その他ロック

2012年2月12日 (日)

CD購入&聴盤日記:こんなものが出ていたなんて!!

およそ一年振りのCD購入&聴盤日記です。
Bob Seger "Brand New Morning"
Bob_seger_brand_new_mornin 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:
Bob Seger オリジナルアルバムの中で最後の未CD化4thアルバム(71年)が遂にCD化された。と言っても、これは3年前の09年にリリースされていたようであるが、全く知らず、たまたま最近思い出したかのようにこのアルバムを検索してみたら、CDでヒットし、慌てて購入したもの。
このCDの前に、やはり未CD化だったアルバム"Noah"をCDで購入出来たのが09年だったので、実は同じ時期にCD化されていたことになる。
でも、09年に"Noah"を購入した時に、当然の如く、この"Brand New Morning"を検索したのであるが、その時には全くこのCDはヒットしなかったので、最後の未CD化アルバムという記憶だけが残っていた。
念願叶ってようやくBob Seger のオリジナルアルバムが全てCDで揃ったことになる。
先ずこれが嬉しい。
そして、アルバムの内容であるが、Bobのボーカルスタイルはイメージ通り。しわがれていて、切々と、でも熱く歌う。
バックは、アコギかピアノという極めてシンプルなフォーク・シンガースタイル。
でもその熱い歌には、ロックの熱気がムンムンと漂っているのである。

Roger Mcguinn -Ccd-
Roger_mcguinn_ccd_2  好度:4
ジャンル:フォーク
感想:08年のFolk Den Project 以降、スタジオ録音アルバムは出ていないと思っていたら、昨年11年に、スタジオ録音の新作をリリースしていた。全く気付いておらず、昨日たまたま都内のCDショップでこれを偶然にも発見。驚いて迷わず購入したもの。
Folk Den はシンプルなアコギでの弾き語りスタイルでのフォーク集であったが、このアルバムも、シンプルな弾き語りスタイルの船乗り歌集。
なかなか味わいがある。
弾き語りとは言え、ギター一本ではないのと、Roger Mcguinn本人の多重録音によるコーラスワークで、なかなか骨太である。
船乗り歌というのが、ユーロ・トラッド系のメロディーラインであり、これが骨太さを感じさせる一因のようである。
楽曲的には、Men They Couldn't Hang や Oyster Band がよりぴったりくる感じであるが、Roger の力をみなぎらせない、せつせつとした歌い方も又独特の味わいがある。
是非、バックをパワフルなロックバンド編成で、それもトラッド・ロックスタイルで固めたバージョンnで聴いてみたい。

John & Mary & The Valkyries "Peace Bridge"
John_mary_the_valkyries 好度:4
ジャンル:フォーク・ロック
感想:John & Maryは 10,000 Maniacs メンバーだったJohn Lambert と Mary Ramsey の二人が組んだフォーク・ユニット。
91年と93年に1枚ずつアルバムをリリース、その後10年振りに03年にアルバムをリリース。そしてこれ以降全く音沙汰がなかったので、とっくに活動を休止していたものと思ったいたら、なんと07年にアルバムをリリースしていたのを発見。
それがこのアルバムである。
でも、最初にこのアルバムの存在を知ったのは、MP3ダウンロードコンテンツ。
CD媒体での発売はなかったのかと色々調べてみたら、07年にリリースしていたことを発見。
こうなると、どうしてもCD媒体でのアルバムを入手したいと思うのが、名前通りの私CDバカである。
しかし色々ネットで検索するも、CD媒体での販売サイトの発見は出来ず諦めかけた時、アマゾンUKのユーズドショップで出品しているのを発見。
オーダーしてから数週間後に、ブラジルからの国際便が届き、何も注文した覚えがないなあと思いながらも封を開けたらこのCDが入っていた。
ブラジルのショップがアマゾンUKに出品していたのである。
さて、アルバム自体であるが、今回のどこかインドを思わせるジャkットから、演奏スタイルに何か変化があったかと思ったが、結果が全くの変化無し。
爽やかでクラシカルな演奏のフォーク・ロックそのもの。トレードマークのヴィオラも健在。
クラシカルなムードも健在である。
Mary の綺麗な透き通る優しい声もそのままで、この厳しい寒い季節に、部屋の中だけは春の穏やかな日差しを感じるような温かさに包まれてしまった。

