Lou Whitney~Skeletons

2012年2月26日 (日)

CD聴盤日記:ルーツ系3枚。Mary Karlzen, Larry Cran, Levee Town。

Mary Karlzen -A Politically Incorrect Christmas
Mary_karlzen 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:92年にデビューしているベテランの女性ルーツ・ロッカーのこれは08年のクリスマス企画物EP盤。
しかし、鈴がシャンシャン言うこともなく、ノリの良いアコースティックなクリスマスソンング集。
テーマがテーマだけに、楽しげな曲ばかり。
地味な曲と演奏が多いイメージの彼女のアルバムだけに、こんな雰囲気の演奏が出来るのかと新たな発見の思い。
ベテランの健在振りが嬉しいアルバムである。

Larry Crane -Tropical Depression
Larry_crane 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:John Mellencamp の初期のバンドのギタリストして活動していた。93年にソロアルバム(EP)を発表し、手堅いルーツ・ロックを披露。以降、アルバムを94年と、その9年後の03年に1枚ずつ発表している。
そして、さらにそれから7年後の2010年に、このアルバムを発表していた。
しかし、例によって全く気付かすにいて、最近たまたま思い出したかのように(実際気まぐれに思い出したので)Larry Craneで検索をかけたらこのアルバムがヒットしたという次第。
これまでのアルバムとはジャケット雰囲気が全く違い、何かポップス系を予感させるものだったので、又同姓同名別人か?と思ったが、ネットの試聴で聴いてみたら、これが歴然としたルーツ・ロック。
迷わず本人と判断し、購入した。
通してちゃんと聴いたら、やはりオーソドックスなギターを基調にした Larry Crane のルーツ・ロック。
健在であった。
Tom Petty を更に素朴にしたような、パワフルなフォーク・ロック、ギター・ロックが楽しめるアルバムである。

Levee Town -s/t
Levee_town 好度:
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:バンド名だけのそっけないジャケットで、何者で、どういうジャンルの音楽なのか、全く予想もつかないアルバム。
しかし、これがレコーディングに Lou Whitney がクレジットされたアルバムなのである。
これで迷わず購入。
音出しした瞬間にパっと目を見開いてしまった。
ハーモニカが唸るノリノリのロカビリーで幕開け。
ブルージーな演奏も勿論あるが、基本は Feelgood タイプのパブ・ロッキーなロックンロールなのである。
ギター、ベース、ドラム、そしてハーモニカという4人組み。
ハーモニカ専門のプレーヤーが居るのが嬉しい。
全曲にハーモニカがフィーチャーされ、泥臭さと腰の座った重量感、そしてパワフルに突き進むドライブ感。
ノリノリからスローまできっちり聴かせる手練の演奏である。
調べたら他に3枚のアルバムをリリースしている。
全部必買!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月20日 (日)

CD聴盤日記(2/20)その2:先週到着物からルーツ系1枚です。Pribek。

Pribek -Trouble Ain't Over
Pribek 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
感想:このアルバムにどういう経路でたどり着いたか忘れてしまったが、Lou Whitney プロデュース作である。そして Skeletons の面々が全面的に演奏に参加している。
このクレジット情報から期待した通りのアメリカンなルーツ・ロックを聴かせてくれた。
ブルース、ジャズ、R&Bを取り込んだルーツ・ロックで、ノリよりも味わい、それも大人の味わいがある演奏である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

CD聴盤日記(5/18):先週到着物からルーツロック系1枚。THE MORELLS。

THE MORELLS -BEST BAR BAND EVER! 2CD
Morells  好度:4
 ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 
 感想:数多くのルーツ・ロック~オルタナ・カントリーバンドを手掛ける名プロデ
    ューサー、Lou Whitney を中心メンバーに擁する、ルーツ・ロックバンド、
    Skeletons のメンバーが、ロカビリー~ロックンロールを中心にした演奏を
    披露するバンドがこの Morelles。
    時々再結成して楽しんでいるような感じである。
    シンプルなパブ・ロックスタイルのロックンロールである。
    このアルバムは84年のライブ録音。音に難はあるが、演奏自体は文句無し。
    全52曲、約160分タップリ収録の2枚組みである。09年リリースである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月24日 (木)

