな
るとは夢にも思わなかった。正に、インディー・ギター・ポップの元祖であり、創
始者であると言って良いと思う。
そういう意味では、嫌いだけどビートルの圧勝である。参りました。

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2009年11月 3日 (火)

CD聴盤日記(11/3):ビートルズ(モノ) V.S. Byrds 聴盤対決第3弾!!

今日は5thと6th対決。
昨日は Byrds が余計な音を付け足し、何も加えない、差し引かない、ストレート
な演奏で魅了してくれたビートルズの勝ち。
さて、今日はどちらの勝ちか。

009  

左:The Beatles -Help!-(MONO includes original 1965 stereo mix)
 感想:モノ音源と、ステレオ音源が両方収録されたCDである。
    改めて聴き比べると、やはりステレオの方が聴きやすい。
    さて、演奏であるが、この5thアルバムで、大きな変化が現れた。
    それはカントリーの取り込みである。
    全14曲中、前半7曲はこれまでの延長上にあるメロディアスなギター・
    ポップ。
    しかし、後半に入ると、カントリーテイストが現れるようになる。
    ヒルビリー・ポップとでも表現したくなるようなアップテンポでポップ
    な演奏である。
    ビートルズのヒット曲の中にはカントリーテイストの曲はなかったと
    思っていたので意外な発見であった、

右:The Byrds -The Notorious Byrd Brothers-
 感想:4thアルバムでテープの逆回転など、サウンドに余計な変化を試みた
    Byrds であるが、この5thアルバムで遂にその変化の頂点を極めた感
    がある。派手なブラスを大胆に取り入れ、リズムもファンキーになり、
    これまでの Byrds とは全く違った、ただのロックバンドの演奏。
    しかし、2曲目でメロウなフォーク・ロックを披露し、過去の面影は
    見せてくれた。ただ、このフォーク・ロックでも、ペダルスチールは
    まだしも、余計なストリングスなどが導入されている。
    3曲目は当たり前のロック、特に魅力のない楽曲で、そこに又余計な
    SE音を散りばめ、最悪。曲を飛ばしたくてしかたなかった。
    4曲目に至って、妙にどよ~んとした、音像のはっきりしないサウン
    ドで、急に戦争のようなドンパチ音が入ったりして、もはや駄目かと
    あきらめ寸前。このアルバムってこんなに変だったか?と思わず自問。
    しかし、5曲目で披露してくれたのが、カントリー・ポップ。
    このホノボノ感は実に良い。しかしここでもまた余計なテープ回転
    を操作したSE音。止めてくれえ~!!
    以降、楽曲はカントリーテイストを持った演奏に、余計なSEを効か
    せるという残念なパターンで最後まで進行。
    このアルバムはワーストアルバムであった。

008  

左:The Beatles -Rubber Soul- (MONO include original 1965 stereo mix)+
 感想:このステレオバージョンはひどい。ボーカルは右で、バックが左。
    こんな演奏パターンがあるか!!
    かと思うと、左右に分かれて中央に音像がない。  
    というわけで、これはもう完全にモノ音源がベスト。
    
    さて、演奏の方であるが、これは何だろう。ガレージ風なロックンロール
    じゃないし、メロディアスなギター・ポップとも又違う。かと言って、前
    作で聴かせてくれたようなヒリビリー・ポップでもない。
    何となくではあるが、Byrds のフォーク・ロックに近い印象を受ける。
    ただ、メロディーに起伏が乏しく、だらだら感があり、停滞感がある。
    とてもではないが、Byrds の1st、2ndのフォーク・ロックの敵ではない。
    聴いていて楽しくないのである。
    Byrds のように、変に新しい方向を模索されても困るが、逆に、新しい方
    向に行きたいにの行けない、だから従来路線をダラダラとしょうがなくや
    っているような印象を持たされるのはもっと困る。
    世間一般の評価はどうだか知らないが、私にはこのアルバムは、「飽きて
    いるんじゃないの?」と問い正したくなるようなアルバムであった。