Primitons "Don't Go Away: Collected Works"
Primitons 好度:4
ジャンル:ギター・ポップ
感想:80年代USインディーズの重要バンドの一つ、Primitons が四半世紀を経てようやくCD化された。
しかも、フル音源集となっている。(一枚のEP、一枚のシングル、そして一枚のフルアルバムが収録されている)。
85年にMitch Easter のプロデュースのEPでデビューしていたバンドで、勿論、アナログ盤で持っていたもの。
もはやCD化ならずと諦めていただけに、今回のCD化は本当に嬉しいプレゼント。
更にこのCDでは、11曲のボーナストラックのダウンロード特典がついていて、こういうダウンロードなら嬉しい。
演奏は Mitch Easter が手がけた80年代のバンドであるだけに、R.E.M. や Connels、Guadalcanal Diary、Reivers と言ったギター・ポップバンド達に比肩するギター・ポップを聴かせる。
当然ながら80年代USインディーズそのものである。

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2011年3月 2日 (水)

CD聴盤日記(3/2):メジャー系ロックのライブ盤2枚です。Greg Kihn、38 Special。

Greg Kihn "Extended Versions"
Greg_kihn 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:これは02年のライブ音源(2曲だけは05年とクレジットされている)。
多分これがオリジナル盤。過去にリリースされた音源のコンパイルではなさそうである。
全10曲であるが、収録時間は60分を越えている。
演奏は、骨太なアメリカン・ロック。Springsteen や Bob Seger といったベテラン・ロッカー達と同じ肌触りを感じるが、一部メ
ジャー臭さがあり、そこは少し残念なところ。
しかし、今世紀に入ってのライブ盤は買っていないので、これは買って正解のアルバムである。

38 Special "Extended Versions"
38_special 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:サザン・ロックバンドのライブ盤。80年代に、「ホールド・オン」「愛は消えても」「想いは果てしなく」「想い焦がれて
」等のポップな曲でヒットを飛ばしたバンドであるが、この4曲もちゃんと収録されている。
サザン・ロックというと、ハードロック寄りの演奏と思い勝ちであるが、このバンドはそういう意味では結構ポップ路線の演奏で軽
めなのが良く、ずっと購入しているバンドの一つなのである。
ライブ物は基本的にあまり買わないので、このバンドのライブ盤は一枚も持っていなかった。
今回のこのアルバムは、80年代のヒット曲もちゃんと入っているし、録音も極上、演奏はスピード感に溢れていてパワフルな迫力
も万点。買って正解のライブ盤であった。
しかし、色々調べてみたら、このアルバムは99年に"Live at Sturgis"というタイトルでリリースされた13曲入りのライブ盤か
ら3曲を除いて曲順を少し変えた編集盤のようである。

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2011年2月18日 (金)

CD聴盤日記(2/18)その2:なつかしや、80年代のアメリカン・ロック。John Cafferty & Beaver Brown Band。

John Cafferty & Beaver Brown Band "Extended Versions"
John_cafferty_beaver_brown_band 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:映画サントラ"Eddie & The Cruisers"で80年代にブレイク。Bruce Springsteen のソックリバンドとして大人気になったが
、この映画サントラが当たりすぎたのか、このサントラ以外でのヒットには恵まれなかった。
このアルバムはライブ盤で、ヒット曲集ともいうべき選曲。
アメリカン・ロックらしいダイナミズムタップリの演奏が快感。
骨太でストレートでドライブ感に溢れた演奏は今でも古臭くなく、楽しめるアルバムである。
尚、このアルバムは以前にリリースされていた"Eddie & Cruisers Live in Concert"と同じ内容のようである。
復活して、今度はルーツ・ロックを聴かせて欲しい。