CD聴盤日記(12/24):Eric Ambel~Lou Whitney 関連物。Joey Skidmore、Speakeasy。

今日の聴盤は2枚。ルーツ・ロック系です。
CD Baby 購入物の最後、Joey Skidmore と、先週到着物の聴盤開始です。

Joey Skidmore -Ventriloquist Doll
Joeyskidmore  好度:4
 ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:Eric Ambel、Lou Whitney 関連ルーツ・ロッカーの08年作。
    リリース情報を全く知らなかったが、たまたま久々に検索してヒットした。
    本当にルーツ系の新譜情報は乏しい。専門店、専門雑誌の相次ぐ閉鎖、廃刊
    で自分で狙い撃ちで探さないと情報が拾えないのである。
    この手のマイナー物は下手すると発売から半年で入手不可になるケースも珍
    しくないので、無事入手出来て嬉しい。
    この08年作でも、プロデューサーは Lou Whitney で、Eric Ambel もちゃ
    んとギターで全面参加。更に Skeletons のメンバー、Ron Gremp、Joe Terry
    も参加している。驚きは Nikki Sudden の参加。誰の繋がりかは不明である
    が、バッドボーイズ風のロックンロールという意味では一脈通じるところが
    あるのも確か。
    演奏はこのメンバーから想像出来る通り、タフでワイルドなロックンロール。
    初期ストーンズタイプのR&Bフィーリングを持ったパワフルな演奏である。

Speakeasy "En Fuego"
J72766ih6df  好度:4
 ジャンル:ルーツ・ロック~ブルース・ロック
 

 

 

 

 感想:Lou Whitney プロデュース!!
    残念ながらゲスト参加はないものの、期待を裏切らない骨太なブルース
    ベースのルーツ・ロック。これはライブ録音だった。
    ブルース・ハープ(ハーモニカ)の唸りが前面にフィーチャー。
    泥臭さ満点の格好良さである。6分以上の長尺物も全くその長さが気に
    ならない。それだけ、演奏にハリがある。
    又、ブルースのみでなく、ペニー・ホイッスルをフィーチャーしたトラ
    ッド風味のルーツ・ロックも披露。幅が広い。
    演奏は概して長尺であるが、ストレートでパワフル。一気に押し捲られ
    る感じで最後まで長さを感じさせずに聴き入ってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 6日 (日)

CD聴盤日記(12/6)その1:ルーツ・ロック系、Pieta Brown、Joey Skidmore。

今日の日中の聴盤はルーツ・ロック系。

Pieta Brown "Remember the Sun"
51eldjvxrl__sl500_aa240_  好度:4
 ジャンル:オルタナ・カントリー~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 

 感想:Bo Ramsey という、90年代以降のオルタナ・カントリーシーンの中
    でも、非常の泥臭く、骨太な演奏を特徴とするルーツ・ロッカーがプロ
    デュースを手掛けている。
    Bo Ramsey は他にも Lucinda Williamsや Greg Brown、Teddy Morgn、
    Brother Truckerなど数多くのバンド、アーティストのプロデュースや
    演奏参加などで活躍している。
    Pieta Brownはそんな Bo Ramsey がずっと関わって来た女性ルーツ・ロ
    ッカー。
    このアルバムでも、パワフルなオルタナ・カントリーサウンドが全面を
    覆う。
    一件、弾き語り系の地味なものを想像するが、完全のロックバンド編成
    で、乾いた土埃が見えて来そうなアメリカン・ロックサウンドである。

Pieta Brown "Shimmer"
51zi4l1diql__sl500_aa240_  好度:2
 ジャンル:フォーク
 

 

 

 

 

 

 感想:7曲という中途半な曲数からも予想出来るように、これは企画物。
    Don Was がプロデュースしているが、Bo Ramsey はギターで参加して
    いる。
    演奏内容は、実に退屈な弾き語りフォーク。
    メロディーがダラダラしていて、リズムにメリハリがなく、ボーカル
    はシャキっとせず、まるで独り言をぶつぶつ呟いているようなタイプ。
    一番面白くないパターンの演奏である。
    残念!!