右:The Byrds -Sweetheart Of The Rodeo-
 感想:前作までのSE音で Byrds はいったいどこへ行ってしまうのか?と思って
    いたら、どこへも行かず、アメリカ人の深い深い音楽としてアイデンティテ
    ィであるカントリーに戻ったのである。
    もはやフォーク・ロックの陰も形もない。あるのは伝統的なカントリー。
    世間的にはこのアルバムをカントリー・ロックの創始者と呼ぶようである。
    Gram Parsons のソロと並んで、Byrds のこのアルバムもカントリー・ロック
    或いは現在のオルタナ・カントリーの元祖であることは間違いないと思う。
    これまで、ロックバンドとして君臨した Byrds が、ここまでドップリとカン
    トリーだけでアルバムに仕上げるのは勇気が必要だったと思う。
    やはりアメリカだかこそ出来た変身なのだろうと思う。
    「超」が付く程の原点回帰を成し遂げ、この大きな転換点を越えて、次はど
    んな音楽風景を味わわせてくれるのか、楽しみである。

というわけで、この5th、6thアルバム対決は、大きく一歩を踏み出した Byrds に
軍配を上げたい。

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2009年11月 2日 (月)

CD聴盤日記(11/2):ビートルズ(モノ) V.S. Byrds 聴盤対決第二弾!!

東西の60年代ギター・ポップ元祖バンド対決の第二弾です。
3rdアルバムと4thアルバムの聴き比べです。

007  

左:The Beatles -A Hard Day's Night(MONO)-
 感想:一曲目は、2ndの延長にあるようなガレージ色濃厚なロックンロールで
    あるが、2曲目からはいわゆるビートル・ポップと呼ぶべきギター・ポッ
    プが満載。聴き馴染んだ曲も、初めて聴く曲も、きれいなメロディーラ
    インが耳に残る。しかも13曲で30分という演奏時間も、いわゆる3分
    間ポップスそのもの。
    ギター・ポップの元祖としてのビートルズはこの3rdアルバムで誕生した
    のだと知った。

右:The Byrds -Fifth Dimension-
 感想:浮遊感漂うサウンドで、サイケロックの創出などと評価されているよう
    であるが、今聴く限りは、普通に1st,2ndの延長にあるフォーク・ロッ
    クサウンドにしか聞こえない。
    ただ、ストリングスなどが配され、スケール感を出そうとしているような
    変化を感じる。
    只、1st,2ndに比べると楽曲に地味な印象があることは否めない。

Photo  

左:The Beatles -Beatles For Sale(MONO)-
 感想:この4thアルバムは、正直これまでの3枚に比べるとこれと言った特徴を
    感じることの出来ないアルバムだった。
    しかし、これを悪いことだとは思っていない。
    良いメロディーと良い演奏があれば、変に新しさなど求める必要はないと
    私は思っている。
    曲のスタイルが、2ndと3rdの良いといこ取りのような感じで、ガレージ
    ーなロックンロールと、メロウなギター・ポップで構成されているのであ
    る。
    勿論、メロディーは良いし、演奏もストレートで非常に良い。
    只、これまで良い意味での変化を見せてくれたことも確かなので、何か物
    足りなさを感じたのである。

右:The Byrds -Younger Than Yesterday-
 感想:このアルバムは、SE音を効かせたフォーク・ロックである。
    スパイシーな曲調が結構あり、中東の大陸的なメロディーなどを取り入れ
    ているように聞こえる。
    又、テープの逆回しサウンドなどもあり、こういう効果音は当時はどうだ
    か知らないが、今聴くと邪魔臭くてしょうがない。
    効果音を入れない普通の演奏では、メロディーの心地良いフォーク・ロッ
    クで、12弦リッケンサウンドの響きも心地良い。
    変に奇をてらわずに、12弦リッケンサウンドが響くByrdsサウンドで突
    き進んで欲しかった。

という訳で、3rd、4th対決としては、変にサウンドに変化を持たせるようなこと
をせず、良いメロディーを良い演奏で聴かせることに徹した感のあるビートルズに
軍配を上げたい。

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