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2011年1月28日 (金)

CD聴盤日記(1/28):今日は久々にメジャー・ロックの紙ジャケ。Aisia。

Asia "詠時感(エイジア)~時へのロマン~(紙ジャケット仕様)"
Asia_asia 好度:3
ジャンル:ハード・ロック
感想:プログレ・ハード・ロックの代表的な存在ということであるが、80年代に洋楽に目覚め、その頃にヒットした "Don't Cry"で彼らに馴染んだ身としては、あまりプログレという認識はなく、いわゆる「大風呂敷ロック」の売れ線バンドという認識に過ぎない。
3rdアルバムの「アストラ」まではCDで普通に購入していたこともあり、またまた「紙ジャケ・リマスタ盤」の誘惑に負けて購入してしまったもの。
この1stアルバムは、幕開けの"Heat Of The Moment"、”Only Time Will Tell(邦題:時へのロマン」)が記憶にある曲。
他の曲は初物のように新鮮に聴いた。
いかにもハード・ロックな曲から、シンプルなギター・ポップ調の楽曲まで登場してくる。
まあ、やはり全体的には派手路線である。
リマスタ効果であるが、もともとが「ドンシャリ」傾向な音だけにあまり期待はしていなかったが、やはり、その傾向は変わらず。

Asia "アルファ(紙ジャケット仕様)"
Asia_alpha 好度:4
ジャンル:ハード・ロック
感想:これは83年の2ndアルバムで、"Don't Cry"、"The Smile Has Left Your Eyes(放題:偽りの微笑み)"がヒット曲として記憶にあるもの。
他の曲は旧盤CDを持っているにも関わらず、初物レベルで新鮮に聴いてしまった。
このアルファの方は、前作よりもさらにポップ度が増していて、曲によってはパワー・ポップとして通用するのではないかと思えるほど。一曲の時間も3分から4分程度で、冗長な曲があまりないのも好感。
只、大げさなアレンジ振りはさすが、彼らである。
"Don't Cry"のようなポップ路線で押していれば、もっと好きになれたかも知れない。
リマスタ効果であるが、このアルバム、も前作同様、目だった効果はあまり感じられなかった。

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2011年1月 9日 (日)

CD聴盤日記(1/9):Journey/Steve Perry 紙ジャケ・リマスタ盤の集中聴盤です。

購入してずっと未聴だった Journey/Steve Perry の紙ジャケ・リマスタ盤をようやく集中して聴盤出来た。
Journey の Escpae よりも前のアルバムはそもそも聴いたことが無かったので、新鮮に聴けた。
Escape 以降は旧盤との比較でリマスタ効果も確認が出来た。
Journey はアメリカン・ハード・ロックの中でも売れ線の産業ロックの代表的な言われ方をされていたけど、今回聴き返して思ったのは、アメリカン・ロックだなあということ。
思ったほどハード・ロックではなかったし、Escape 以前は売れ線というほど、ポップでもなかった。
Departure で芽が出て、Escape で一気にメロディーの花が咲いたというような印象である。
たまにはメジャーものも良いものだなあと新鮮な気持ちで楽しめた。

Journey "Infinity"(紙ジャケ)
Journey_infinity 好度:3
ジャンル:ハード・ロック
感想:78年の Steve Perry 加入後の最初のアルバム。
Steve の伸びやかなハイトーン・ボーカルはこの最初のアルバムから全開であったことを始めて認識。
バックの演奏もいわゆるハード・ロック調とじゃ異なる、ボーカルを盛り上げる役割に徹するかのような演奏である。
このアルバム出馴染みのある曲は一曲だけ"Wheel in the Sky"である。
他の曲は初めて聴く曲ばかりで、正直あまり耳に残るよう曲ではなく、シンングルヒット向きではないようである。
しかし、Steve 加入の1stアルバムとしては彼のボーカルを十分に堪能出来る内容となっており、十分bに満足のいくアルアムである。