Joey Skidmore "Welcome to Humansville"
1171563299832591352830  好度:4
 ジャンル:オルタナ・ルーツ・ロック
 

 

 

 

 感想:Joey Skidmore は Eric Ambel~Lou Whitneyのプロデュース関連物の中で
    知ったルーツ・ロッカー。
    このアルバム以外では、94年の3rdアルバム"Joey Skidmore"と、98年
    の4thアルバム"Bent"を持っているが、今回購入したアルバム(2nd)は
        LP盤でしか持っていなかった。
        しかし、今年、久々に彼のHPを見ていたら、07年に新譜が出ていたこ
    とと、この2ndアルバムもCDで出ていたことを知り、あわててネットで
    サーチして、先ずはこの2ndアルバムのCDを入手出来た。
    尚、07年作は未到着。到着が待ち遠しい!!
     これです。    
    Joeyskidmore_2  
 
    この2ndアルバム以前に聴いていた94年の3rdアルバムは、メインプロ
    デューサーが Lou Whitney で、一部の曲で Eric Ambel がプロデュース。
    これです。
    3428065400141  
 
    98年の4thアルバムもプロデュースは Lou Whitney で、Eric Ambel は
    演奏に参加。
    これです。
    1171562885974403755321  
 
    今回の2ndアルバムも、Lou Whitney がプロデュースで、Eric Ambel が演
    奏に参加。
    演奏自体は、歪み感のあるギターによるオルタナ感のあるルーツ・ロック。
    サザンロック色があり、ちょっとハード・ロックっぽい雰囲気も感じられる
    演奏。時にファンキーさも。
    Lou Whitney と Eric AMbel という組み合わせから想像するカントリーっぽ
    さはあまりない。ハード・ロッキンなロックンロールである。
    ちなみに1stアルバムは、"The Word Is Out"というタイトルで、これは未
    CD化。LPでも持っていないので、詳細は不明ですが、タイトルを知った
    のでいずれ購入しようと画策中。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月29日 (日)

CD聴盤日記(11/29)その3:先週到着物に着手。ルーツ系です。

先週到着物の聴盤に着手です。
80'sUSインディーバンドの関連作2枚です。

Exene Cervenka "Somewhere Gone"
61wrthghnl__sl500_aa240_  好度:4
 ジャンル:フォーク・ロック~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

  

感想:パンクの歌姫の最新作はオルタナ・カントリーの老舗、Bloodshot レーベル
    から。
    かつては、"X"のメンバーに Blasters のDave Alvin を加えたカントリー・
        プロジェクト、The Knitters にも参加していた経歴もあるだけに、このレー
    ベルからの第一弾は、オルタナ・カントリーになるかと期待。
    レコディングメンバーには、Lou Whitney がクレジットされ、バンドメンバー
    には、やはり Skeletons の Joe Terry の名前も見える。当然、Lou 本人も。
    もうこれで間違いなく、オルタナ・カントリーである。
    そして出てきた音は、アコースティックなフォーク。
    オルタナ・カントリーやルーツ・ロックではなく、ドラムレスの本格フォーク
    である。
    楽曲には"X"を思わせるダークなムードが漂うものから、本当にのどかな風景
    が見えそうな可愛らしい楽曲まで、アコースティックサウンドが際立つ演奏で
    ある。Joe Terry が鍵盤で加わる楽曲はロールする演奏でノリノリで、アコー
    スティックだけではない、良いアクセントになっている。

Del-Lords -Lover Who Wander-
51qqkkweml__sl500_aa240_  好度:4
 ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 

