フォーク~ニュー・ミュージック

2010年11月 7日 (日)

CD聴盤日記(11/7)その3:70年代の和物です。

今日の聴盤夜の部は70年代和物の気分でした。

ツイスト "ツイスト"(紙ジャケ)
ツイスト "ツイストII(紙ジャケ)"

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CD選書盤との比較では、完全にリマスタ盤の音抜けと響き感の向上が実感出来る。
やはりこの時代のアルバムは最新リマスタ盤が良さそうである。
この2枚を久々に聴いたが、いわゆるヒット曲以外の楽曲に良い曲が盛り沢山である
ことを再確認。
昔聴いた曲が懐かしいということではなく、楽曲としてのメロディーの良さから感じ
る良さである。
歌詞の内容やメロディーラインから「演歌ロック」などとも言われていたが、「和」
のメロディーラインの良さが表れている証拠と言えそうである。
ツイスト "Hip!!(紙ジャケット仕様)"
ツイスト "BEST&LAST(紙ジャケット仕様)"

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4作目の"Hip"では、もはや「演歌ロック」とは完全に決別したかのような、シンプル
でストレートなロックンロール。ノリノリの演奏で、アメリカン、もしくはパブ・ロ
ックのよう。R&Bテイストの聴いた黒っぽい演奏が格好良い。
このジャケットで損をしている。でも、タイトル曲だけは正直いまいち。
"Best&Last"は2枚組。
ベスト盤の方では「あんたのバラード」のシングルバージョンで始まるが、出だしの
ピアノの音で、旧盤との音質の違いが明確に分かる。
オリジナルアルバム方では、よりアメリカン・ロック色が強まり、世良のソロ活動へ
の方向性が既に現れているようである。

讃岐裕子「メリー・ゴー・ラウンド」
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全く未知の70年代女性アイドルのCD。ソニーのオーダーメイド物。
これが実に良い。70年代歌謡曲の良さである、爽やかなフォーキー調歌謡曲
である。
77年のアルバムに「EPにのみ収録されていた6曲を初CD化・追加収録したコ
ンプリート盤」というCDである。
声は透明感のあるハイトーンボイス。そしてどこか幼さの残る可愛らしい声。
アグネス・チャンを思わせる。
音程の不安定さもなく、この時代のアイドル歌手の質の高さを改めて認識した。
楽曲が又良い。メロディー重視で流れるような心地よい旋律の洪水。
明るい曲も、哀愁味タップリの曲も、全曲捨て曲無しである。
6曲ものボーナストラック付である。

たんぽぽ「セルフ・セレクション」
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これまた全く未知のアーティストでソニーのオーダーメイド物。
このシリーズは本当に宝の山。特に70年代歌謡物のエントリ時は要注目である。
この「たんぽぽ」は女性二人組みで、本当にシモンズの再来という感じの爽やか
で綺麗で艶やかな歌を披露している。このCDはベスト盤である。
関西出身ということで、京都を題材にした楽曲が多いようで、曲の雰囲気がどこ
か演歌調に聴こえる。
しかし、二人の爽やかなハーモニーはどこまでフォークの世界に踏み止まらせて
いる。
何も知らずに聴けば、シモンズの未発表曲集かと勘違いしてしまいそうなほど。
何度も繰り返し聴きたくなるアルバムである。

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2010年8月 4日 (水)

CD聴盤日記(8/4)その2:70年代和物、松山千春を集中聴盤しました。

今日は一日だけの夏休みということで、買うだけ買ってちゃんと聴いていなかった和物を集中的に聴きました。
松山千春のオリジナルアルバムで、1stから4thまでと、「起承転結」の紙ジャケリマスタ盤です。

松山千春 "君のために作った歌(紙ジャケット仕様)"
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1stアルバムであるが、これは1stにしてベストアルバムのような位置付けに
なるアルバムである。
彼のベストアルバムで有名なのは「起承転結」であるが、そこに収録されたり、
シングル曲としても聴きなれた曲が5曲もある。
単に聴き慣れているからというだけでなく、やはり一度聴いただけで耳にこび
りついて離れず、直ぐに聴き直したくなる曲であることは間違いないのである。
そういう曲がおよそ半分を占めるこの1stはやはり本当の意味で名作なので
ある。
 