Journey "Evolution"(紙ジャケ)
Journey_evolution 好度:3
ジャンル:ハード・ロック
感想:まるでボストンを思わせる綺麗なアコースティックギターと重厚なメタリックサウンドの融合で始まる。
その壮大なイントロに続いて、Steve のどこまでも伸び切るようなハイトーン・ヴォーカルをフィーチャーしたバラードが始まる。
正に Journey の真骨頂よも言える楽曲展開である。
しかし、このアルバム、"Escape" で聴かせるようなキャッチーな曲がなく、全て重厚なバラードばかり。
ちょっと疲れてしまうアルバムであった。

Journey -Dream After Dream(紙ジャケ)
Journey_dream 好度:2
ジャンル:ハード・ロック
感想:映画サントラということであったが、普通にオリジナル・アルバムとして楽しめるものであることを期待したもの。
しかし、結果は残念ながら本当に映画サントラとしてのアルバムであった。
インストが長く、歌は少し。
オリジナル・アルバムとは完全に一線を画す代物。
コアなジャーニーファン以外は素直に楽しむことが難しいアルバムというのが正直な感想。

JOURNEY -DEPARTURE(紙ジャケ)
Journey_dep 好度:3
ジャンル:ハード・ロック
感想:フジテレビ朝8:00の「とくだね」のオープニングにも使用されているキャッチーでど・ポップな邦題「お気に召すまま」で幕開け。
以降も、バラードとポップな曲が程よいバランスで配置され、名作"Escape"への導火線となるアルバムであることを認識。
サウンド的にも、シンセの導入が行われ、いわゆる売れ線のポップなハード・ロックという新たな(?)ジャンルの開拓者的な位置付けともなっている。
只、泥臭いハーモニカや、ブギー調のピアノがフィーチャーされる辺りには、アメリカン・ロック的な魅力も感じさせる。
80年のアルバムとして大ヒットしたことがうなずけるアルバムであることは間違いない。

JOURNEY -CAPTURED(ライヴ・エナジー)(紙ジャケ)
Journey_captured 好度:3
ジャンル:ハード・ロック
感想:81年リリースのライブ盤。"DEPARTURE"までのアルバムからの選曲なので、まだあまり目立ったシングルヒットがなく、そういう意味では少し地味な感じは拭えない。しかし、演奏力という意味では、さすがとしか言いようのない安定感で聴かせる。
特に Steve のボーカルの出来は凄まじいほど。
スタジオ盤以上の安定感と伸びは圧巻。Escape 以降のヒット曲も是非ライブで聴きたいと思った。

JOURNEY -ESCAPE(紙ジャケ)
Journey_escape 好度:4
ジャンル:ハード・ロック
感想:バンドを代表する81年の大ヒットアルバム。このアルバムは旧盤でも持っているので、リマスタ効果を確認出来た。
一言で言って、これは完全に脱帽。
実は、アルバム同士の聴き比べをするまでもなく、これまでずっとジャーニーの紙ジャケ盤を聴いてきた耳で、Escape の旧盤を聴いたら、音のコモリが気になってしょうがないほど。勿論、音像や音場の表現は問題外。
本格オーディオ装置とラジカセの違い位の差を感じしまった。
そこで、この紙ジャケ盤のEscapeに替えると、一気にベールがはがされ、クリアな音像と広い音場が広がり、音が一気に解放されたかのような感覚に陥ってしまった。リマスタ盤買い直し大正解である。
演奏はもはや説明の要もないほど有名なバラード"Open Arms"を含む大ヒットもの。
ハード・ロックではあるのだが、Steve Perry のボーカルを生かすためか、ポップでシンプルな楽曲が多く、ポップスとして楽しめるアルバムに仕上がっている。
何度も聴き返せる名盤である。
更に、ボ^ナストラックには、"Don't Stop Belieaving"、"Open Armes"のライブ音源が収録されている。
是非ライブ音源で聴きたかった曲であり、Steve のボーカル力を堪能出来た。