 感想:このCDは既に持っているものであるが、5曲ものボーナストラック付きで
    再発されては買うしかいない。
    しかし、とても残念な事実が判明。
    ボーナストラック5曲のうち、何と3曲は、CDで持っているライブアルバ
    ムからの収録。なので、純粋にボーナスと言えるのはわずか2曲。
    まあ、買ってしまったものはしょうがいない。
    このアルバムは Del-Lords の4枚目にして最後のスタジオアルバム。
    プロデュースは1stアルバム以来の Lou Whiteny に戻り、Scott Kempner
    のソロ作に通じるような、落ち着き感のあるルーツ・ロックに仕上がってい
    る。    
    純粋なボーナストラックの2曲のうち1曲は、サイモン&ガーファンクルの
    名曲、"Sounds Of Silence"。
    これが Del-Lords 流ルーツ・ロックのダイナミックなノリの中で見事に消化
    されている。
    原曲のもつメロディアスさを生かしたカバーと言える。
    もう一曲は、84年のライブ録音ということで、これはデビュー年のライブ。
    初めてのライブ音源である。これは貴重。こんな音源があるなら、ライブ盤
    出してくれえ~!!と叫びたい。
    まあ、この2曲が聴けたことで良しとしたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月19日 (木)

CD聴盤日記(11/19):先週到着物からルーツ系3枚。

今日も先週到着物から。
ルーツ・ロック系3枚です。たまたまですが、全て女性アーティスト。

Kristie Stremel -10 years-
Stremel5  好度:5
 ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 感想:Lou Whitney プロデュース&全面参加のアメリカン・ルーツ・ロックアルバム。
    01年のフルアルバムデビューからプロデュースはずっと Lou Whitney という
    ことで、安心印の女性ロッカー。本作は06年作で3枚目。
    尚、6曲入りのEPは00年に出しているのでこれを含めると4枚目。
    演奏スタイルは、Del-Lords~Eric Ambel~Scott Kempner という都会派のル
        ーツ・ロック。
    ドライブ感タップリの気持ちの良い演奏。勿論、ネジレ感や歪み感など一切無し
    の直球勝負。非常に男臭い演奏である。
    おそらく、Joan Jett や Pretenders などを引き合いに出されることと思う。
    バックには、Lou Whiney のほか、Ron Gremp,Joe Terry,Kelly Brown といっ
    た、なぜか D. Clinton Thompsin を除く Skeletons の面々が参加。
    ルーツ・ロクから、爽やかで横ノリのフォーク・ロックまで、メロディアスな
    楽曲で捨て曲なし。久々に文句なしの満点である。

Kristie Stremel -The Detour Ep-
Stremel2  好度:4
 ジャンル:フォーク・ロック
 

 

 

 

 

 感想:これは00年のデビュー作で6曲入りのEP盤。
    バンド編成ではあるが、感触として弾き語りに近い。
    しかし、力強さは十分に感じられ、穂弱さはゼロで迫力がある。
    でも、やっぱりこのパターンでは5曲程度が限界かな。

Oh Susanna "Short Stories"
51eafv3oppl__sl500_aa240_  好度:3
 ジャンル:フォーク・ロック~ルーツ・ロック
 

 

 

 

 

 

 感想:フルアルバムデビューは01年。このデビュー作は弾き語りタイプで
    退屈そのもの。なので、以降のアルバムには興味は沸かなかったのだ
    が、03年の2ndが出た時に、都内ショップの試聴機に入っていて、
    試しにに聴いてみたら、これがオルタナ・カントリーのりのロッキン
    な内容で実に良かった。結局2ndも購入していた。
    で、今回のこの最新作、2nd路線であることを期待しての購入であっ
    たが、残念ながら、1st路線。バンド編成の曲もあるが、それも弾き
    語りに毛の生えた程度で、お世辞もロッキンとは言えない。
    退屈なアルバムであった。残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月13日 (日)