松山千春「こんな夜は(紙ジャケット仕様)」
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2ndアルバムである。大ヒットシングル「季節の中で」の収録を期待していたが
残念ながら収録されてはいなかった。
「季節の中で」どころか、ただの一曲もヒットシングルの収録のないアルバムで
ある。
収録曲は非常に丁寧な曲作りがされていいるし、彼の歌も丁寧で伝えたい気持ち
が痛いほどに伝わってくる。
しかし、1stのヒット性の高い楽曲達に比べてしまうと、地味感は否めない。
松山千春「歩き続ける時(紙ジャケット仕様)」
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3rdアルバムである。
タイトル曲だけはベスト盤で聴いたことのある曲であるが、他は全て初物。
このアルバムもシングル曲の無いアルバムである。
2ndと共通したものを感じるが、2ndでの地味感は薄らいでおり、シングルカッ
トされても不思議ではない、「耳にこびりつき曲」が散りばめられている。
そういう意味でもこの3rdアルバムは1stに次ぐ傑作アルバムと言える。
松山千春「を飛ぶ鳥のように野を駈ける風のように(紙ジャケット仕様)」
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4thアルバムである。
これまた一曲だけ馴染みの曲「卒業」があるだけで他は初物。
しかし、この「卒業」は妙にポップなアレンジになり、軽さが出ている。
シングルバージョンでのじっくりと聴かせる雰囲気とは全く別な感じで、鼻歌
混じりでメロディーを口ずんさんでいるようにすら聴こえてしまった。
他の初物曲達については、2ndタイプの地味路線かなあ。
シングルカットでヒットの雰囲気のある曲には感じられなかった。
松山千春「起承転結」
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これはさすがにシングル盤コレクションということで、他のベスト盤でも聴き
馴染んでいた曲ばかりで、いうことなし。
これぞ本当にベスト盤。
メロウな曲もポップな曲も捨て曲無しで、メロディーメーカーとしての魅力
が多能出来るアルバムである。
これを最後に聴いてしまうと、他のオリジナルアルバムは聴かなくても良いな
あと正直思ってしまった。

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2010年2月14日 (日)

CD聴盤日記(2/14)その3:今日の最後は和物です。「雅夢」です。

今日の聴盤最後は和物です。

雅夢「夢つづり」
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 81年の1stアルバム。70年代のフォーク~ニューミュージックの味わいを
 色濃く受け継いでいる男性デュオ。ヤマハポップコン出身である。
 「愛はかごろう」のヒットのみが記憶にあるので、このアルバム全体はどのよ
 うな感じなのか非常に楽しみだった。
 結果、期待は裏切られなかった。
 「愛はかげろう」のような、演歌調のフォークも勿論あるが、70年代フォーク
 歌謡のメロディアスな旋律を思わせる曲が盛りだくさん。さだまさし、グレープ、
 南こうせつ、かぐや姫、更には小椋桂、松山千春と言ったメロディー・メーカー
 達と十分にタメを張れる楽曲のレベルである。全曲捨て曲なしの、ベスト盤的な
 アルバムとなっている。
 バックはアコースティックを貴重としながらも、オーケストレーションを控えめに
 配して、存在感のあるボーカルを更に盛り立てている。

 ボーカルは厚みがありながら、爽やかさも持った声で、良い味わいを出している。
 これは2nd以降のオリジナルアルバムも聴きたくなってしまった。

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2010年2月 7日 (日)

CD聴盤日記(2/7)その3:昨日の店頭購入物からさだまさしです。

さだまさし「夢の吹くころ」
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 「夢供養」で一つの頂点を迎えたさだは、その頂点から降りることを許されず、新たな
 高みを目指すことを義務付けられた。
 結果、歌詞は重さを増し、メロディーは複雑さを増していき、「ポップ」さを失ってい
 ったのが80年代。そのため、自然と離れていてしまった。
 「夢供養」以降は、「うつろい」「夢の轍」を辛うじて聴いた程度。
 さて、この89年作はどんな歌詞、メロディーになっていたのか。楽しみなような怖い
 ような気持ちでプレーヤーにセットした。
 一曲目は、さだ本人がライナーで書いている通り、ディズニー音楽を模した明るく分か
 りやすい行進曲調の歌。肩に力が入らない良い感じの出だしである。
 2曲目はアコースティックなフォーク調で、ストレートなメロディー展開で、素直に聴
 けた。
 コミカルな歌詞の歌や、昔の歌謡曲のパロディーのような歌、さだの本領発揮ともいえ
 る古典に題材をとったような歌詞にドラマチックな楽曲を絡ませた曲等、このアルバム
 は非常に素直に聴けた。
 まるで「夢供養」の世界の再現のような質感である。
 理屈っぽさのない、素直なメロディーと歌詞で統一されている。
 バックも派手に、大げさにならず、アコースティックなフォーク調が主。
 これは良いアルバムだと素直に感じた。
 これまで避けていたアルバムも聴いてみようかなと改めて思わせてくれるアルバム
 であった。

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