Journey -Frontiers(紙ジャケ)-
Journey_frontiers 好度:4
ジャンル:ハード・ロック
感想:83年の大ヒットアルバムの紙ジャケ・リマスタ盤。
演奏や楽曲はいまさらの感があるので、ここはやはりリマスタ効果についての感想。
一言で言って、これまたリマスタ効果大。
音が出た瞬間に旧盤との違いは歴然。
SN感、高域の抜け、伸び、響き、低域の力強さ、全てが違う。
そして、音像、特にボーカルの迫り具合が素晴らしい。3メートルの距離で聴いていて、1メートル位前身しているような感覚になる。
ボーナス・トラックには、オリジナルアルバムには未収録のシングルヒット"Only The Young"が収録されているのが嬉しい。
買い直し必須のリマスタ盤である。

JOURNEY -RAISED ON RADIO(紙ジャケ)
Journey_raised 好度:4
ジャンル:ハード・ロック
感想:86年のアルバムで、Journey はこの後一度解散する。そういう意味では最後のアルバムとなる。
時代を象徴するシンセサウンドがこれまで以上に導入され、ハード・ロックというよりは、メインストリームのアメリカン・ポップスという雰囲気の演奏とサウンドに仕上がっている。
しかし、Steve Perry のボーカルの威力は一切色あせず、損なわれることはない。
シングルヒットも多数排出したこのアルバムは Journey 最高のポップスアルバムと言えるかも知れない。
尚、リマスタ効果であるが、これは Escape や Frontiers ほどではないが、それでもやはり旧盤と聴き比べると違いは明らか。
買い直し価値十分な出来である。

JOURNEY -TRIAL BY FIRE(紙ジャケ)
Journey_trial 好度:3
ジャンル:ハード・ロック
感想:96年にリリースされた、10年振りの再結成アルバム。
10年前と何が変わったか。
サウンド面ではシンセ導入量が減少し、ハード・ロッキーなギター・サウンドが増量。
そういう意味では、Escape 以前のJourney サウンドに戻ったかのような演奏で、ポップ度よりもロック度アップのアルバムとなっている。
それにしても Steve Perry のボーカルの力は健在。
しかし、このアルバムを最後に Steve は完全にバンドと袂を分ったのである。残念。
このアルバムのリマスタ効果であるが、さすがに96年ものになると、基本の音質がディジタル時代に対応しており、旧盤とは言え、SN感や音抜けでの不満感は無い。しかし、聴き比べるとやはり違いはあった。それは音場の広さ。これはリマスタ盤に完全に軍配が上がる。

Steve Perry -Street Talk(紙ジャケ)
Steve_perry_street_talk 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:84年リリースのSteve の初ソロ作。シングルヒットも多数排出した大ヒットアルバムである。
昔の印象では、Journey のアルバムと何が違うのかわからなかったが、今回、リマスタ盤購入をきっかけに彼の参加アルバムを通して聴いてみて、初めてソロ作の位置付けが分かったような気がする。
違いは一言で言ってしまえば、楽曲のキャッチーさ、ポップさである。
Journey はやはり複数の個性が集まったバンドであり、Steve のボーカルの魅力を引き出していることには間違いないのであるが、それでも彼のボーカルは一つのパートに過ぎない。
しかし、このソロ作では彼のボーカルが全面的に味わえるようなキャッチーでポップな楽曲で固められ、バックの演奏はバックに徹していて、前面に出ることは無い。
Steve がバンドを離れたわけも分かるような気がする。
彼の魅力を示すのに、Journey という看板は不要、或いは足枷にすらなっていたのかも知れない。
逆に、バンドには彼のボーカルが必要だったようで、彼に良く似た声質のボーカリストを採用して活動を再開したくらい。
Steve は96年の2nd以降はオリジナルアルバムの発売はなく、今は何をしていることやら。久々に彼の新譜も聴いてみたい。
尚、このリマスタ盤には5曲のボーナストラックが収録。
5曲ともスタジオ録音もので、レア音源等で濁していないのが良い。
しかも、うち一曲は実にフォーキーでメロウな楽曲。こういう曲も味があるなあと感心。
彼のボーカルで、フォーク~カントリーも聴いてみたいと思わせてくれた。