CD聴盤日記(9/13)その2:CD Baby 購入物ほかキッズ物

今月到着のCD Baby 注文物12枚は今日聴き終わった。
明日からは一昨日到着した Not Lame 物を聴こう!!
そして、ずっと聴かずにとっていたキッズ物2枚。
寝る前に聴くには最高のアルバム。心が落ち着き、良い感じに睡魔に包まれ
ます。

The Western Paradise -Industry
Westernparadise 好度:4
ジャンル:オルタナ・ギター・ロック
 

 

感想:Eric Ambel と Lou Whitney の共同プロデュース!!
   ストレートでパワフルなオルタナ・カントリー、ルーツ・ロックを期待。
   この二人の手に掛かってのハズレはあり得ない。
   出だし、アコースティックギターの静かな音で始まる。良い感じ。
   やがてボーカルと共にエレキギターとベースとドラムがが入る。
   演奏が一気に盛り上がるかと思ったが、一曲目は穏やかなフォーク・ロ
   ック。しかし、二曲目は出だしからエレキギターのリフから始まる。ザ
   ラツキ感のあるギター・サウンドで、Eric Ambel のセカンド・ソロ作
   のような肌触りが感じられる。
   以降も、基本はカントリーやフォークといったルーツ色の感じられない
   ギター・ロック、それもかなり陰がありながら、情熱を感じる演奏。
   ニール・ヤング的なトンガリを感じる演奏である。
   このアルバムでの残念な点。5曲のみのミニアルバムであること。
   10曲以上のフルアルバムを聴きたい!!

The Lucky Jackson Band -This American Day
Luckyjacksonband 好度:4
ジャンル:アメリカン・ロック~ルーツ・ロック
 

 

感想:このCD、販売サイトの紹介で Like Bruce Springsteen,Dave Alvin,
       The Blasters とあり、この3アーティストになぞらえているのであれ
   ば先ず間違いなしと判断して購入したもの。
   結果は、大正解!!
   基本タイプは Bruce Springsteen。サックス、ピアノ、オルガンを導入
   したバンド編成、どこか素朴感のあるスポークンスタイルのボーカル、
   いずれも、Springsteen に実に良くにている。
   時代的には、The River。個人的には一番好きな時代である。
   演奏、アレンジがシンセ導入で派手になった Born In The USA の頃に
   登場した、John Cafatty & The Beaver Brown Band を思い出してしま
   った。
   こちらは、シンセがない分、少し前の The River なのである。
   さて、Dave Alvin,The Blasters の方はどこに行ったのか。
   結局 Blasters,Dave Alvin タイプの登場は無かった。それだけが残念。
   もし、この2アーティストのテイストを感じさせる演奏が加わっていたら
   文句なしの5点であった。

V.A. -Goldmine... The Songs of Buddy Blue
Goldminebuddyblue 好度:4
ジャンル:ルーツ・ロック
 

 

感想:Beat Farmers~Farmers の中心人物、Buddy Blue へのトリビュートア
   ルバム。Buddy Blue は数年前に確か心臓発作で死亡。そのため Farmers
   も活動停止。しかし、今年 Farmers は活動を再開した。
   そのFarmers も参加したトリビュートアルバム。
   Buddy Blue はBeat Farmers 脱退後は数枚ロックアルバムをリリースし
   た後、スィング~ジャズ方向に向かった。
   このトリビュートアルバムは果たしてロック物かスィング物か。
   結果は明確にロック物!!
   Beat Farmers 時代の楽曲を中心にBuddy の地元在籍の無名バンドが群が
   って Buddy の楽曲をロッキンな独自のアレンジで披露している。
   実にご機嫌なトリビュート盤となっている。