リマスタ効果であるが、これは84年ということもあり、明確。音の響き、余韻の深さが全く違う。音場の広さも、SN感も。さすが、リマスタ盤と納得。

STEVE PERRY -FOR THE LOVE PF STRANGE MEDICINE(紙ジャケ)
Steve_perry_for_the_love 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック
感想:前作から10年振り94年の2nd。以降、現在までオリジナル新譜は無い。
この2ndは更にポップ度が増し、バックは派手に煌びやかにという雰囲気になっている。
AORと言っても過言ではないが、派手なエレキギターサウンドが絡む辺りには、Steve のロックボーカリストとしてのこだわりがあるのかも知れない。
リマスタ効果であるが、音の響きの余韻の深さと、低域のズシっとした厚みに明らかな違いが感じられた。

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2010年9月 6日 (月)

CD聴盤日記(9/6):ルーツ系でもない、パワー・ポップでもない、ちょっと残念な2枚です。American Hi-Fi、Bobby Bare Jr. 。

American Hi-Fi  "ロックンロール・ヌードル・ショップ~ライヴ・フロム・トーキョー"
American_hi_fi 好度:2
ジャンル:ロック
 

 

 

 

 

感想:これは正直つまらないアルバム。スタジオ盤で普通に感じたパワー・ポップ感が
   あまり感じられず、ごく普通のありきたりな若手バンドの演奏にしか聴こえない。
   メロディーは単調だし、演奏も何か雑な感じ。
   スタジオ盤の方がノリもドライブ感も明らかに上と感じてしまった。
   残念なライブ盤である。

Bobby Bare Jr. "Storm a Tree My Mother's Head"
Bobby_jr_bare 好度:2
ジャンル:オルタナ・ロック
 

 

 

 

 

感想:デビュー時はオルタナ・カントリー系のルーツ・ロックとして聴いていたが、
   最近の彼のアルバムは妙に居心地の悪さを感じることが多くなったいた。
   この新作はどうかと思ったが、やはり、最近の居心地悪さ系の内容である。
   メロディーが単調で、演奏はオルタナ度が高く、もはや、オルタナ・カントリ
   ーとは全く言えない演奏である。
   ルーツっぽさは辛うじて感じられうが、基本的には、普通のネジレ感の強い
   オルタナ系のポップ・ロックである。
   残念。

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2010年5月23日 (日)

CD聴盤日記(5/23):昨日の店頭購入物3枚。Billy Joel、Jayhawks。

Billy Joel -Cold Sprng Harbor-
Billy Joel -Piano Man-

Billy_joelBilly_joel_piano  好度:4
 ジャンル:ポップス
 

 

 

 
感想:ビリーの1st、2ndである。
    ピアノの綺麗で優しい響きと、ビリーの優しい歌声が実によくマッチした鍵盤
    ポップである。
    2枚とも演奏、楽曲の傾向は同じと思っていたが、聴き比べると結構違ってい
    て驚いた。
    1stの方こそ、2ndのタイトルになっている"Piano Man"としての本領発揮の
    アルバムと言える。
    いかにも、70年代のSSW的な味わいのある、ピアノをメイイ楽器にしたシ
    ンプルな演奏に、耳に残る心地よいメロディーライン。いつまでも続いて欲し
    いと思わにはいられない歌と演奏である。
    「歌」を中核に据えた味わい深いアルバムである。
    対して、2ndの方では、1stでは聴かれなかったスピード感溢れる、カントリ
    ーダンス調の曲で幕開けし、以降もビートが強調された楽曲が多く、演奏面で
    も、楽器数が多く、バンド編成物として、ロック色が出てきていてパワフルで
    ある。ピアノは楽器の一つに過ぎないという感じで、全体に派手さを感じた。
    71年と73年の録音であるが、音も非常に良く、70年代ものにありがちな
    周波数レンジの狭さや、抜けの悪さは一切なし。リマスタリングの効果であろ
    うが、アコースティックな編成でのシンプルな演奏も功を奏していると思われ
    る。