はいだしょうこ「みんなで歌う童謡・唱歌」
51fi69ke0l__sl500_aa240_  「NHKおかあさんといっしょ」の先代・歌のおねえさんが歌う童謡、唱歌集。
 今年7月にリリースされた。
 しょうこお姉さんは、神崎ゆう子、茂森あゆみと並んでルックス、歌唱力の両
 方を兼ね備えたお姉さんとして、人気を博し、お姉さんとしての在任期間もこ
 の二人の6年に次ぐ5年の長さだった。6年間やらせても良かったのにと思っ
 たのは多分私だけではないはず。
 しょうこお姉さんのアルバムは昨年一枚リリースされているが、これは童謡で
 はなく、日本のポップスカバー集。
 なので、童謡物はこれが初ということになる。
 どこか幼さの残る声はポップスよりもやはり童謡に良く合う。
 歌唱力は折り紙付きなので、全曲安心してリラックスして聴ける。
 バックの演奏も派手さのないアコースティック感が心地良いもの。
 しょうこお姉さんの綺麗な高域の伸びやかさを堪能できる「朧月夜」「もみじ」
 「夏は来ぬ」「ゆりかごのうた」が特に良い。聴き終わった時には心地良い睡
 魔に包まれてしまった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年8月27日 (木)

CD聴盤日記(8/27):Eric Ambel と Scott Kempner ご紹介

昨日の Del-Lords に引き続き、今日は中心人物二人のソロワークスを紹介。
先ずはEric'Roscoe'Ambel から。

2
上段左:Rosco's Gang
 Del-Lords が未だ解散する雰囲気を出していない88年にリリースされた
 1stソロ。レーベルはバンドと同じ Enigma から。
 ロデオのジャケットデザインからも想像出来るよう、アメリカーナな雰囲
 気濃厚なルーツ・ロックに仕上がっている。
 楽曲もアップテンポな曲が多く、明るくパワフルな演奏で、Eric が本当に
 楽しんで演奏している雰囲気が伝わってくる。
 場末の酒場で飲んだくれ相手に賑やかに演奏しているような場面が浮かん
 でくる。アメリカ版パブ・ロックといったパーティーミュージックである。
 プロデュースは Lou Whitney と自身で担当。
 バンドは Eric Ambel 以外は、Lou Whitney が率いる Skeletons がつとめ
 ている。ゲストには、80年代のUSインディー・ポップシーンを代表する
 Syd Straw,Peter Holsapple,Skid Roper 等が参加。
 Del-Lords では見られなかったカントリーフレイバーがどっさりのポップな
 演奏となっている。
 
上段中:Loud & Lonsome
 2ndソロ作で94年リリース。バンド解散4年後のアルバム。
 レーベルはヨーロッパのインディーでSurvival から。アメリカ本国では、
 一年後に East Side Digital からリリースされた。以降、Eric はこのレー
 ベルを活動の拠点として、このレーベルから Blood Oranges,Go To Blazes,
  Bottle Rockets など、数多くのバンドをプロデュースして世に送り出し、
 オルタナ・カントリーシーンを築いた。自らも、Yayhoos! というバンドを
 Dan Baird(Georgia Satellites),Terry Anderson(Woods)と結成し、レーベ
 ルサンプラーの中に貴重な音源を残している。
 この2ndソロは、Eric のオルタナ・カントリーのプロデューサーとしての
 気質を伺わせるような、歪んで尖がったギターが炸裂。
 敬愛するという Neil Young の尖がったプレイをなぞっているかのようで
 ある。ゲスト陣も、この後の付き合いが深くなる Terry Anderson,
  Dan Baird,Gregg Trooper などが参加している。
 しかし、ほんわかしたカントリー曲もあり、タイトル通り Loud な面と、
 Lonsome な面が同居した、オルタナ・カントリーのスタイルを定義して
 いるのかも知れない。
 オルタナ・カントリー~オルタナ・ルーツ・ロックの先駆的作品である。

上段右:Knucklehead
 ずっとプロデューサー業で多忙を極めていたらしく、ソロ作は大分ご無沙汰
 となっていたが、2004年にようやく3rdがリリース。しかしこれは純粋
 なオリジナルアルバムではなく、ソロ転向後のお蔵入り音源集で一種のベス
 ト盤的な趣となっている。
 レーベルは Lakeside Lounge Records というインディーから。

Eric "Roscoe" Amebl のプロデュース作品や、バンド参加作品は非常に多数で
一気紹介は不可能。いずれここでアップしたい。

次はScott Kempner。
下段左:Tenement Angels
 92年発売の1stソロ作。バンド解散後の2年後にようやくリリースされた。
 ジャケット雰囲気は Del-Lords 最後のアルバムとよく似ている。
 プロデュースは Lou Whitney で、バックは Eric Ambel の1stソロと全く
 同じ、Skeletons で固めている。
 しかし、演奏は、カントリー色のないルーツ・ロック~アメリカン・ロック
 で、Del-Lords のラストアルバムに雰囲気が非常によく似ている。
 決してアダルトではないが、落ち着き感のある大人のルーツ・ロックとなっ
 ており、パーティー~バー・バンドのような陽気さを持ったEric Ambel の
 ソロとは対照的となっている。
 この後、Scott Kempnerは他アーティスト作品へのゲスト参加程度にしか登場
 しない。しかし ベテランロッカー Dion のサポートや、Dictators の再結成
 などを経て、昨年2008年にようやく2ndアルバムをリリースした。

下段中:Saving Grace
 昨年16年振りにリリースされた2ndソロ。
 演奏スタイルは1stソロと基本的に同じ。バックは曲毎に変る。
 しかし、ドラムとベースは、ほぼ一緒。ドラムは Del-Lords 時代からの
 Franc Funaro,ベースは元 Smitherenns の Mike Mesarosで、Dion のサポート
 バンドメンバーとしてもクレジットされていたので、その縁での参加だろう。
 渋みの増したボーカルと落ち着き感のあるルーツ・ロックサウンドで、オルタ
 ナサウンドとは一線を画している。

下段右:Dion'N'Little Kings -Live In A New York-
 Dion のバックに徹したライブアルバムで2001年作。
 ボーカルにDionを起用した Del-Lords という見方も出来そうなほど、
 Del-Lords している。
 Dion のボーカルも非常に味わいがあり、一見ミスマッチな組合せは非常に
 成功していると言える。
 是非スタジオ盤でもリリースしてほしい組合せである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月26日 (水)

CD聴盤日記(8/26):Del-Lords(Eric Ambel在籍バンド)ご紹介

Del-Lords は、70年代のニューヨークパンクバンド、Dictators の
Scott Kempner と、Joan Jett バンドに在籍していた Eric Ambel を中心に
結成され、84年にデビューアルバムをリリース。
Dictators とも Joan Jett とも違った、ロカビリー~ロックンロールを
ベースにしたアメリカン・ルーツ・ロックのバンド。
90年にリリースした5枚目のアルバムを持って解散。
原因は、中心人物の Scott Kempner と Eric Ambel の不仲説が有力。
解散後は、Scott もEric も各々音楽活動は継続しており、ソロアルバムも
オリジナル物は2枚ずつリリースしている。
Scott は、Dictators の再結成や、ベテランロッカー、Dion のサポート
などでも活躍している。
一方 Eric Ambel の方は"Roscoe"をミドル・ネームに入れて、オルタナ・
カントリー界のプロデューサーとして、Steve Earle のようなベテランから
若手の無名バンドまで多数のバンドを手がけているボス的存在となっている。
面白いのは、Scott も Eric も仲違いしているとは言いながら、それぞれの
ソロアルバムのプロデューサーには、Del-Lords のファーストアルバムの
プロデュースを手掛けた Lou Whitney(彼も又、インディー畑のルーツ・
ロック界では大物の名プロデューサー。彼自信も Skeletons,Morrelesとい
ルーツ・ロックバンドのミュージシャンとして活動中。いずれこのブログ
でも紹介したい)を起用している。音楽性が全く違うということでもないし、
Del-Lords のアルバムも次々とCDで再リリースされていることだし、仲
直りをして欲しいものである。
尚、バンドの中心メンバー二人が不仲でバンド解散したが、その後何年も
たったあとで、仲直りをして、タッグを組み直した例は色々ある。
dB's の Peter Holsapple と Chris Stamey は、Holsapple & Stamey
というヂュオ名でアルバムを2枚も出したし、Rockpile の Dave Edmunds
とNick Lowe は一方のアルバムのプロデュースをしたりしている。
Scott と Eric も同じCDで名前を見たいなあ。