Jayhawks "Jayhawks (AKA the Bunkhouse Album)"
Jayhawks  好度:4
 ジャンル:オルタナ・カントリー
 

 

 

 

 
 
 感想:長い間幻のデビュー盤といわれていた Bunkhouse レーベルからのこのアルバ
    ムがようやく、およそ四半世紀を経てCD化リイシューと相成った。
    LPでわずか2000枚プレスというこの1stアルバムは、中古市場にもなかな
    か出回らず、出ても万(100$)単位の値段でそれでも過ぎに売り切れという
    状態。
    行き着けのショップでこのLPがたまたま話題になるに及んで、私が探している
    旨を伝えると、お店の方が、「うちでも前はあったけど、今はないですね。でも
    私も持っているので、よければカセットに録音して、差し上げますよ」との嬉し
    いお言葉。そのカセットをCDに焼いて、ジャケットはネットから探してプリン
    トアウトして、あたかも最初からCDで持っているかのごとくの見栄えにして、
    聴いてたもの。
Lost_highway_sampler     そんな状況の時に飛び込んだ朗報。
    03年のLost Highway レーベルのサ
    ンプラー"Lost Highway: Lost and
    Found, Vol. 1"にこのアルバムからの
    音源が一曲であるが収録され、解説
    文の中で、「今年の秋にリリース予定」
    と書かれていたのである。
    この情報に 狂喜乱舞したのは言うま
    でもない。遂にCD化である。
    しかし、その年の秋はおろか、年末になってもリリース情報は流れず、結局7年
    も経ってしまった。
    この間に一度だけ、7千円程度でどこぞのネットショップに中古LPが出品され
    たけど、どうせCDになるからと見送ってしまったことを悔やんでいた。
    もはやお蔵入りと諦めてから数年、本当にやってくれました。
    遂にCDで登場!!
    聴き慣れてはいたものの、改めて正規盤で聴ける嬉しさに感動もひとしお。
    このアルバムは、以降のネオ・ルーツ・ロックと呼ばれるフォーク・ロック調とは
    異なり、ペダルスチールが全編でフィーチャーされ、ボーカルも鼻に掛かったホン
    キートンク調でいかにもカントリーな演奏となっている。
    明るさ一杯の演奏で、2nd以降とは明らかに路線は異なるものの、この路線自体
    は大歓迎。
    英国のカントリー・ロックバンド、Rockingbirds を思わせるカントリー調と陽気
        さなのである。
Jayhawks_blue_earth_3     念のため、89年の2ndアルバムの "Blue
    Earth"を聴いてみたが、やはり、こちらは、
    Honey Dogs などと同じ路線の、どちらか
    というとフォーク・ロック路線であまりカン
    トリー臭さを感じさせないネオ・ル ーツ・
    ロック路線。
    陽気さよりは、落ち着き感を持った和み
    系の演奏であった。

   最後に、下の写真は、今回発売の正規版と、私がネットで探したLPジャケットから
   作った自作版。さて、本物はどちらでしょうか?正解は下段が本物です。自作版も
   なかなかでしょう?