今日は Del-lords 編

Photo_2  

上段左:Frontier Days
 デビューアルバム。イギリスの好き物レーベルの Demon から84年に
 リリースされ、アメリカでは Enigma からリリースされた。
 ロカビリーをベースにしたルーツ・ロックで、軽快な演奏を披露。
 パンクやガレージ色はゼロ。ストレートなアメリカン・ロックとなって
 いる。このアルバムは今年初めてCD化された。
 勿論ボーナストラック付きである。
 
上段中:Johnny Comes Marching Home
 86年のセカンド。このアルバムはメジャーのEMI配給となった。
 そのせいか、プロデューサーには Pat Benator の旦那 Neil Geraldo
 が起用された。演奏形態もロカビリー路線は影を潜め、王道のアメリカ
 ン・ロックスタイルとなる。
 ゲストも多数参加。Pat Benator もボーカルで参加している。
 EMIというメジャー物であっただけに、このセカンドはもっと早く
 CD化されることを期待していたが、ファースト同様、今年までCD化
 はされなかった。これ又ボーナストラック付きのでCD化である。

上段右:Based on a True Story
 88年のサード。ここでレーベルはEnigma に戻った。しかし、プロデュ
 ーサーには前作と同じく Neil Geraldo を起用。ゲストも又前作以上に
 参加している。ここでサウンド面に少し変化が現れた。
 ガレージ色が加わり、よりパワフルな方向になった。
 それと同時に、時代を反映してか、シンセ音の人工音が加わるようになった。
 まあ、許容範囲ではあるが、少し危険な雰囲気が漂い出したのは事実。
 このアルバムは発売時点からCDでもリリースされている。
 私CDバカは、今年再発されたこのアルバムをボーナス・トラック目当てに
 購入しています。

下段左:Howlin at the Halloween
 88年のライブ盤。7曲入りのEP盤である。レーベルは Enigma 傘下の
 Restless から。スタジオ盤に遜色のない録音で、演奏もオリジナルバンド
 メンバー4人だけのシンプルな構成で、息もピッタリのバンドアンサンブル
 を披露している。とてもこの次のアルバムを最後に解散するとは思えない。
 残念である。

下段中:Lovers Who Wander
 最後のオリジナルアルバムで90年作。Enigma から。
 メインプロデューサーはメジャー系の Thom Panumzio で、一部、Lou
  Whitney が手掛けている。
 落ち着いたジャケットデザインの雰囲気の通り、全体を静かな雰囲気が覆っ
 ている。ミドル~スローテンポの楽曲が中心となり、演奏もクールな印象
 となり、まあ、もともと泥臭さは薄い方であるが、都会的な雰囲気が漂う
 ルーツ・ロックとなっている。
 今聴き直してみると、Del-Lords はどこかやんちゃな雰囲気があり、これ
 はEric Ambel のソロに通じている。一方 Scott Kempner のソロはどこか
 洗練された雰囲気があり、このDel-Lords の最後のアルバムは Scott
  Kempner 色が濃厚に漂っている。
 この当たりが二人の微妙な音楽性の違いとなって表面化し、解散に至った
 ような気がする。

下段右:Get Tough
 これは99年に発売されたベスト盤。18曲中、2曲はこのベスト盤のみ
 の収録曲。この時点でまだCD化されなかった1st、2ndから9曲収
 録されていたのが嬉しかった。
 Scott Kempner がライナーも寄せているし、Del-Lords 入門盤としては
 最適な一枚と思う。

以上、Del-Lords 編でした。
明日は Scott Kempner と Eric Ambel のソロ編の予定。

| | コメント (0) | トラックバック (0)