Jayhawks_3 

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2010年4月24日 (土)

CD聴盤日記(4/24):今日の店頭購入から Pretenders ボックス5枚。

The Pretenders -Original Album Series [Box set]-
Pretenders_2 シングル集CDと、90年と08年のアルバムの合計3枚だけ持っていた。
メジャーなバンドに興味を持てない私としては、特に全作を買いたいという気にまではなれず、放置していた。しかし、ちょうど未所有のものばかりの5枚セットで激安。
で、購入してみた。結果はちょっと悲しい...。以下が5枚の聴盤感想です。

 

 

 

Pretenders(80)
Pretenders1  好度:2
 ジャンル:ガレージ
 

 

 

 

 
 感想:7曲目の一曲だけ Nick Lowe がプロデュースしていて、その曲にたどり着くま
    では、実に退屈。ガシャガシャとしたうるさいギターサウンドで、有るのか無
    いのか分からないような起伏の無いメロディーがダラダラと続く。
    なんとなく、サウンド的にもガレージとニューウェーブが交じり合ったような
    雰囲気で、暗さのある演奏である。
    しかし、7曲目で急にメロディーが溢れてくる。ギターの音が気持ち良く奏で
    始める。で、あれっ?と思ってクレジットを見ると、この曲のプロデュースが
    Nick Lowe だった。出来すぎのような本当の話である。
    この曲以降は、プロデュースはモトに戻るが、曲調とサウンドはなぜか戻ら
    ない。
    最初からこの調子なら文句なしに好度は4点である。
  
Pretenders Ⅱ(81)
Pretenders2  好度:2
 ジャンル:ガレージ
 

 

 

 

 
 感想:この2ndも、なぜか1stの前半のような演奏と曲調でNG。退屈で一本調子で
    魅力に欠ける楽曲と演奏。しかし、後半は又、綺麗なギターサウンドを響かせ
    てのギター・ロック路線に。
    それでもやはり全体的には魅力に乏しい楽曲と演奏であることに変わりなし。
    ガレージとニューウェーブが混ざったような居心地の悪さを感じる。
    果たして、いつからこのバンドは化けるのか。
    90年のアルバム"Packed"や、08年の"Break Up The Concrete"も良かったの
    で、早く化けた演奏を聴かせて欲しい。

Learning to Crawl(84)
Pretenders3  好度:4
 ジャンル:アメリカン・ロック
 

 

 

 

 
 感想:泥臭いハーモニカが唸りを上げる、何か吹っ切れたような突き上げるような
    力強さに満ちたアメリカン・ロックで幕を開ける。
    ここで化けたか!!と感じさせる演奏である。
    そして二曲目、これが多分極めつけ。アメリカン・カントリーフレイバーを
    漂わせた横ノリフォーク・ロック。ギターサウンドが爽やか。メロディーも
    和み系。
    やれば出来るじゃないかと、ポンポンと肩を叩いて褒めてあげたい。
    で、なぜここまで一気にアメリカンなロックンロールに転向出来たのか。
    このアルバムのクレジット(この購入CDには一切クレジット情報はない)
    を調べてみて分かった。
    何と、バンドに、あの Billy Bremner が加入しているではないか!!
    Billy が Pretenders に関わったことは知っていたが、ゲスト参加程度の
    事と思っていた。不覚。そして、納得!!

Get Close(86)
Pretenders4_2   好度:2
 ジャンル:メジャー・ロック
 

 

 

 

 
 感想:前作がシンプルなアメリカン・ロックで良かっただけにこのアルバムにも
    期待は大きかった。しかし、これは完全にプロデュースミスとしか思えない。
    Bob Clearmountain と Jimmy Iovinne のコンビで完全にメジャー系のごて
    ごてした派手なサウンドプロダクションになってしまった。
    前作でのシンプルさはもはや影も形も無い。
    残念。

Last of the Independents(94)
Pretenders5_2  好度:2
 ジャンル:メジャー・ロック
 

 

 

 

 
 感想:これまた前作と同様に、ゴテゴテしたサウンドプロダクション。
    メジャー臭い。そして、どこか暗い。
    で、クレジットを調べたら(当然本アルバム自体には情報は無いので)、
    今度は、Stephen Streetがプロデュース。
    イギリスのギター・バンドを数多く手がけるプロデューサーである。
    納得。
    5枚一通り聴き終えたが、結局良かったと思えるアルバムは3rdアルバム
    のみであった。

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